面接でよく聞かれるのが「趣味」の話。読書や映画鑑賞、あるいはもっとマニアックな趣味を持つ人もいるでしょう。趣味は自分がどういう人間かをアピールできる絶好のチャンス。これを最大限活かさない手はありません! でも心配なのが、自分の趣味が採用担当にどんな印象を与えるのか。変わった趣味だと、やはりマイナスポイントなのでしょうか......?
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面接試験で熱意を伝える話し方の極意5
「人の嗜好はそれぞれなので、採用担当のイメージダウンにつながる趣味というのは、基本的にはまずないと思います」
と言うのは人事コンサルタントの楠田祐先生。
「そもそも趣味を聞く意図というのは、その人が好きなことを自分の言葉でどうやって伝えてくるのかというところにあるので、内容よりも伝え方が重要です」
では、趣味の伝え方のポイントとは何なのでしょうか?
「過去に、ぬいぐるみ集めが趣味で、部屋中ぬいぐるみだらけですという女子大生がいました。理由を聞くと、彼女は『自分が癒やされる空間を作るために、コツコツとこんな努力をして集めた』と説明してくれたんです。趣味にプラスして長所も伝えられている良い例ですよね。ただ、もしこれが現実から逃避するために集めてます......となるとちょっと、消極的なイメージを持つかもしれません」
この例のように、趣味を伝える際には、自分の好きなものへのこだわりと一緒に、工夫していることや努力していることを伝えるのがいいようです。たとえ、実際には現実逃避のための趣味であっても、面接時に相手にとってプラスの印象にならないようなことをありのまま言ってしまうのはNG!
趣味=長所のアピールになるように、伝え方を工夫してみてくださいね。
文●北条マサ子(清談社)
■識者プロフィール
楠田祐(くすだ ゆう)
中央大学大学院戦略経営研究科 客員教授(戦略的人材マネジメント研究所 代表)東証一部エレクトロニクス関連企業3社の社員を経験した後にベンチャー企業社長を10年経験。2009年より年間500社の人事部門を5年連続訪問。人事部門の役割と人事の人たちのキャリアについて研究。多数の企業で顧問も担う。主な著書は『内定力2016 〜就活生が知っておきたい企業の「採用基準」〜』(マイナビ/2014年7月31日発売)1400円(税別)。
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