ドロップダウンリストの応用編技2｜リストからカレンダー、画像を選べる方法を解説

ドロップダウンリストから日付を選べるようにする

ドロップダウンリストから日付を選べるようにする手順を紹介します。
例として、1月から12月までの日付をドロップダウンリストで選べるようにする際の手順は、以下の通りです。

(1)ドロップダウンリスト用の日付データをsheet2に作成。

(2)ドロップダウンリストを表示させたいセルを選択。

(3)「データ」タブを選択し、「データの入力規則」のダイアログボックスを表示させる。

(4)「設定」タブのなかにある、「入力値の種類」から「リスト」を選択。元の値にsheet2のセルA1からA12(＝sheet2!$A$1:$A$12)を入力する

(5)sheet1のセルにドロップダウンリストが表示される。

(6)同様に、B列にドロップダウンリストの日付を表示させたいセルを選択。

(7)「データ」タブを選択し、「データの入力規則」のダイアログボックスを表示させる。

(8)「設定」タブのなかにある、「入力値の種類」から「リスト」を選択し、元の値にsheet2のセルB1からB31(=sheet2!$B$1:$B$31)をを入力する。

(9)sheet1に日付のドロップダウンリストが表示される。

ドロップダウンリストから画像を選べるようにする

ドロップダウンリストから画像を選べるようにする手順を紹介します。

(1)ドロップダウンリストに利用する画像4枚を「挿入」タブから「図」、「画像」の順に選択し、sheet1に貼り付ける。

(2)画像を貼り付けているセルB1を選択し、画像に「空」という名前をつける。

(3)ほかの3枚の画像も、同様にセルを選択し名前をつける。
セルB2の画像の名前「花火」

セルB3の画像の名前「海」

セルB4の画像の名前「山」

(4)sheet2を開き、ドロップダウンリストを表示させたいセルA1を選択。 「データ」タブを選択し、「データの入力規則」のダイアログボックスを表示させ、 「設定」タブのなかにある「入力値の種類」で「リスト」を選択する。元の値に、「空,花火,海,山」とsheet1で作成した画像の名前を入力。

(5)セルA1に入力した画像の名前のドロップダウンリストが作成。

(6)Sheet1の画像の中から1枚コピーし、Sheet2に貼り付け。
(※Sheet2に貼り付ける画像は、ドロップダウンリストと画像を関連付ける際に使用するものであるため、どの画像を貼り付けても問題はありません。ここでは海の画像をコピーし、貼り付けます。)

(7)Sheet2の「数式」タブを選択し、「名前の定義」のダイアログボックスを表示。名前の欄に好きな名前を入力。ここでは「自然」とし、参照範囲に「=INDIRECT(Sheet2!$A$1)」と入力する。
（※INDIRECT関数は、参照するセルの範囲を文字列で指定できる関数です。ここでは、ドロップダウンリストで作成した空、海などの文字列を参照させたいために、INDIRECT関数を使用します。）

(8)Sheet2のドロップダウンリストのセルA1から適当な項目を選択。
（※ドロップダウンリストのセルが空白になっていると、画像とリストを関連付けるという次の手順で上手くいかなくなるため、セルを選択しておきます。）

(9)Sheet2に張り付けた画像を選択し、「=自然」と入力

(10)ドロップダウンリストを選択すると、合わせて画像が表示される。

まとめ

日付や画像を表示することのできるドロップダウンリストの応用技を覚えておくことで、Excelがさらに使いやすいものになっていくでしょう。これを機会に使い方をマスターし、Excelに活用してみてはいかがでしょうか。

（学生の窓口編集部）