ゼビオグループの社長が語る、スポーツビジネスのセミナーに潜入! 詳細にレポートしてみた【学生記者】 4ページ目

山D

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目次
  1. ■スポーツは日本の課題を解決する!?
  2. たくさんの企業があるスポーツ業界……ゼビオグループってどんな存在?
  3. 「クロススポーツマーケティング」っていったいどんな仕事内容?
  4. 普通のバスケとどう違う?ゼビオが運営する 「3人制バスケットボール大会」とは
  5. 就活生も1・2年生も必見! スポーツ業界で働く魅力を社長が語る
■3人制バスケットボール大会の運営


もちろん日本バスケットボール協会とも連携していますが、ゼビオクロスマーケティングでは3人制のバスケットボールの大会などの運営などもやっています。2014年から運営しているのですが、すでに12チームもあるそうです。もしかしたら、みなさんの地元にもチームがあるかもしれないですね。このバスケットボール大会運営の特徴は、インフラ整備にお金がほとんどかからないこと。試合会場はスタジアムやアリーナではなくて、すでに社会にある都市インフラでやるんです。例えば立川のららぽーとだとか、岡山のショッピングモールだとか。こういった施設は見方によっては実は2階3階のアリーナでもあり、空調あり、電源設備あり、お客さんがいるので、試合会場としては最高だそうです。商店街の真ん中がプロバスケの試合会場に変わるなんてこともあるのだとか長崎の駅を出てすぐのところでも、開催したこともあります。何も用意しなくてもできるのが魅力なのだとか。他にも横浜赤レンガ倉庫や東京の六本木ヒルズ、お台場などでも試合をやったりしています。スタジアムやアリーナだとそもそも場所がわからないという人もいるかもしれませんが、六本木ヒルズだったら説明せずともわかりますよね。しかも、もし六本木に箱を作るとしたら何億円かかるかわかりませんが、このような形式にすることで、低コストで実現できるのです。

また、中村社長のお話では、プロスポーツチームを低コストで運営できるようにしていく中で、プロチーム運営のリスク分散を進めていって産業構造を変えたいとのことでした。この体制だと、だいたいBリーグの100分の1で運営ができるようで、1個のチームを6億円で作るのと600万のチームを100個作るのであれば同じことなので、ゼビオとしては、この運営形態で、たくさんプロチームを作って、より参加者が増え裾野を広げていくことが狙いのひとつのようです。

3人目の社長スピーチは株式会社ゴルフパートナー代表取締役社長石田純也社長のお話でした。

■株式会社ゴルフパートナーとは

前の社長2名のスピーチが長かったようで、石田社長の持ち時間が短くなってしまったなどとユーモアを交えながら説明してくださりました。ゴルフパートナーは現在、全国に300店舗くらいあります。店舗を見たことがある人もいるのではないでしょうか。創業は17年で、そのうち14年間も石田社長が社長をやられているようです。

■社長は当時、ほとんどゴルフど素人状態で就任

ゴルフをほとんど知らない素人状態から社長をやってきたという石田社長。ゴルフパートナーは結論から言うと成長している会社で収益も安定しています。一方で、会社としては成長している中で、ゴルフ業界はというと、ゴルフ人口は半分くらい減少していて、ゴルフマーケット自体は3割減4割減なのだとか。

石田社長いわく、実は人材に関してはあまり困っていないそうですが、新しい種類の人材がほしいともおっしゃっていました。石田社長自身、最初はゴルフのど素人でしたが、いまはゴルフ業界に長く関わってきたので、そうではない新しい人たちに入ってもらいたいとの思いがあるようです。ゴルフパートナーは創業以来、ゴルフ業界やスポーツ業界の少しおかしいところを修正しながら成長してきた会社です。だからこそ、新しい血がほしいのだそう。

最近は通販番組でゴルフクラブを売るなど新しい取り組みも始めており、ゴルフクラブは海外展開もしやすく海外でも現地でももっと展開できるようにしていきたいと力を込めて説明されていました。

■ゴルフクラブのビジネスって

ゴルフクラブを売っているお店には、当然ゴルフをプレイする人しか行きません。総合的なスポーツ店のようにシューズを買ったり、ジャージを買ったりとかもなかなかないのです。それでもゴルフマーケットは売り上げが大きいと言われています。
例えば、野球のバットを14本持っている人はいないですよね。でも、ゴルフをプレイするには14本買う必要があります。だから自然と客単価が高くなるのです。また、お客様は主にゴルフのプレイヤーの方ですが、この人たちは頻繁に店舗に来ます。同じ店に、同じ人が頻繁に何度も来ます。毎日来る人もいるそうです。客単価が高く、かつ高単価なのでビジネスとして成り立っているのですね。
また、中古のゴルフクラブの取り扱いも実はかなり難しくて、毎年のようにモデルチェンジがあるものを価格を上手に調整しながら売っていく必要があるそうです。店舗によっては大量に在庫を抱えてしまう場合も……。しかし、それでもゴルフパートナーには売れないクラブはゴルフクラブにはないと石田社長は言い切ります。ゴルフパートナーは売り切る力があるからと。お客様がほしがる価格をITなどを駆使しながらアジャストして販売しているそうです。

続いて3社長への質疑応答が行われましたので、数多くの質問の中から学生向けのものをピックアップしてみました!

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