変わりたいのに変われない学生へのヒント! 人見知りだった僕が『嫌われる勇気』を読んで学んだこと【学生記者】
2年前、地元を離れて新しい場所で始まった僕の大学生活。知っている人が一人もいない状況で、人見知りがゆえに自ら友達を作ろうとする勇気もなく、しばらく自分の殻に閉じこもっていました。そんなときに出会ったのが、アドラー心理学について書かれた書籍、『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(以下、「嫌われる勇気」)。タイトルだけ見ると、「嫌われても折れないメンタルをつける方法」だとか「憎まれっ子世にはばかる的な教え」のようなことが書かれた本だと思うかもしれませんが、そうではないんです。今回は、生き方、人間関係、そして幸福について書かれたこの書籍の内容で、僕が特に印象に残った言葉をご紹介したいと思います。
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「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」(引用:本著P71より)
これが、アドラー心理学の根底に流れる概念でした。人は自分が意味付けした主観的な世界を生きている。逆を言えば、自分の考え方次第で目の前の世界はどうにでもなるということ。だからこそ、人は変われる。この本は、そういった考え方を示してくれました。
◆変わりたいのに、変われないのはなぜか
「現状を変える先には不安がある。それなら、変わらないほうが楽だ。そうして、変わらないための言い訳を自ら作り上げ、変わらないという選択をするのだ。」
今の自分が嫌いで、違う自分に変わりたいという気持ちを持っている学生も少なからずいるのではないでしょうか。変わりたい。そう思っても、なかなか変われない。僕もずっとそういう状態でした。なぜずっと変われなかったのか。本著を読んでわかったこと、それは、自分は弱くて、変わる「勇気」を持つことができていなかったのだと、そのとき初めて知りました。
◆まとめ
タイトルの「嫌われる勇気」とは、「他人から自由になること」だと自分は解釈しました。大学生になると、ある程度自由な時間ができていろいろ な経験をしていくと思います。この今という時間を最大限有意義に過ごすためにも、自分のやりたいことをする、自分のなりたいものになる第一歩として、まずは自分自身から見つめてみるのがおすすめ。この本にはそのためのたくさんの教えが詰まっているので、人生にモヤモヤしている学生はぜひ一読あれ!
●嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
http://book.diamond.ne.jp/kirawareruyuki/
文・ くま