「特技は?」と聞かれて返答に困ったことはありませんか? 特技をすぐに答えられる人もいれば、「これは特技って言ってもいいのかな?」と悩む人もいるかと思います。どの程度のレベルなら、「わたしはコレが特技です!」と言えるのでしょうか? 今回は特技を持つ社会人のみなさんにアンケートを取りましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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「白目で高速まばたき」「折りたたみ傘を小さく畳める」履歴書には書けない「薄い特技」持ってる?
そこで社会人の方々にアンケートを取り、「アナタの特技は何ですか?」と聞いてみました。それをなぜ特技だと思うのか、どの程度のレベルなら特技と言えるのか。その点についての意見と一緒にご紹介したいと思います。
■楽しめることこそ「特技」の条件!
・パン作り。今までやってきた習いごとで、一番役立っているし、楽しく続けられているから。先生の資格もとれました!(女性/34歳/不動産)
特技の基準は「自分的に楽しくできるのであれば」。しかし、楽しみではじめて資格まで取ったわけですから、これは自信を持って特技と言えそうですね。
■商品にできれば特技と言える?
・手芸。売っているものや、写真で見たものを、かなりの再現率で作れるから(女性/29歳/金属・鉄鋼・化学)
レベルの基準は「お店で売れるとか、プレゼントしたら相手が本気で喜んでくれて使ってくれるみたいな感じなら」とのこと。ちょっとハードルが高いかも?
■周囲の人と比べて得意かどうか
・タイピング。ほかに特技と言えるものがないから。タイピングの速さだけなら、一般的な人には負けないと思う(女性/27歳/印刷・紙パルプ)
基準は「会社(身近な人たち)の中で一番速いと言えたら」。周囲に比較対象があるとわかりやすくて良いですね。
■語学を特技と言うには高いレベルが求められる?
・中国語会話。小さいころ上海に住んでいて、バイリンガルだから。中国人とも違和感なくコミュニケーションを取れるぐらい話せたら、特技と言ってもいいと思う(女性/27歳/運輸・倉庫)
・英語。海外生活が長かったので。電話でも対応できるくらい(女性/31歳/学校・教育関連)
語学といえば、比較的身につけている人が多い特技。それだけに、ネイティブとスムーズに会話できるレベルでないと、特技とするのは難しいかもしれません。
■目安は中の上
・サッカーのリフティング。体力の続く限りできる。一般人レベルで中の上であれば、特技と言っても良い感じはする(男性/35歳/情報・IT)
サッカーは人気のあるスポーツなので、得意としている人が多い印象があります。「特技」」という目安は中の上なので、なかなかレベルが高いですね。
■「特技は楽器演奏!」と言える基準は?
・ピアノ。昔よくコンクールで入賞していたから(女性/26歳/金融・証券)
・エレクトーン。ずっと習っていたから(女性/32歳/不動産)
基準は「人さまに聴かせられるくらい」「楽譜を見てパッと弾ける」。入賞経験が豊富なら、「何か弾いて!」と言われても笑顔で応えられそうですね。
■実績や資格、経験が物を言うスポーツ
・スノーボード。インストラクターの資格を持っていて、ある程度なら滑られるので。人に技術を教えられるくらい(女性/28歳/自動車関連)
・アイスホッケー。ブランクはあるものの国体選手だったから(男性/39歳/学校・教育関連)
・テニス。中高大と続けていたので。自分がそこそこできると思えば、言ってもいいと思う(男性/28歳/建設・土木)
スポーツを特技とする場合、やっていた期間や実績、資格が一つの目安となっているようです。
■特技は自分次第!
・昼寝。いつでもどこでも昼寝できる。本人が主張していれば、それは特技である(男性/48歳/その他)
・ものまね。似ていないかもしれないけど、これしかないから(男性/30歳/食品・飲料)
履歴書には書きにくい特技ですが、世間話で「あなたの特技は?」と聞かれたときはこんなのもアリ。これなら、本人が「コレが特技!」と言い張ればOK! 他人の評価は不要です。
■他人が認めてくれたら特技!
・司会。人前で話すのが得意で、結婚式や発表会のイベント司会を頼まれることが多いので。人から認めてもらえれば特技だと思う(女性/26歳/商社・卸)
・料理。人に振る舞った際に、あまり不評にはならなかったので。ほかの人がおいしいと言うレベル(女性/28歳/ソフトウェア)
自分では特技だと思っていなかったとしても、周囲の人から高く評価してもらえれば、新たな特技になりますし、ただ「自分はこれが特技だな」と思っていたことだとしたら、それは自信を持って特技と言えます。
中には、「自分の中で一番得意だと思えば言っていいのでは。一般的な上手を追及すると、上には上がいて、特技なんて何もなくなってしまうと思う」(女性/23歳/ホテル・旅行・アミューズメント)という意見もありました。
たしかに、どんな世界にも上には上がいるものですし、自分が特技だと思っていることは、もっと上手な人や自分よりもずっと前から始めている人もいます。しかし、大事なのは「その特技にどれだけ自信を持っているのか」ということなのかもしれませんね。
今回の記事では、実際に自分の特技を答えてもらい、なぜそう思ったのかやどこからが特技と言っていいおかをアンケートで取ったものをご紹介しました。自己紹介をする場面で必ずと言っていいほど聞かれる「特技は?」という質問に対して、いつもどうやって答えたらいいかわからない……という人は、この記事を参考にしてみてください。
自己紹介で特技をアピールすることは、周りの人とコミュニケーションを深めるチャンス! 自己紹介で、ただ特技を言うだけだと印象に残りにくいので、特技にまつわるエピソードを盛り込むことで「この人はこういうことが特技なんだ」と周りの人に伝えることができますよ。
履歴書に「趣味・特技」の欄がありますが、ここに何を書くか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか? そこでおすすめしたいのが、思いつく得意なことを一つずつ紙に書いていくことです。そうすることで、自分の一番得意なことが見えてきますし、その特技を履歴書の欄に書くための準備もできます。
履歴書で特技をアピールすることは、自己紹介と同様に、「サッカー」や「カメラ」とだけ書くのではなく、「特技は〇歳から続けているサッカーです。」など、一言添えるだけで、その履歴書を読んだ人があなたに興味を持つ確率がグンと上がりますよ。
いかがでしたか? いざ「特技は?」と聞かれると、どれくらいのレベルだったら「特技」と言っていいのか、どう答えれば印象アップできるのか……などいろいろ迷うことがあると思います。
そんなときは、今回ご紹介した内容を参考に、自分の特技を自信を持って言えるようになりましょう!
文・OFFICE-SANGA 森川ほしの
調査時期:2014年11月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人500人(インターネットログイン式アンケート)
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