部下の片思いはタブーなの? 社内恋愛での暗黙のマナー5つ
会社での出会いがきっかけでお付き合いがスタートするカップルは多いですが、社内恋愛していることを公表して付き合うケースは少数にとどまります。会社は仕事をするための場であり、恋愛するにもマナーが必要です。特に部下の片思い状態から恋愛関係に発展させたいのなら、上司に余計な気づかいを指せるわけにはいきません。仕事とプライベートを混同して余計なトラブルを招かないためにも社内恋愛のマナーを守りましょう。
■仕事と恋愛を区別する
社内恋愛をするうえで絶対に守らなければならないルールの一つが「仕事とプライベートを混同しない」というものです。会社は仕事をする場であり、恋愛をするための場所ではありません。出来る上司に部下が片思いして恋愛感情が生まれてしまうのは仕方のない事かもしれませんが、だからといって仕事と恋愛を混同してしまえば職場全体の風紀にも影響してしまいます。思いが強いからこそ仕事時間には態度に表わさ無いのが社会人として最低限のマナーです。恋愛を実らせたいのならアプローチは休憩時間や終業後など仕事時間に行うのが鉄則です。
■仕事はきちんとやる
社内恋愛はただでさえだらしなく見られてしまいがちです。恋愛にかまけて仕事をおろそかにしているようでは、もし上司に片思いしていることが周囲にばれてしまった時に立場を無くしてしまいます。上司の側も部下との関係性に問題のある人物と認識されてしまいかねません。ひそかな片思いのはずが相手に迷惑をかけてしまっては大問題です。周囲の信頼を得るためにも仕事は人並み以上にきちんとこなし、仕事と恋愛の両立を目指しましょう。日ごろから仕事をきちんと仕上げて信頼を積み上げておけば、仮に社内恋愛が公になったとしても周囲の皆から応援してもらえるでしょう。
■嫉妬しない
職場で仕事をしていれば、片思いをしている上司が他の社員と親しげにしている場面を目にすることがあるでしょう。憧れの人が自分以外の人と親しくしている姿を見れば嫉妬心がむくむくと湧いてきてしまうものですが、社内恋愛で嫉妬は禁物です。仕事場で接している以上どんなに親しげでもビジネス上の付き合いであることは明らかです。恋する目で見れば親しげに見えたとしても、実際には単なる上司と部下の関係にすぎないことがほとんどです。嫉妬で目を曇らせた挙句にひとこと言おうと相手に突撃してしまったら大きなトラブルになることは明白です。相手を信頼して嫉妬の心は自制してください。
■周囲の目に注意
どの会社にもうわさ好きの一人や二人はいるものです。周囲にばれないようにひそかに社内恋愛をしていたつもりがいつの間にかばれてしまった、ということは珍しくありません。特に部下が一方的に片思いをしている場合、相手に告白する前にうわさ好きの人に気持ちがばれてしまったら根も葉もないうわさをばらまかれた挙句に相手の耳に片思いの事実が入ってしまうかもしれません。恋愛中は周囲の目に対する注意がおろそかになりがちですが、会社内ではどこでだれが見ているかわかりません。決して油断せず、会社の中でも外でも周囲の目に注意を払ってください。
■仕事に口を出さない
仕事と恋愛は別、とはいってもきっちり線引きするのは意外と難しいものです。特に上司に片思いしているようなケースでは、できる部下と思われたいあまりついつい上司の仕事に口出ししてしまいがちです。仕事に口を出されて交換を抱く人はほとんどいません。その口出しが有益なものか無益なものかは関係なく、何か口をはさんだ時点で印象は下がってしまいます。恋愛感情をはぐくんで信頼を築いたカップルでも、仕事の話に口出しするのはマナー違反です。仕事の場に恋愛を持ち込むのは大きな問題ですが、恋愛の場に仕事を持ち込むことも慎むべき行為です。
社内恋愛はちょっとしたきっかけで関係が壊れやすいものです。特に部下から上司への片思いともなれば、些細なきっかけであっけなく壊れてしまいかねません。社会人として節度とマナーを意識し、周囲への配慮を忘れないことが恋愛成就の秘訣です。