2020年02月14日 更新

インテリアのプロが伝授教える!お部屋づくりの基本3stepとおすすめテイスト

これから一人暮らしを始める方に向けて、インテリアコーディネーターの目線でお部屋づくりについて解説します。家具の配置から、お部屋の雰囲気を決めるインテリアのテイストやスタイルまでご紹介します。ちょっと素敵に一人暮らしをスタートさせたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

一人暮らしを始めるにあたって、素敵なお部屋で暮らしたい!という思いはあっても、何から選べばいいかわからないですよね。家電や家具が必要なのはもちろんですが、そろ揃えるだけではなかなか過ごしやすいお部屋を実現しづらいもの。そこで今回はインテリアのプロとしての目線から、お部屋づくりの基本について紹介します。
Ikumi Shiba インテリアコーディネーター

映画と旅をこよなく愛するKARENのインテリアコーディネーター。Instagram(@karen_interior_official)ではKARENの事例やみなさんのお部屋の素敵ポイントをコーディネーター目線で紹介しています。

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動線まで考慮して家具の配置を決める

家具やファブリックの組み合わせにこだわって考えても、お部屋に家具が収まらなかったら意味がありませんよね。まずはお部屋の大きさ・形に合わせて、家具の配置を考えます。
家具の位置を決めるときに一番最初に見るべきポイントは「テレビ線の位置」です。テレビの位置から、ソファやベッドの配置を逆算して考えましょう。
家具の配置を考えるときは動線も考慮します。例えば、ベッドから起き上がって着替えるまでの間にクローゼットと鏡があるようにする、帰ってきて玄関から部屋までの間にコートを掛けるスペースを作るなど、動線の中に収納や家具を配置しましょう。動線と家具配置を一緒に考えることは、散らかりにくいお部屋を作ることにも繋がります。
家具やファブリックの組み合わせにこだわって考えても、お部屋に家具が収まらなかったら意味がありませんよね。まずはお部屋の大きさ・形に合わせて、家具の配置を考えます。
家具の位置を決めるときに一番最初に見るべきポイントは「テレビ線の位置です。テレビの位置から、ソファやベッドの配置を逆算して考えましょう。

基本の家具を決める

置けそうな家具や必要な家具がイメージできたら「具体的に何を置くか」と、寸法の目安を決めます。
レイアウトを意識しながら置きたい家具とアバウトなサイズをリストアップしましょう。例えば、ベッド、収納、テーブル、ソファなど、おおまかに置きたい家具をイメージしたら、最初に考えた動線を確保しながら置けるかどうか考えてみてください。
ソファを置くならお部屋のこのあたり、横幅〇〇〜〇〇cmなら置けそうだ、といったおおよその大きさで大丈夫です。
特にワンルームはお部屋の仕切りがないので、このお部屋のように家具やレイアウトで空間を分けてメリハリを作るのもおすすめです。
一方で置く家具が少ない&仕切らない方がお部屋そのものは広く見えます。どのようなスタイルで生活していきたいのか、ここでよくイメージをしておくと家具購入の失敗も少ないかもしれません。楽しみながらたくさん悩んでみてくださいね!

テイスト・色を決める

レイアウトや置きたい家具が具体的に決まってきたら、テイストとお部屋に使うカラーを決めます。この作業がなくても生活はできますが、せっかくならちょっとおしゃれな部屋で暮らしたいですよね!
まず、床色や建具の色を考慮しながらテイストとお部屋に使うカラーを決めます。
お部屋に使う色は、「ベースカラー:メインカラー:アクセントカラー=70:25:5」の割合になるように3色選ぶとバランスが取りやすくなります。

一人暮らしにおすすめのテイスト×カラー4パターン

「インダストリアルスタイル」は古材×アイアン×白に近いトーンの明るめのファブリックで

古材風の家具、アイアン素材、白に近いトーンの明るめのファブリックがキーワードになったインテリアです。写真のように深いカラーのファブリックでまとめると、渋さのあるクールな雰囲気に。男性にもおすすめです。
このテイストはどんな部屋でも作りやすく、建具の色や床色を選ばないのがメリットです。

「北欧ナチュラル」は白木×グレーのファブリック×明るくてポップなカラーで

床や建具の色が明るいお部屋に合うテイストです。ポップなカラーはアクセントカラーとして食器や小物で取り入れると、より北欧らしい雰囲気が出せます。
飽きたときにはBOHOスタイル(後述)にスタイルチェンジしやすくなっています。その際は、モノクロアートやエスニック調のアイテムをプラスしてみて。雰囲気ががらっと変わりますよ。

「ミッドセンチュリーモダン」はウォルナット×レザー調×ぱきっとしたカラーで

お手頃価格の家具でも比較的再現しやすい空間です。脚が太めの家具だと重厚感のあるヴィンテージな雰囲気に、脚が細めの家具を選ぶと、スタイリッシュな雰囲気になります。
飽きたらモダンなお部屋にもスタイルチェンジができます。インテリア小物を、モノクロアートや無彩色のファブリックに入れ替えてください。シルエットが細い家具ならより現代的な雰囲気になるので、模様替えを前提に考える人は”家具のシェイプ”にこだわってみてくださいね。

「BOHOスタイル」はエスニック小物×モノクロカラー×モダンで細いシルエットの家具で

「BOHO(ボーホー)」とは、ボヘミアン×SOHO(NYマンハッタンにある、ソーホーというおしゃれな地区発祥のスタイル)を掛け合わせた、世界中で人気のスタイルです。黒より白の配分を多めにすることでお部屋を明るく広く見せられます。
エスニック小物を外せば、北欧スタイルやモダンにテイストを変えることもできちゃいます。

まとめ

インテリアコーディネーター目線で、お部屋づくりの基本について紹介しました。
どのステップにおいても大切なのは、しっかりイメージすることです。お洋服を買うときも、自分の体型や肌の色、他の服との組み合わせなどをイメージしてから購入しますよね。
自分のお部屋の特色、生活、好みと照らし合わせながら、楽しくお部屋づくりをしてみてください。インテリアがみなさんの新生活の”楽しい”に少しでも貢献できたら、こんなに嬉しいことはありません。

KARENとは

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