売上に占める原価の割合を知ることは、どのような業種においても会社を運営していく上では必要不可欠です。数値の羅列だけでは捉えきれない売上原価の傾向や変動は、グラフにすることで「見える化」できます。
【監修協力:資格の大原(社会人講座)】
「売上原価」とは、売れた商品・サービスの仕入・製造にかかった費用(外注費や人件費を含む)を指します。また、「原価率」は、売上に対して売上原価が占める割合のことです。通常、原価率が低ければ低いほど、利益が出ていることを意味します。
※ただし、売上原価とはあくまで売れた商品にかかった費用で、売れ残った商品の原価は含まれません。そのため、売れ残りを多く抱えている場合には、いくら原価率が低くとも将来、損失を生み出す可能性があるので、この点は注意が必要です。
売上原価や原価率を分析し、その変動を調べる際には、数値をグラフ化することでわかりやすくなります。
売上と売上原価、原価率の関係を表すグラフをExcelで作成してみましょう。
1月から6月までの半年間のデータを使い、売上と売上原価を棒グラフで、原価率を折れ線グラフで表す2軸グラフを作る方法を解説します。
【1】はじめに、グラフの元になる表を作ります。ポイントは、折れ線グラフで表したい原価率の数値を表の一番右に配置することです。
【2】作成した表全体を選択し、Excelメニュー「挿入」→「複合グラフの挿入」アイコンを選択します。
【3】「集合縦棒 - 第2軸の折れ線」を選択します。
【4】売上と原価が棒グラフで、原価率が折れ線グラフで表現されたグラフが作成されました。
グラフ化することで、その月々の売上と原価のバランスによって、原価率がどのように変動しているかが一目でわかります。
【5】必要に応じて、グラフにタイトルをつけたり、凡例の位置を変更するなど、より見やすいグラフになるように調整してみましょう。凡例の位置は、凡例を選択して右クリック→「凡例の書式設定」→「凡例のオプション」内の「凡例の位置」を選択することで変更できます。
売上原価をExcelでグラフ化する方法を解説しました。より少ないコストで効率よく利益を生み出していくためにも、売上原価の分析は非常に重要です。グラフ化することで、長期的な原価率の変化の管理にも役立つので、ぜひ活用してみましょう。
(学生の窓口編集部)
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