「ヒューガルデン」「オルヴァル」熱狂的なファンも多い!? 魅力たっぷりのオススメのベルギービール10選
「ビール」といえば、ドイツを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし隣国のベルギーも世界最高クラスのビール大国だったりします。国内には120カ所以上の蒸留所があり、800近い銘柄が存在するそうです。今回は、そんな数多くあるベルギービールの中からオススメを紹介します。
■やや強めの甘みと酸味が特徴のベルギービールたち
●「シメイ・ルージュ」
まずはベルギーを代表するビールの一つ、「シメイ・ルージュ」です。レッドという愛称で呼ばれているシメイ・ルージュは、カシスのような風味とほんのりとした甘さ、そしてスパイシーさを感じる一本。まろやかでフルーティな味わいはまるでワインのようです。女性でも飲みやすくオススメです。
●「オルヴァル」
オルヴァルという修道院で造られているベルギービールです。この修道院では2種類のビールが醸造されていますが、一般に流通しているのはこの1種類のみ。こだわりを感じます。フルーティな風味と、ガツンとくる強い苦味が特徴。高名なビール評論家が最高クラスの評価をしたビールとしても有名です。
●「ロシュフォール8」
サン・レミ修道院で醸造されているビール。日本のビールにはない、チョコレートのようなまろやかな甘い香りが特徴で、味も甘味と苦味のバランスが絶妙です。ゴクゴクと飲むのではなく、ウイスキーやブランデーのようにゆっくりと味わいたい一本。ビールの常識が覆されるはずです。
●「レフブロンド」
修道院で造られていたレシピを基に、醸造会社が製造しているのが「アビイ・ビール」という種類のビール。中でも人気が高いのがこの「レフブロンド」です。見た目は日本のビールのような黄金色。一口飲むと甘い香りと深いコクのある苦味、そして爽やかな甘味が広がります。そこまで濃厚ではないので、飲みやすいビールといえるでしょう。
●「ヒューガルデン・ホワイト」
ベルギーのみならず、世界中で人気なのが「ヒューガルデン・ホワイト」です。ジュースのような淡い黄色の見た目そのままの「爽快さ」が特徴で、フルーティな香りと爽やかな苦味を楽しむことができます。ゴクゴク飲めるので、気温が高くなるこれからの季節にぴったりの一本です。
●「ミスティック・ホワイト」
こちらも人気が高い「ミスティック・ホワイト」。先の「ヒューガルデン・ホワイト」と同じ「ホワイトビ-ル」という種類に分類されています。爽やかなオレンジの風味が特徴で、酸味も柔らかいためとにかく飲みやすいです。これもしっかり冷やして夏に飲むと最高です。
●「デリリウム・トレメンス」
パッケージに描かれたピンク色の象が有名なベルギービールが「デリリウム・トレメンス」です。エールと呼ばれるビールの一種で、柔らかな甘みと酸味を感じることができます。飲みやすく、フルーティなので女性にも人気です。ちなみにパッケージのピンクの象は「ビールを飲み過ぎると見える」のだそうです(笑)。
●「ローデンバッハ・クラシック」
ベルギービールの中でも有名なのが「レッドビール」と呼ばれる赤褐色のビールです。その中でも代表的なのが「ローデンバッハ・クラシック」です。鮮やかな赤色の見た目そのままのフルーティな風味と爽やかな酸味が特徴。深いコクもありますが、酸味のおかげで、飲みやすく感じます。
●「ティママン グース」
ブリュッセル近郊でのみ醸造される、「ランビック」という種類のビール。自然発酵させているため強い酸味が特徴です。また、酸味だけでなく甘味も強めなので、まるで「フルーツジュース」のような味わいです。ビールだけどビールでないような、そんな変わったビール。ランビックの入門にぴったりです。
●「ベルビュークリーク」
ベルギービールの中でも有名なのが、ビールにフルーツを漬けた「フルーツビール」。特に「チェリー」を漬けたチェリービールは数多くの種類があります。この「ベルビュークリーク」はランビックにチェリーを加えたもの。美しい赤色をしており、ビールとは思えない甘酸っぱい味が特徴。とにかく飲みやすいので女性にオススメです。
入門的なものから、食前酒としても使えるフルーティなもの、また強いコクを感じるものまでオススメのベルギービールを10銘柄紹介しました。全体的に甘みと酸味が強めなのがベルギービールの特徴です。女性が好む味わいのものも多いので、ぜひお試しください!
(中田ボンベ@dcp)