ゼビオグループの社長が語る、スポーツビジネスのセミナーに潜入! 詳細にレポートしてみた【学生記者】

山D

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目次
  1. ■スポーツは日本の課題を解決する!?
  2. たくさんの企業があるスポーツ業界……ゼビオグループってどんな存在?
  3. 「クロススポーツマーケティング」っていったいどんな仕事内容?
  4. 普通のバスケとどう違う?ゼビオが運営する 「3人制バスケットボール大会」とは
  5. 就活生も1・2年生も必見! スポーツ業界で働く魅力を社長が語る

こんにちは! 横浜国立大学の山Dです。
先日、スポーツビジネスに関するセミナーに参加してきました。スポーツビジネスの概要から市場、今後の課題に関して、またゼビオグループの具体的な事例など、内容は2時間で盛りだくさん。スポーツビジネスに関心がある学生やスポーツが好きな人には必見の内容ですので、ぜひご覧ください。

プログラムの最初はゼビオグループの3人の社長スピーチがありました。
トップバッターはゼビオ株式会社の加藤智治社長。中学、高校まではラグビーを、大学からはアメリカンフットボールをはじめ、社会人でもアメリカンフットボールをされていたという加藤社長。人生の半分以上も部活をやってきている体育会系の方でした。社会人時代には日本一にも輝いたことがあるのだとか。すごいですね。
そんな加藤社長からは、これからのスポーツ業界についての話がありました。

■スポーツ産業は成長産業

加藤社長の話の中であったのですが、国内のスポーツ産業は、実は成長産業なのです。国家の成長戦略にもスポーツが入っており、スポーツはITや医療などと同様に国家の重要な成長戦略のひとつとして注目されているそうです。2020年の東京オリンピックをはじめ、2019年にはラグビーのワールドカップもあり、世界を巻き込むイベントが目白押しのスポーツ産業は、いま勢いがある産業のひとつなのです。

現在のスポーツ産業は国内では約3兆円ほどだと言われています。これを10年間で15兆円にしていこうという計画があるそうです。「本当にそんなことが可能なのか?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、加藤社長は可能であると述べていました。というのも日本のスポーツ産業にはまだまだ「伸びしろ」があると考えているからです。過去20年間は日本国内のスポーツ産業は低迷していました。過去20年間でアメリカは産業規模が伸びて、いまや50兆円規模に成長しているにも関わらず、日本は20年間で1兆円も減少。この20年間でアメリカとの間に大きな差がついてしまったのです。逆にいうと、日本にはまだ十分伸びしろがあるということでもあります。20年間の低迷を乗り越え、これからの10年間で産業規模を3倍にすることは可能であるとのことでした。

■スポーツは日本の課題を解決する!?

また、スポーツは日本の課題を解決する可能性も大いにあると加藤社長はおっしゃっていました。例えば地域創生の場合。スポーツは愛国心や郷土愛を育むことができるものだと考えられます。多くの方がオリンピックで日の丸を背負った日本の選手を応援したりしますよね。今年で言えばプロ野球の広島カープの熱狂的な応援で、広島の街の中心にあるスタジアムに人が集まり、結果的に地域経済も活性化しています。スポーツを通して各地に眠る郷土愛や愛国心を掘り出すことができるものなのではないでしょうか。スポーツには強いパワーがあり、もっと地域活性化に活かしていこうといけると思っているし、その動きも出てきている。そう加藤社長は話されていました。

また、健康とスポーツも関係が深く、もはやその境目はなくなりつつあります。
日本の問題の一つとして挙げられる少子高齢化社会。お年寄りの医療費負担は、莫大な税金で賄われているのはみなさんもご存知ですよね?
そんな費用を減らすためにも欠かせないのが運動です。歩いたり、泳いだり、運動することで健康を保つことにつながります。高齢者の中でもウオーキングや水泳、健康スポーツが流行っていますよね。

スポーツでは上記にあげた以外にもさまざまな日本の課題を解決する可能性があります。もしかしたらですが、広島カープ応援している男女が意気投合してくっついて結婚するなんてことがあるかもしれないです。そうしたら少子化の対策になるかもしれないですよね。「地域活性や少子高齢化社会への対策にもスポーツはなりうる」と加藤社長は話されていました。

■部活の枠をどう超えられるか

さきほどまでの話にもあったように、スポーツは今後さらに注目されていきますし、可能性のある分野であると加藤社長は話された上で、それを実現するためにも今後重要なことが何点かあるとおっしゃっていました。その中でひとつ大きなポイントになるのが「部活の枠をどう超えられるか」ということです。

勝ち負けを競うのも、もちろんスポーツの大切な要素の一つなのですが、一方でそうではない部分もたくさんあります。ここで言いたいことは、部活という枠組みがスポーツを狭めているのではないかということです。部活からの脱却とは、つまりは勝負を捨てるということであり、勝負に勝つために努力をすることから脱却することなのです。勝ち負けにこだわらないで、前回走ったときよりもタイムが早くなったとか、少し身体が痩せてきたとか、もっと自分自身にベクトルが向いていくと、スポーツの裾野や可能性はもっと広がっていくでしょう。ジョギング等のような部活から離れたスポーツはたくさんあるわけで、それらはものすごく大きな可能性があるし、それをどう取り入れていくかが大事なのだそうです。

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