ゼビオグループの社長が語る、スポーツビジネスのセミナーに潜入! 詳細にレポートしてみた【学生記者】 5ページ目

山D

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目次
  1. ■スポーツは日本の課題を解決する!?
  2. たくさんの企業があるスポーツ業界……ゼビオグループってどんな存在?
  3. 「クロススポーツマーケティング」っていったいどんな仕事内容?
  4. 普通のバスケとどう違う?ゼビオが運営する 「3人制バスケットボール大会」とは
  5. 就活生も1・2年生も必見! スポーツ業界で働く魅力を社長が語る
Q.スポーツ業界で働く魅力・やりがいはなんでしょうか?


加藤社長:
シンプルです。好きなことを仕事にするって本当にシンプルですけど、大事です。若い人や学生さんの場合はこれから40年くらい働く上でとても重要なこと。日々の仕事のモチベーションも高いし、つらいことでもやっていけると思います。大好きなものを仕事にできたら、それほど素晴らしいものはないと思います。

中村社長:
私も加藤社長と似ているんですけど、つまらないものよりは興味があるものを仕事にするほうがいいと思います。何を仕事として選ぶかが大事です。その上ではやはり興味があるもののほうがいいと思いますが、もうひとつ言うのであれば、伸びたり、成長したりする領域のほうが楽しいのかなと思います。スポーツ業界には伸び代がまだまだあると思うし、よいと思っています。さきほど興味のある分野の仕事がよいのではと言いましたが、とはいえ仕事なので好きなことばかりできるわけです。そうしたときにビジネスとしても楽しめるかが大事なのかなと思います。

石田社長:
スポーツ業界全般なのですが、嫌な人が少ないですよね。スポーツ業界は暗い人が少ないです。ゴルフ業界に関して言うと、ゴルフ業界はいけるという手応えを持っているとすごい仕事がやりやすいんですよね。ゴルフ業界でゴルフ業界いけるなと思っているのって多分うちの社員くらいじゃないかな。そういう中で働けていると、とてもいいなと思っています。

Q.どのような人が会社に入ってきてほしいですか?

石田社長:
どういう人でもいいと思うんですよ。私は、この前は中古車を担当するコンサルティング会社にいたんですけど、ゴルフは全くのど素人から始めたんですよね。そこで足りないものやお客様の課題に向き合っていったんです。なので、どんな人が会社にほしいのかと言われると、何かを熱中してやってくれる人かなと。入ったら腹くくって、やりきれる人がいいと思います。

中村社長:
私たちも普通に社会に求められるものを提供していくので、スポーツ業界だから特別というわけではなく、どこも一緒だと思うんですけど、いわゆる、しっかり地に足つけてビジネスパーソンとして仕事をしている人が来てほしいなと思っています。その中でうちは、まだまだ黎明期だと思います。その不確実性の中で、それを楽しめる人、そこをポジティブに捉えていける人だとより魅力に感じるかもしれません。

加藤社長:
体育会の人です。目標設定して、それに向かってがむしゃらに頑張れる人。ときには理不尽なことにも負けない人がいいかなと思います。社会の鍛錬する縮図がスポーツにはあると思うし、そういう理不尽さも知っている人が入ってくれたらいいなと思います。

■参加してみた感想

ここからはスポーツビジネスセミナーに参加した私の感想です。
まず思ったのは、ゼビオ株式会社の加藤社長が話されていた「スポーツ×日本の社会問題」という切り口がおもしろくて興味深いと感じました。私自身、地域活性化は将来的に携わっていきたいと思っているのですが、加藤社長のいうように「スポーツ」は地域への愛着や郷土心を高めてくれるものだと思います。横浜出身の私が、横浜DeNAベイスターズや横浜Fマリノスの大ファンで、箱根駅伝も毎年、神奈川大学を全力で応援していることからもうなずけます。「スポーツ」には地域への愛を呼び起こす力があるというのはとても共感しましたし、地域活性化のアプローチとして有効なのではないかと思います。今後もこの切り口には注目していきたいですね。健康と「スポーツ」というのもまさにそうだと思っていて、少子高齢化社会の日本にとって「スポーツ」は社会課題を解決するポイントになると私は思います。スポーツビジネスの更なる発展に期待ですね!

各企業の事業の話で特に興味深かったのは、クロススポーツマーケティング株式会社の中村社長が説明してくださったプロバスケットボール大会の運営やそのチーム運営の話でした。スポーツ市場の拡大にも貢献している事業なので、リテール業のゼビオグループからすると販促活動にもなるため、損益分岐点を超えればいいと考えているという話がおもしろいと思いましたし、惹き付けられました。大会運営自体は事業でありつつも、たしかに広告的要素も兼ねているというのは間違いなくて、論理的にもアイデア的にもおもしろい事業を展開している会社さんだなと思って、話を聞いていました。加えて、商店街の真ん中やショッピングモール、駅前の広場も試合会場にしてしまうという発想が新しいと思いましたし、効率もよいビジネスだと感じました。観客も確保できるうえに、多くの人にスポーツを見てもらうことになります。しかも普段はスポーツから縁遠い人達にも見てもらえる機会にもなります。そして驚いたのは私のホームグラウンドである横浜の赤レンガ倉庫でも、バスケットボールリーグの試合が開催されていたことということです。セミナーで話を聞くまでは知らなかったので、今度、赤レンガ倉庫に観に行ってみようと思います。事業展開のロジックを含めて話の一つひとつがとても興味深い内容でした。

また、株式会社ゴルフパートナーの石田社長の話も強く印象に残っています。ゴルフ市場に関してはテレビで松山くんや石川遼くんの活躍をニュースで観たり、一度友人と近所の打ちっぱなしに行ったくらいで、ほとんどゴルフのことを知らなかったのですが、話を聞いてとても奥深いものがあるなと思いました。ゴルフ市場が縮小していく中でも成長を続けていくゴルフパートナーは本当にすごいと思いますし、それは石田社長もおっしゃっていたように、新しい血が大事なのだと思います。ゴルフに関しては素人同然の状態で社長になった石田社長だからこそ、ゴルフ業界の常識にとらわれず、どんどん新しいことにチャレンジしたり、事業を展開することができたのだと思っています。だからこそ、これから入るであろう新しい血を持った人たちは、仕事としてもおもしろいところで勝負していけるんじゃないのかなと思いました。

最後に、質疑応答の中で、出ていた「どんな人に会社にはいってきてほしいのか」という話題で、体育会系の話が出ていたのが、とても印象深く、(自称)体育会系の人間としては、まさにそうだなと思って聞いていました。スポーツ業界は嫌な人が少ないというのは偏見かもしれませんが、私もそのように思います。スポーツをやっていた人ってやっぱりどこか明るくて暗い人は少ないなと思いますし、根性もあります。学生団体などで一緒に仕事をしていても体育会出身の学生との仕事はとても心地よかった記憶があります。踏ん張れる根性や理不尽を知っていることはやはり大事なのかなと思っていました。
スポーツビジネスセミナーに参加しての私の感想は以上になります。

いかがでしたか?
スポーツビジネスというと、セミナーに参加するまでは正直あまりイメージが湧いていなかったのですが、セミナーに参加してみてスポーツビジネスやスポーツビジネスのキャリア形成について理解を深めることができました。オリンピックも開催されますし、国家の成長戦略にも入っている「スポーツ」は今後、さらに注目していくべき領域なのではないでしょうか。この記事を読んでくださり、興味が湧いた方はスポーツビジネスについてさらに調べてみるといいかもしれないですね。

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