Excelを利用する際、書体、文字サイズ、罫線などを、同じ設定で使い続ける場合には、設定を固定しておくと便利です。設定を固定することで、作業の効率化を図ることができます。
今回は、Excel入力時の書体、文字サイズ、罫線などを固定する方法を紹介します。
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(1)Excelの書体とサイズについては、初期設定時には書体(フォント)が「游ゴシック」、フォントサイズが「11」と設定されています。
先ずは、書体を「MSPゴシック」、フォントサイズ「12」に変更します。
(2)「ファイル」タブを選択し、「オプション」をクリック
(3)「Excelのオプション」のダイアログボックスを開き、「全般」を選択します。
「新しいブックの作成時」の中にある「次を規定フォントとして使用」の欄を見て、「游ゴシック」から「MSPゴシック」に変更します。
次に「フォントサイズ」を「11」から「12」に変更し、「OK」を押します。
(4)再起動のメッセージが表示されますので、「OK」を押します。
(5) Excelを閉じて再起動してから、新規で開きます。Excelの書体とサイズが変更されていることが確認できました。
罫線の固定には、セルのロックとシートの保護を利用します。
(1) 表の中で罫線がかかっている部分を固定していきます。
(2) 行と列が交差する部分のシートの一番左上をクリックし、シート全体を選択。
その状態のまま右クリックをして、「セルの書式設定」をクリックします。
(3) 「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されたら、「保護」タブを選択します
「ロック」のチェックボックス内のチェックを外し、「OK」を押します。セルのロックは、通常はチェックが入っている状態です。
(4) 罫線のかかっている範囲を選択して右クリックし、「セルの書式設定」を選択します。
(5) 「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されたら、「保護」タブから「ロック」のチェックボックスにチェックを入れ、「OK」を押します。
(6)「校閲」タブから「シートの保護」を選択します。
(7)「シートの保護」のダイアログボックスが表示されたら、「シートとロックされたセルの内容を保護する」のチェックボックスにチェックを入れます。
「ロックされたセル範囲の選択」と「ロックされていないセル範囲の選択」のチェックは入れたままにし、パスワードは空欄のまま「OK」を押します。
(8) 罫線のかかっている表のセルを選択すると、シートの保護のエラーメッセージが表示されます。その部分のみ変更ができないようになりました。
罫線の固定と同様に、セルのロックとシート保護を利用します。
(1) 背景が黄色いセル「F8」を固定します。
(2) 行と列が交差するシートの一番左上をクリックし、シート全体を選択します。
その状態のまま右クリックをして、「セルの書式設定」をクリックします。
(3) 「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されたら、「保護」タブを選択します。
「ロック」のチェックボックスのチェックを外し、「OK」を押します子、
※セルのロックは、通常はチェックが入っている状態です。
(4) セル「F8」を選択して右クリックをしたら「セルの書式設定」を選択します。
(5) 「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されたら、「ロック」のチェックボックスにチェックを入れ、「OK」を押します。
(6) 「校閲」タブから「シートの保護」を選択します。
(7)「シートの保護」のダイアログボックスが表示されたら、「シートとロックされたセルの内容を保護する」のチェックボックスにチェックを入れます。
「ロックされたセル範囲の選択」と「ロックされていないセル範囲の選択」のチェックは入れたままにし、パスワードは空欄のまま「OK」を押します。
(8) セル「F8」を選択すると、シートの保護のエラーメッセージが表示されます。その部分のみ変更できないようになりました。
セルロックとシート保護を利用します。
(1) A列とB列に入力されている日付を固定していきます。
(2) 行と列が交差する部分のシートの一番左上をクリックし、シート全体を選択します。その状態のまま右クリックをして、「セルの書式設定」をクリックします。
(3) 「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されたら、「保護」タブを選択します。
「ロック」のチェックボックスのチェックを外し、「OK」を押します。セルの「ロック」は、通常はチェックが入っている状態です。
(4) A列とB列を選択して右クリックをし、「セルの書式設定」を選択します。
(5) 「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されたら、「ロック」のチェックボックスにチェックを入れ、「OK」を押します。
(6) 「校閲」タブから「シートの保護」を選択します。
(7)「シートの保護」のダイアログボックスが表示されたら、「シートとロックされたセルの内容を保護する」のチェックボックスにチェックを入れます。
「ロックされたセル範囲の選択」と「ロックされていないセル範囲の選択」のチェックは入ったままにし、パスワードは空欄のまま「OK」を押します。
(8) 日付のセルを選択すると、シートの保護のエラーメッセージが表示されます。その部分のみ変更できないようになりました。
これまでに説明した以外にも、書体や背景などの固定方法はあります。
(1) 書体(フォント)の「BIU UD ゴシック」 と文字サイズ(フォントサイズ)の「12」を固定します。
(2) 行と列が交差する部分のシートの一番左上をクリックし、シート全体を選択します。その状態のまま右クリックをして、「セルの書式設定」をクリックします。
(3)「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されたら、「保護」タブを選択します。
「ロック」のチェックボックスのチェックを外し、「OK」を押します。セルの「ロック」は、通常はチェックが入っている状態です。
(4) 表を選択して右クリックをし、「セルの書式設定」を選択します。
(5) 「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されたら、「ロック」のチェックボックスにチェックを入れ、「OK」を押します。
(6) 「校閲」タブから「シートの保護」を選択します。
(7)「シートの保護」のダイアログボックスを表示させ、「シートとロックされたセルの内容を保護する」のチェックボックスにチェックを入れます。
「ロックされたセル範囲の選択」と「ロックされていないセル範囲の選択」のチェックは入ったままにし、パスワードは空欄のまま「OK」を押します。
(8) 表のセルを選択すると、シートの保護のエラーメッセージが表示されます。その部分のみ変更できないようになりました。
「テーブルの書式設定」を利用しながら、表の背景に1行おきに色をつけていきます。
(1) 「ホーム」タブから「テーブルとして書式設定」を選択します。
(2) 「テーブルとして書式設定」のダイアログボックスが開いたら、背景色の設定を選びます。ここでは、「青、テーブルスタイル(中間)、6」を選択します。
(3) 「テーブルとして設定」のダイアログボックスが表示されますので、そのまま「OK」を押します。
(4) 表の背景に1行ごとに色が表示されました。
書体や罫線などExcelの固定方法には、さまざまな方法があります。これらを覚えて、Excelの作業時間をできるだけ短縮していきましょう。
(学生の窓口編集部)
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