販売管理費にはどんな費用が含まれる? 取り扱い項目を解説

2020/09/17

お金の知識

販売管理費とは、決算書という企業の経営成績や財務状態を表す書類のうち、「損益計算書」で使われる言葉です。商品の仕入れや製品の製造に直接かかるものを除いて、そのほかのさまざまな費用が、この販売管理費には含まれます。では、実際にはどのような費用が当てはまるのでしょうか。

【監修協力:資格の大原(社会人講座)

販売管理費 取り扱い項目

販売管理費に含まれる費用について

販売管理費に含まれる費用とは、商品の仕入れや製品の製造に直接かかる費用以外の、商品または製品を売るためにかかった費用や企業全体の管理活動にかかった費用が該当します。
具体的には、以下のものです。

  • 広告宣伝費:会社や商品、製品、サービスを宣伝するのにかかった費用や、セミナー開催費用など
  • 接待交際費:取引先を接待するときにかかった費用
  • 旅費交通費:出張の際にかかった交通費や宿泊費
  • 賃借料:オフィス・テナントなどの賃借料
  • 通信費:インターネット回線の使用料・切手代金・ファックス代金など
  • 水道光熱費:水道代・電気代・ガス代など

最もわかりやすいのは、広告宣伝費でしょう。製品を作っても、できるだけ多くの人に知ってもらわなければ購入につながりません。製品を作るために直接かかる費用ではないものの、製品を売るために使った費用になりますので、販売管理費に含まれます。

他にも、取引先の接待に使った費用は「接待交際費」、商品、製品の売り込みのため出張した際の交通費や宿泊費は「旅費交通費」として計上します。

また、オフィスの家賃などは「賃借料」、メールのやり取りを行うインターネット回線や書類のやり取りをするための切手代金は「通信費」となります。オフィスでの水道代、電気代、ガス代は「水道光熱費」となります。

人件費の取り扱いについて

ここで注意したいのが人件費、つまり社員に対する給与はどこに分類されるかという点です。大まかに分類すると、以下の2つに分けて計上します。

  • 工場での製造など、直接製品を作っている従業員の給与→製造費用(売上原価に含む)
  • 営業や販売、経理など直接製品を作っていないが、製品を売るために関与している従業員の給与→販売管理費に含む

売上原価と販売管理費を分けるときのルールと同じで、人件費も「製品を作るために直接関わったかどうか」で分類します。製品を作っている従業員の給与は「製造費用」のうち「労務費」に分類されますので、「売上原価」の中に含めます。

一方、製品について営業や販売を行う人は製品を直接作ってはいないので、売上原価には含みません。そのため、「販売管理費」に含める、という分け方をするのです。

まとめ

販売管理費には、広告宣伝費のほか、接待交際費や旅費交通費など、製品を売るためなどにかかった費用であり、製品を作るのに直接関わらない費用を計上します。人件費も同じルールで分類されますので、注意しましょう。

(学生の窓口編集部)

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