2020年02月19日 更新

理想の部屋のために引越し前に確認! インテリアについて考えたいポイント4つ

初めての一人暮らし、憧れの暮らしや居心地のいいお部屋を実現するためには、引越し前からインテリアについて考えておくことが必要です。お部屋を選ぶ前に決めておきたいこと、お部屋を見るときにインテリアコーディネーターが確認するポイント4つ、引越す前の取捨選択について紹介します。

そろそろ進学や就職の季節ですね。これからの新しい生活に胸を踊らせている人も多いのではないでしょうか。
初めての一人暮らし、理想の生活やお部屋を想像しているかもしれません。でもちょっと待って! なんとなく家具を買っただけでは「こんなはずじゃなかった……。」というお部屋になってしまうかもしれません。そうなってしまわないように、引越し前に確認したいインテリアのポイントを紹介します。インテリアコーディネーターの目線で考えてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Ikumi Shiba インテリアコーディネーター

映画と旅をこよなく愛するKARENのインテリアコーディネーター。Instagram(@karen_interior_official)ではKARENの事例やみなさんのお部屋の素敵ポイントをコーディネーター目線で紹介しています。

https://www.karen-karen.com/

できれば、目指すコーディネートを決めてから部屋を探したい!

まずは目指すお部屋のテイストを決めましょう。部屋探しの段階で暮らしたいお部屋の雰囲気を決めておくことで、あとから悩む要素を減らしておくことができます。
WEBサイトや雑誌、SNSなどを活用して、自分が素敵だなと思うお部屋の画像を集めます。集めた画像から共通点を見つけてください。たとえば、床色が薄い、家具の脚が細い、使われているカラーなど...自分の「好き」を分析することで見えてくることがたくさんあります。ここで見つけた床の色や壁の色が要素として重要であれば、お部屋探しのときに迷わなくて済みますよね!
それでも好きなお部屋がわからないという人は、こちらの記事も参考にしてみてください。一人暮らしで再現しやすいテイストについてまとめてあります。
またテイストや雰囲気が決まっていない場合でも、お部屋選びのポイント4つをおさえておくとインテリアコーディネートをしやすくなるので、次から紹介していきます。

お部屋でチェックしたいところ①建具の色

ドアやクローゼット扉などの建具の色は、DIYでは変えられないのにお部屋の印象を大きく左右する場所です。色そのものに良し悪しはありません。暮らしたいインテリアに合わせて選ぶのが良いのですが、イメージが湧かない人向けに、色の傾向について少し解説しましょう。
ブラックやダークブラウンなどの濃い色は、シック・モダン、ミッドセンチュリーなどの、時代を選ばないインテリアが合います。重い印象や圧迫感を感じさせないよう、明るめのファブリックを使うなどの工夫をすれば、高級感やラグジュアリーさといったイメージを作りやすいです。
白やライトブラウン、グレーなどの薄い色は、流行の塩系インテリアやエリソンナチュラル(白、ベージュ、グレーに黒やブラウンがアクセントとして入っているスタイル)、北欧スタイルが合わせやすいです。軽さや開放感は魅力的ですが、安っぽく見えないように素材を選ぶ必要があります。

お部屋でチェックしたいところ②テレビ線の位置

実はワンルームにおける家具配置は、それほど自由度が高くありません。テレビ線の位置とお部屋の広さ、開口部(窓や扉)の位置で、だいたいの家具配置と動線が決まってきてしましまうのです。テレビを置かない、プロジェクターで済ますという人は、この限りではありません。
まずはテレビ線の位置を確認すること。そして順番に「テレビ線の位置にテレビを置いたら、その前がソファやベッド……」と家具の配置をシミュレーションしてみましょう。家具の大きさがイメージしづらい人は、メジャーを持って確認してもいいと思います。「内見のとき想像していたお部屋とイメージが違った」、「なんだか暮らしにくい」を防いでくれる大事なアクションです。

お部屋でチェックしたいところ③フローリングの色と幅

フローリングはカーペットで隠したり、フローリングシートでDIYしたりすることもできる要素です。しかし手間がかかるので、可能であればイメージに合ったフローリングであってほしいところ。
インテリアの印象を左右するフローリングの要素は、主に「幅」と「色」の2つです。
家具の色は床色に合わせると馴染みやすいので、床色は家具の色にも影響してきます。
床色が濃い場合は家具を低めに配置し、ファブリックで明るさを取り入れるようにすると広く見せることができます。床色が薄い場合は、濃い色のラグで少し空間を落ち着かせると安っぽく見えません。
空間は「下から上にかけて色が明るくなるよう」に意識すると広がって見えるので、自分が持っている家具と照らし合わせて考えてみるのもいい方法です。

お部屋でチェックしたいところ④壁の色・質感

壁の色や質感もまた、インテリアに大きく影響します。シートを張って色味や柄を変える方法もありますが、お部屋によってはDIYすることが難しいので、壁の色や質感も見たいポイントの1つです。
一般的な白い壁紙はどんなテイストとも相性がよく、オールマイティーに使えます。
アクセントウォール(壁の一部分に異なる素材や色を取り入れて、空間に程よいアクセントを入れたもの)がある場合は、自分がインテリアに使いたい色のアクセントウォールか、またはその色に合わせたインテリアを自分が作れるかどうかを考えましょう。たとえばモノトーンのインテリアにしたいのに、ブラウンのアクセントウォールのお部屋ではなかなか理想のお部屋を作るのが難しくなってきますよね。

暮らしたいお部屋のイメージがしっかり固まっていなくても、その色のお部屋が好きになれそうか、ぜひ一度想像してみてください。
そのほか、クールなコンクリート壁の場合は、見た目も機能的にも寒く感じやすいので工夫が必要です。暖色やブラウンの木目を使ったインテリアにすると暖かみをプラスすることができます。アッシュカラーの木目なら、コンクリート壁の質感とより馴染みやすいのでおすすめです。

持って行く家具と新しく買う家具を決めよう

今持っているすべての家具を持っていくと、引越し先で捨てる手間がかかったりインテリアが合わなくて困ったりすることが多いです。お部屋が決まったあとからでも、作りたいお部屋のイメージを固めて、引っ越し前にそのイメージと合わせて取捨選択をしましょう。
お気に入りのものや作りたいお部屋のイメージに合うものはもちろん、新しいお部屋の建具、床色、壁の色に合わせやすいかどうかを考慮します。運ぶ家具を減らせば、引越し費用も安く抑えられる可能性があるので経済的です◎

まとめ

引越し前にインテリアについて考えておきたいポイントをご紹介しました。お部屋の条件はよく見ても、インテリアについては後回しになってしまう、またはどこに着目していいかわからないという人が多いのではないでしょうか。
レイアウトや家具選びで空間づくりをするのがインテリアと思われがちですが、お部屋の仕様も大切なインテリアの一要素になります。引越しの際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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