2年間で2,100杯! 日本一ラーメンを食べている大学生に全国のおすすめラーメン屋さんとは!?
「日本一ラーメンを食べる大学生」というフレーズを掲げている大学生がいるのをご存じでしょうか? それが慶應義塾大学の商学部4年・松本直樹さんです。『全国ラーメン軍団』の代表でもある松本さんに、なぜラーメンの食べ歩きをするよになったのか、どれだけ食べてきたのかなど、お話を伺いました!
■3カ月でグルメサイトのランキングTOP100を全店制覇!
――「日本一ラーメンを食べる大学生」ということですが、これまでに何杯のラーメンを食べたのでしょうか?
松本さん 2013年の10月にスタートして、2年で2,100杯のラーメンを食べました。開始が遅かったのでまだそこまでは多くないですね。
――2,100杯!? なぜこの活動をしようと思ったのでしょうか?
松本さん 最初はサークル活動の企画でした。当時、探検部に所属しており、先輩たちがレベルの高い活動をしていました。なので自分も何かしようと思い、グルメパートでの食べ歩きを思いつき、実行しました。また、そのタイミングでゼミをやめて時間ができたことも、一つの要因ですね。
――元からラーメンが好きだったのですか?
松本さん 下宿の近くにラーメン屋があったので、週に3回くらいのペースで食べていました。ですので、普通の学生よりもやや好き、といった程度でしょう。ただ、ラーメンの食べ歩きを始めてからは、3カ月でグルメサイトのランキングTOP100店を全て回りました。
――3カ月で100店舗というのもすごいですね……。その後は全国のラーメン店を回っているのですか?
松本さん はい、47都道府県全てを周り、気になるラーメン店を訪れています。先日も沖縄県へ遠征に行ったところです。
■関西に気になるお店が多し!!
――ラーメンの種類では、どんな種類が好みですか?
松本さん やはり煮干しと鶏がらのスープの、シンプルな中華そばですね。
――松本さんが食べた中で、印象に残っているラーメン店はどこですか?
松本さん 個人的にはまず兵庫県の『和心(なごみ)』ですね。煮干しとたまりじょうゆを使ったもので、非常にクオリティーが高くいいなと思ったお店です。また、同じく兵庫県の『縁(えにし)』も鶏白湯と担々のまぜそばなんですが、特に麺がおいしく印象的なお店です。
――関西に注目店が多いのですね。
松本さん また、同じ関西ですが、奈良県の『まりお流らーめん』というお店も印象的でした。このお店はとにかく「こってり」の濃いラーメンが食べられます。3番目に濃いメニューでも、スープの30%が固体です。それだけ濃いけどおいしいというラーメンです。
――例えば、都内だとどこが印象的でしたか?
松本さん 都内だと板橋区にある『伊吹』ですね。ここも煮干しのラーメンが有名でおいしいです。
■将来はラーメン店をオープン予定!
――全国のラーメン店を回っていますが、まだ行きたいお店は残っていますか?
松本さん そうですね……100店舗くらい残っています。ただ、その気になれば、そんなに時間をかけずに回れるでしょう。
――100店舗くらい軽い、という感じですね。今後の展望はありますか?
松本さん 「おいしいラーメンを作ること」が目標ですね。ラーメン店をしながら日本一の味を追求していきたいと思っています。
――ということは、卒業後はやはりラーメン店を出されるのでしょうか?
松本さん もうそのつもりで動いています。すでに立地や価格設定なども想定していますよ。ラーメンの食べ歩きの活動の中で、ラーメン店の店主やラーメンの評論家などさまざまな人と知り合うことができましたので、その人脈を生かし、卒業から2年後のオープンをめどにしています。
――2年後というとあっという間ですね。どんなラーメンが出来上がるのか、楽しみにしています!
ただ食べ歩くだけでなく、しっかりとしたリサーチを重ねられている松本さん。2年で2,100杯という量だけでなく、そのリサーチの部分も興味深いものでした。もしかしたら2年後、一世を風靡(ふうび)するようなラーメンが松本さんの手から生み出されるかもしれませんね!