ワークライフバランスとは? 意味や使い方を簡単に解説【例文つき】

更新:2023/12/15

ビジネス用語

ワークライフバランスとは

ワークライフバランスは、ひと言でいうと「仕事と生活の調和」という意味。1人1人が長い人生の中で自分らしく働き、自立でき、そして自らの生活も大切にできるような生き方や働き方のことです。

仕事も好きだけど、趣味の時間も欲しい。結婚したら子どもだって欲しいーー。あなたがこれから豊かな人生を送るために、ワークライフバランスは欠かせないものです。今回はこのワークライフバランスの意味や重要性、企業の取り組み事例などをご紹介します。


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ワークライフバランスの意味

ワークライフバランスの意味とは

ワークライフバランスとは、ワーク(仕事)とライフ(生活)のバランスをとることを指します。内閣府男女共同参画局によれば「仕事と生活の調和」とされており、公式HPで次のように定義されています。

国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会
(引用:内閣府 男女共同参画局「仕事と生活の調和」推進サイト)


仕事と生活の調和がとれた社会には、次の3つのポイントがあります。

1)経済的に自立可能な働き方ができる

仕事については働くことで経済的に自立することができ、加えてやりがいや充実感も感じながら働くことができます。仕事は人の尊厳に関わる大切なものです。

2)健康で豊かな生活のための時間を持てる

生活については第一に健康的な生活であること、そして家族や友人との時間を確保できたり、趣味や地域活動にも参加できたりと豊かな生活を送ることができます。

3)多様な働き方や生き方を選択できる

育児や介護など、ライフステージに合わせて柔軟に働き方を選択でき、その際の待遇は公正なものであることが大切です。

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ワークライフバランスの重要性

ワークライフバランスの重要性

ワークライフバランスが重要視されるようになった社会的背景には、さまざまな課題がありました。

日本の「仕事と生活」の課題


・収入が不安定な非正規社員の増加や、多忙すぎる正規社員

・共働き世帯が主流となる中「男性は仕事優先」「女性は家庭優先」と言った固定観念に苦しめられる

・長時間労働による疲労の蓄積や、仕事以外の時間が持てない

・子育て時期には「仕事か子供か」の選択を迫られる女性が続出


こうした中で社会全体の活力は低下し、さらには少子化にまでつながっているとも考えられていました。これらを解決するための取り組みが、まさにワークライフバランス。

仕事オンリーでもなく、家庭に縛られることもなく、仕事を充実させながら生活を楽しんだり子どもを育てることもできるようになります。

企業の側に立ってみると、多様な働き方ができる制度を整えることで、さまざまな立場の人材を活用できるようになります。「育児と両立できないから」「介護で今まで通り働けないから」と優秀な人材が離れていくことを防ぐこともできるでしょう。

ワークライフバランスのビジネス例文

ワークライフバランスのビジネス例文

ワークライフバランスという言葉を使ったビジネス例文を確認してみましょう。

<例文1>
「仕事の効率化を図るにはワークライフバランスを整えることも大切です」


「ワークライフバランスを整える」という表現を使った例文です。効率的に仕事をこなすためには、プライベートの時間とのメリハリをつけることも大切です。

<例文2>
「残業を削減してワークライフバランスを図っていきましょう」


企業でのワークライフバランス推進を想定した例文です。こちらは「ワークライフバランスを図る」という表現ですね。

<例文3>
「転職の際にはワークライフバランスは重視したい」


転職活動をするときに、ワークライフバランスを重視して企業選びをしたい、という意味です。

まとめ

まとめ

ワークライフバランスとは、ワーク(仕事)とライフ(生活)との調和を表していることが分かりました。

社会人になりたてのあなたは、今はとにかく仕事の頑張りどきかもしれません。ですが、長い人生の中で時には息切れしてくることも。結婚して子どもを授かれば、また生活はガラッと変わるでしょう。

このように、人生のステージが変化しても自分らしく働ける世の中であること、潤いのある生活も大切にできること、それがワークライフバランスです。この機会にあなたの働き方や、これからの生き方について思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

(学生の窓口編集部)

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