仕事をしながらもいい夫婦でいたい! 夫婦生活と仕事のバランスをとるポイント
現代人を取り巻くなにかとせわしない毎日。あまりに忙しくて、夫婦のプライベートな時間を割く余裕もなかなかありません。そんななかでもうまく仕事と家庭を両立させている人っていますよね。要領よくバランスを取るためのポイントを5つ、ご紹介します。
■相手を立てる
恋人どうしでも言えることですが、結婚して夫婦ともなると、お互いの存在が当たり前すぎるようになり思いやりの気持ちが日を追うごとに減っていってしまいます。すると、相手のことを大切に思っていたとしても伝わらず、不満がちょっとずつ生じてきます。そこで、どんなに忙しくても殺伐とした空気を出さず、相手を立てる言葉や行動を忘れないようにしてみましょう。自分が忙しいときは、相手だって同じかもしれません。家事を担当してくれる奥さまへの感謝の言葉や、仕事から帰ってきたご主人への「お疲れさま」の一言。自分だけが大変だと思いがちな気持ちを捨てて、相手を立てる配慮を忘れないようにしたいものです。
■節目を利用する
誕生日やバレンタインデーなどの特別な記念日を毎月一回程度のペースで設けると、節目となって気持ちが引き締まるのでおすすめです。二人のための記念日ですから、交互にお互いの趣味を取り入れたデートコースを選ぶなどして、二人とも楽しめる日にできると良いですね。一般に特別な日として扱われる日だけでなく、例えば3月であれば、ひな祭りやホワイトデー、春分の日など、他にも節目となる日はたくさんあります。お互いの休日が合わないときは二人だけの特別な日を作って楽しめるようにすると良いでしょう。節目の日に向けて、オシャレしたりする楽しみも増えて張り合いが出ます。
■完璧主義をただちにやめる
要領が悪い人は、何もズボラなわけでも努力が足りないわけでもありません。むしろ、完璧にやろうとする生真面目な人が多いのです。完璧な料理を目指したり、チリひとつない部屋を目指して掃除したりすると、当然時間はどれだけあっても足りません。そこで、完璧にやりたいという気持ちをグっとこらえて、全てを中途半端に要領良く済ませることにフォーカスしましょう。料理で言えば、常備菜を利用したり、作り置きや冷凍保存などを駆使する。掃除は掃除機をかけるのは休日のみにして、毎日のお掃除はフローリングワイパーで30分程度で済ませてしまう。洗濯ものも、毎日少しずつやるよりもまとめて行なう方が効率的です。適度に力を抜いて、完璧にやろうとする気持ちをなくすことが、忙しい日々を楽しむための近道です。
■なんでも自分でやろうとしない
そのタスクは自分にしか遂行できないという考えを捨て去りましょう。買い物は宅配便を利用しても良いし、お掃除や洗濯は家族に協力してもらえば良いのです。タオルなどの簡単なものはお子さんがたたむ担当にするなどして、家事を分散していくことが大切です。また、抵抗感があるかもしれませんが、クリーニングをうまく利用したり、月に一度くらいは掃除のプロにキッチンやお風呂場などのクリーニングを依頼するのもおすすめです。ひと任せにすることに罪悪感を感じて、自分ですべてをやろうとすると、心身ともに悲鳴を上げてしまいます。
■イライラしない工夫
仕事と家庭のバランスを取るために肝心なことは、イライラしないことです。両立させたいという気持ちばかりが先走り、ストレスが溜ってしまっては、結局、夫婦の時間が捻出できたとしても楽しめません。常に、明るい気持ちで、欲張らず、落ち込まず、考えすぎず、すべてを楽しみながらこなしていくことが大切。そのために必要なものにはちょっとだけ投資しましょう。例えば、自分の好きな香りを用意しておいて、お掃除道具入れのスペースにひと工夫する。あるいは、コーヒーが好きならば少し贅沢なコーヒー豆を用意して、お掃除のあとにはご褒美として一服する。そうやって、うまく自分を甘やかしてあげられるようになれば、仕事と家庭をうまく両立させられます。
人生で与えられている時間は限られています。その時間を効率的に過ごすことは、ひいては自分を大切にすることとつながります。仕事と家庭のバランスがうまくとれるようになれば、その他の面でも偏りなくストレスの少ない生活を送れるようになるはずです。大切なことは、思いやりをもって、抱え込まず、明るく過ごすこと。他者に対しても自分に対しても同じように、完璧を求めず柔軟に接するように努めてみましょう。