女性が結婚しても仕事を続けることが当たり前となった今、子どもを産むかどうか迷う時期がいつかは来ると思います。産みたいと思っていても、自分に育てられるか悩むこともあるでしょう。女子大生たちはどんなことに対して不安を感じているのでしょうか? そもそも、子どもを産みたいと思っているの? リアルな本音に迫ります。
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Q.あなたは自分の子どもを産みたいと思いますか?
A.はい......147人(75.8%)
いいえ......47人(24.2%)
まずは子供を産みたいかどうか尋ねたところ、「はい」と答えた人の方が多数を占めました。これは予想通りですが、産みたくない女性が4分の1にも及びます。なぜそう思うのか、それぞれの意見を紹介しましょう。
<いつかは子どもを産みたい!>
■子育てに憧れる
・子どもを連れている人を見るといつも憧れるから(女性/22歳/金融・証券内定)
・小さい子を見ているとかわいいと思うし、親にも孫を見せたいと思うので(女性/24歳/情報・IT内定)
・子どもがいたほうが人生が豊かになると思う。子どもがいないときとは、また違う経験ができるから。自分自身が成長できるから(女性/22歳/医療・福祉内定)
・親や夫など家族とのつながりが増すと思うから。好きな人と子育てをすることに意味があると思うから(女性/22歳/金属・鉄鋼・化学内定)
新しい家族が欲しい。好きな人の子どもを産みたい。前向きな気持ちで子どもが欲しいという考えのようですね。自分に子どもがいることは、未知の世界ではあるけれど興味があるのではないでしょうか。
<子どもを産みたくない>
■出産、子育て、仕事に対する不安
・出産に恐怖心がある。未来に希望が持てない世の中だと感じる。自分が子育てできる自信がない(22歳/医療・福祉内定)
・まだ自分のことしか考えられない。自分の時間やお金を、自分以外に使いたいと思えるほど大人になれていないので(23歳/ホテル・旅行・アミューズメント内定)
・まだ仕事をして社会に出たいと考えるばかりであまりそこまで考えていないから(25歳/医薬品・化粧品内定)
これだけ情報が氾濫していると、ネガティブなニュースも飛び込んできます。例えば社会制度や出産に対する不安、子どもが生まれた後のお金の問題など、考えれば考えるほど心配事が増えていきそうです。
■自分に「子ども」ができてからの不安とは......
・仕事と子育てを両立できるか、自分の時間がなくなることに耐えられるか、外に出かけたときに大変な思いをしないか(女性/23歳/金融・証券内定)
・自分が育ってきた同等、もしくはそれ以上のレベルで教育や旅行などいろいろしてあげる環境が与えられるかどうか不安(女性/22歳/情報・IT内定)
・共働きだと、子どもにかけてあげられる時間が減ってしまうため、教育や愛情を注ぐことが難しいのではないかと思う(女性/23歳/金融・証券内定)
ちゃんと子育てできるかどうか不安のようですね。また、時間がなくなって自分のやりたいことができなくなることも心配もしています。まだ社会に出ていないからこそ、可能性を感じにくいのかもしれませんね。
子どもを産む気はないと答えた人たちに、「子どもを産まないとしても、結婚はしたいですか?」と尋ねたところ、結果はほぼ半々。パートナーと2人だけの生活を希望しているのか、そもそも結婚にあこがれがないのか......。理由を聞いてみました。
■子供を産まなくても結婚はしたい
・老後に1人になるのは悲しいから(女性/25歳/医薬品・化粧品内定)
・誰かと一緒にいることで癒やされるから。家庭を守っていくという責任感を持って仕事に取り組みたいから(女性/24歳/団体・公益法人・官公庁内定)
・一番の味方になってくれる人と一緒に過ごしたいとは思う(女性/23歳/ホテル・旅行・アミューズメント内定)
やっぱり1人は寂しい! 愛する人と一緒に日々を頑張っていきたいという人は結婚することを選ぶようです。いまは大丈夫でも、年を取ってきたら寂しいという意見も。
■子どもを産まないし、結婚もしたくない
・結婚するメリットがにないから(女性/23歳/印刷・紙パルプ内定)
・自分の時間が欲しいから。相手に時間を割きたくない(女性/22歳/情報・IT内定)
・親が結婚したことを後悔しているので(女性/22歳/ホテル・旅行・アミューズメント内定)
・人生のパートナーは欲しいが、結婚という形にはこだわっていないから(女性/22歳/情報・IT内定)
結婚して幸せに暮らしているモデルが身近にいない場合は、結婚に対するあこがれはなく、冷静に考えているようです。デメリットばかりが目につけば、ためらう気持ちもわかります。
これから社会へ出る女子たちの本音を探ってみて、今の時代の弱点がそのまま子育ての不安につながっているように感じました。結婚、出産しなければいけない時代ではないし、年を重ねるにつれて考えが変わるかもしれません。そのときの気持ちを大切にしたいですね。
文・OFFICE-SANGA 渡邉久美子
調査時期:2014年12月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:女子大生194人(インターネットログイン式アンケート)
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