ニュータイプ編集長に聞いた! 2016年春アニメの注目作は?
今年も春アニメのシーズンがやってまいりました。例年よりも粒ぞろいのシーズンではないのか? と前評判も高い春アニメのラインアップとなっています。『月刊Newtype(ニュータイプ)』の水野編集長に春アニメの注目作について聞きました!
アニメ情報誌『月刊Newtype(ニュータイプ)』(株式会社KADOKAWA刊)の編集長・水野寛さん、同誌編集者・黒瀬真也さんのお二人にお話を伺いました。
――2016年春アニメのシーズンになりまして、今シーズンは特に充実しているという話があるのですがいかがでしょうか?
水野編集長 そうですね、なぜこんなに各社かぶっているんだという感じで……豊作な感じです(笑)。例えば、『キズナイーバー』は『TRIGGER』がアニメーション制作を担当する期待の新作ですし、柳広司先生原作の人気小説のアニメ化作品『ジョーカー・ゲーム』、シリーズものでも『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』、『美少女戦士セーラームーン Crystal 第3期』、かと思えば『マクロスΔ(デルタ)』があるという具合です。
――豊作なシーズンですね。水野編集長が注目されている作品を3本挙げるとすればどんなタイトルでしょうか?
水野編集長 正直選ぶのが難しいですが……、
・『文豪ストレイドッグス』
・『キズナイーバー』
・『甲鉄城のカバネリ』
を挙げましょうか。『文豪ストレイドッグス』は、文豪たちが異能者となって戦うという設定が個性的で、面白いですね。例えば、主人公・中島敦(『山月記』を描いた文豪名をもつキャラクタ)はトラになる能力者だったりします。原作漫画も人気ですしボンズ制作ということで面白いアニメになると思います。
『キズナイーバー』は、先ほども触れたとおり『キルラキル』を手掛けた『TRIGGER』の新作ですから期待している人も多いでしょう。脚本が岡田麿里さんですし、きっと視聴者を楽しませてくれる作品になるのではないでしょうか。
『甲鉄城のカバネリ』は、『進撃の巨人』を手掛けた『WIT STUDIO』と荒木監督がアニメーション制作を担当するオリジナル作品です。ハイクオリティーな映像が期待できますし、楽しみですね。
●『文豪ストレイドッグス』
原作:朝霧カフカ/漫画・春河35
監督:五十嵐卓哉
シリーズ構成・脚本:榎戸洋司
キャラクターデザイン:新井伸浩
総作画監督:新井伸浩/菅野宏紀
声優:上村祐翔/宮野真守/細谷佳正/神谷浩史/豊永利行/花倉洸幸 他
●『キズナイーバー』
原作:TRIGGER/岡田麿里
監督:小林寛
シリーズ構成・脚本:岡田麿里
キャラクター原案:三輪士郎
キャラクターデザイン:米山舞
声優:梶裕貴/寺崎裕香/島崎信長/久野美咲/山村響 他
●『甲鉄城のカバネリ』
監督:荒木哲郎
助監督:田中洋之
シリーズ構成:大河内一楼
脚本:大河内一楼/瀬古浩司
キャラクター原案:美樹本晴彦
アニメーションキャラクターデザイン:江原康之
総作画監督:江原康之/丸藤広貴/浅野恭司
声優:畠中祐/千本木彩花/内田真礼/増田俊樹/梶裕貴 他