「お疲れ様」と「ご苦労様」の違いと正しい使い方

2021/11/22

対人マナー



あなたは、「お疲れ様」と「ご苦労様」をきちんと使い分けていますか? 

「お疲れ様」「ご苦労様」はどちらも相手をねぎらう言葉ですが、使う相手を間違えると相手は気分を害してしまう可能性もあります。

特に「お疲れ様」は、世代の違いによって微妙なニュアンスを持つ言葉です。

「お疲れ様」と「ご苦労様」の違いを学び、例文にならって適切に使い分けて、快適なビジネスライフを送れるようにしましょう。

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「お疲れ様」「ご苦労様」の違いと意味

一般的には、目上の者が目下の人への労をねぎらって使う言葉が「ご苦労様」です。少し上から目線の言葉になります。上司や先輩に対して「ご苦労様」を使うのは避けたほうがよいでしょう。

一方、相手の立場に関わらず挨拶として利用できる言葉が「お疲れ様」。一般的なビジネスマナーとしては、目下の人から目上の人に向けても使ってよい言葉とされています。

「ご苦労様」を友達や彼氏に言われるとむかつく?

「ご苦労様」は目下に対して使う言葉なので、対等な関係にある友達や彼氏(パートナー)に言われると「むかつく」と感じてしまいます。

特に「ご苦労様w」のようにからかい半分で言われると、イライラが募るようです。関係性を維持したいなら、冗談でも使わない方がいいでしょう。

「お疲れ様」を失礼と感じる人には根拠がある

「お疲れ様」を目下の人から目上の人に向けて使ってもいいという認識は近年になって浸透してきたものです。

世代によっては、目下の人が目上の人に「お疲れ様です」と言うと気分を害す場合もあります。そのため、おかれたシーンによっては「本日はありがとうございました」など、お礼の言葉に置き換える方が適切な場合があります。

「お疲れ様」と「ご苦労様」の語源と由来

「お疲れ様」も「ご苦労様」も相手の労をねぎらう言葉です。言葉の由来は方言から来ています。

「ご苦労様」は古くから利用されていた言葉ですが、実は、「お疲れ様」は比較的新しい言葉です。

そもそもは、「おはようございます」「こんにちは」などの挨拶語が由来です。「ご苦労様」が目上の人から目下の人へ使う言葉なため、目下の人が気軽に挨拶をし、相手を労れる言葉はないかと「お疲れ様」が広く使われるようになり定着しました。

「お疲れ様」と「ご苦労様」の例文

「お疲れ様」と「ご苦労様」の一般的に正しいとされる例文を紹介します。

上司が部下に対して使う「ご苦労様」の例文

「プロジェクトの完遂ご苦労様です」

これは、一般的に上司が部下に使う言葉です。プロジェクトを無事にやり遂げたことをねぎらう場合に使います。目上の人に利用すると気分を害す可能性があるので注意してください。

部下が上司や先輩に対しても使える「お疲れ様」の例文

「お疲れ様です。お先に失礼します」

これは、広く立場に関係なく、帰社する際などの挨拶として利用されます。目下の人が上司に対して利用しても違和感がないでしょう。

しかし、上司が比較的年配の人の場合には、「お疲れ様=目上の人への挨拶」という意識がありません。相手の気分を害してしまう可能性があることに注意しましょう。

業者に対しては「お疲れ様」と「ご苦労様」のどちらを使ったらいいの?

会社に出入りしている業者に対して、どちらを使ったらいいか悩む人も少なくありませんが、これは会社の慣習に合わせるといいでしょう。

どちらの場合でも間違いではありません。

周りが「ご苦労様」と使っていても、自分としては「お疲れ様」を使いたいならそうしても失礼にはあたりません。

「お疲れ様」「ご苦労様」以外のねぎらいの言葉は?

「お疲れ様です」を「失礼だ」と認識しそうな年代の人に対して使えるねぎらいの言葉にはこのようなものがあります。

  • ・「本日もご指導くださりありがとうございました」
  • ・「明日もどうぞよろしくお願いいたします」
  • ・「早朝からの会議、お疲れ様でございました」

「お疲れ様でございました」を「日本語として変」と感じる人もいますが、使用頻度も高く文法としては間違っていません。基本的には、「お疲れ様」を言い換える方向で考えますが、どうしても言い換えが思いつかない場合は「お疲れ様でございました」で大丈夫でしょう。

「お疲れ様」を使えるかどうかの境界線は40代程度です。もしも、上司が50代や60代の場合には、このような表現の方が好感を持たれるかもしれません。

環境の違いもありますので、周囲に合わせて利用するようにしましょう。

「お疲れ様」「ご苦労様」は相手を選んで使って

「お疲れ様」は一般的に、立場に関係なくねぎらいの気持ちを伝える挨拶言葉として浸透していますが、年代によっては気分を害する人もいます。

また、「ご苦労様」は目上の人から目下の人に対してねぎらう言葉です。

世代によって使い方が変わった言葉でもあるので、使用する際は注意して使いましょう。

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