【NTT東日本】営業から未経験の「eスポーツ×教育」へ!悩みながら見つけた、自分らしいキャリアの広げ方 #先輩ロールモデル

黒木留幸(ガクラボメンバー)

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「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、さまざまな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。

今回は、ガクラボ所属の学生ライターが、NTT東日本で活躍する藤野美卯さんにインタビュー。法人営業からキャリアをスタートし、現在は「NTTe-Sports高等学院」のカリキュラム開発という、未経験だった「eスポーツ×教育」の新規事業に挑戦しています。

未経験領域へ飛び込んだ際の不安の乗り越え方や、営業経験の活かし方、そして就活で大切な「優先順位の付け方」について詳しくお聞きしました。

プロフィール:藤野 美卯さん

・2022年にNTT東日本へ入社。金融・医療業界の法人顧客を担当する営業としてキャリアをスタート。
・2025年7月からビジネス開発本部 営業戦略推進部に所属し、新規事業の立ち上げに向けた事業検討を担当。2026年4月の組織変更に伴い、所属は営業戦略推進部に変更。
・現在は、高校生を対象とした通信制サポート校「NTTe-Sports高等学院」のカリキュラム開発に携わる。
・本業と並行して、採用業務とのダブルワークにも挑戦中。
・大学では理工学部物理情報工学科に所属し、ヒトの足の筋肉について研究。

INDEX

現在のお仕事内容 法人営業のお仕事内容 現在の部署へ異動した経緯 未経験の「eスポーツ×教育」への挑戦 営業経験が現在の仕事に活きたこと 現在の仕事のやりがい 学生時代の経験 就職活動とNTT東日本を選んだ理由 学生へのメッセージ

――まずは自己紹介と、現在のお仕事内容を教えてください。

NTT東日本の営業戦略推進部に所属している、藤野美卯です。
2022年に入社して、最初は東京エリアに本社がある法人のお客様への営業を担当していました。
入社4年目で現在の新規事業を担当する部署へ異動しました。

現在は、高校生を対象とした通信制サポート校「NTTe-Sports高等学院」で、生徒たちが学ぶカリキュラムの開発や運営サポートを担当しています。

NTTe-Sports高等学院では、ゲームが好きな生徒が多く集まっています。プロから学べるVALORANTなどのゲームスキルだけではなく、「ゲームが好き」「パソコンが好き」といった興味を入口にして、動画編集・制作などのデジタルスキルに触れてもらい、興味や将来の選択肢を広げることを目指しています。

私は、そのための授業内容を考えたり、教材を作ったりする仕事を担当しています。

――なぜ通信事業を展開するNTT東日本が、eスポーツと教育を組み合わせているのでしょうか?

NTT東日本グループは「eスポーツ」を単なる娯楽としてではなく、地域活性化やデジタル人材の育成といった課題解決につなげています。

また、通信制高校には、不登校の経験があったり、国語・数学・理科・社会といった勉強に苦手意識を持っていたりする生徒もいます。そうした子たちにとっての居場所を作るという観点でも、eスポーツという身近な入口を通して、社会とつながる機会を提供しています。

社会人編

ここからは藤野さんに作成いただいたモチベーショングラフとともに、入社から現在までを振り返ります!

――最初に担当した法人営業では、具体的にどのようなお仕事をされていたのでしょうか?

金融と医療業界のお客様を担当していました。特に金融業界のお客様を担当することが多く、DX人材育成に関する案件などに携わっていました。

たとえば金融機関では、社員の方がデジタルツールを使いこなすことで、業務効率化や業務変革につなげていくために、長期的な人材育成のプランを考えたり、短期的にどのようなツールを導入し、どう習得してもらうかを提案したりしていました。

NTT東日本グループには本当にさまざまな商材があり、自社だけでなく、グループ会社や他社のサービスも組み合わせて提案することができます。そのため、最初から「これを売る」と決まっているというより、お客様が何に困っているのかをヒアリングするところから始まることが多かったです。

お客様のもとへ実際に足を運んで現場を見たり、お話を聞いたりしながら、「もしかしたらここに課題があるのでは」と仮説を立て、さらにヒアリングしていく。お客様の課題に合わせて幅広い選択肢の中から解決策を考えられることや、さまざまな案件を通して幅広い知識に触れられることは、営業ならではだったと思います。

――法人営業を約3年間経験された後、現在の部署へ異動された経緯を教えてください。

もともと新規事業そのものを希望していたというより、特定の領域や商材について、どう価値を提供するのか、どう課題を解決するのかを考えるような、まとめると「マーケティング」に近い仕事をしたいと、人事との面談で話していました。

「あわよくば教育に関われたらいいな」ということも伝えていました。

初期配属では教育に全く関わっていなかったので、当時担当していた業界や営業に関連するサービスに携わることを想像していたのですが、結果的に新規事業の部署へ配属され、今に至ります。

――営業を経験する中で、なぜマーケティングに興味を持ったのでしょうか?

NTT東日本グループには本当にさまざまな商材があり、お客様の課題に合わせて幅広い提案ができます。
一方で、案件やお客様の課題ごとにいろいろな知識を身につけられる反面、一つの商材や領域について深く詳しくなるのが難しいとも感じていました。
「この領域だったら何でも話せます」「私はこれのプロです」と言えるようになりたいと思ったことが、特定の領域について深く考える仕事に興味を持ったきっかけだったと思います。

――営業から未経験の教育・eスポーツ領域へ飛び込むことに不安はありませんでしたか?

不安しかありませんでした(笑)。

もともと教育業界に関わりたいと思っていたのですが、就活のときにイメージしていたのは、営業やシステムエンジニアのような立場から、教育業界に関わることでした。
まさか「授業を作る」という形で関わるとは思っていませんでしたし、私はゲームにもそれほど詳しくなかったので、eスポーツについても分からない状態で着任しました。

ただ、NTTe-Sports高等学院の先生には元eスポーツプロプレイヤーの方もいるので、eスポーツについて教えていただいたり、周りの専門知識を持ったスタッフに支えていただくことで、少しずつ知識を深め、不安を乗り越えていきました。

――営業経験が、今のカリキュラム開発に役立っていると感じる瞬間はありますか?

営業時代に身につけた「現場を見て、話を聞き、仮説を立てる」という仕事の進め方は、今もすごく役立っています。

実際に校舎へ行って生徒の反応を見ながら、「どうすればもっと関心を持ってもらえるか」を考え、次のコンテンツ制作に活かしています。

逆に一から学び直したのは、動画編集などのデジタルスキルです。たとえば、動画編集の授業を作るために、自分でも実際に動画を作ってみました。また、生徒が授業内で作る制作物は、必ず自分でも事前に作っています。

実際にやってみることで、「どのくらい時間がかかるのか」「ここは難しいな」というポイントが分かるので、それを教材に反映しています。

――カリキュラムを作る中で、難しさや壁を感じた経験はありますか?

入学前のオープンスクールで自分自身が講師として登壇したときです。
まだ十分な授業資料がない中で「どう進めればいいのか」と焦りました。参加するみんなに楽しんでもらうにはどうすればいいのか、「もっとこの学校で学びたい」と思ってもらうには、どんな声掛けをすればいいのか。自宅で何度も模擬授業をして準備しました。

また、普段の授業でも毎時間の50分という限られた時間の中で、想定より生徒が早く作業を終えてしまったり、逆に興味を示さなかったりすることがあります。そうした反応を見ながら、課題の難易度を調整するなど、常に臨機応変な改善を行っています。

――大変なこともある中で、現在の仕事を続けるモチベーションは何ですか?

生徒の反応を直接見られることだと思います。

もともと教育に関わるのであれば、ネットワークや通信だけではなく、生徒に直接関わったり、反応が見えたりする仕事にも興味がありました。

教材を作る形で関わるとは想像していなかったのですが、実際にはポジティブな反応もネガティブな反応もすぐに分かります。アンケートや生徒の反応を見ながら、「これはうまくいった」「もう少しこうしないといけなかった」と考えられるところに、すごく面白さを感じています。

――では次に、学生時代のモチベーショングラフに移っていきたいと思います。就職活動を通じて「自分を理解できた」とありますが、具体的にどのような発見があったのか伺いたいです。

自分が就職活動をしていたときに、NTT東日本の人事の方から、仕事内容や働き方についてものすごく手厚く教えていただきました。

そのサポートがあって、この会社に入社するという意思決定をしたので、自分も同じようなことができるのは魅力的だと思いました。

具体的なきっかけとしては、営業の部署にいたとき、お客様先への営業支援でご一緒した、採用業務のダブルワークをされていた方から、「学生対応に向いていそうだね」と声を掛けていただいたことです。そこから人事の方にも話をしていただき、「よかったらやってみよう」と背中を押してもらい、自分も就活生を支える側に回りたいと考え、チャレンジしました。

学生時代編

――では次に、学生時代の頃についてお話をお聞かせください。大学時代はどのような学生生活を送っていましたか?

理系の学部だったので、実験やレポート、テストなど、学業面ではかなり追われていました。
実験はペアで行うこともあり、連絡を取り合いながら深夜まで仕上げることもありました。

一方で、サークルやアルバイト、ボランティアなど、自分の興味に従っていろいろな活動にも取り組んでいました。3〜4年生はコロナ禍だったので、できなかったこともありましたが、比較的のびのびと過ごしていたと思います。

――大学では「ヒトの足の筋肉」について研究していたそうですね。

人が立った姿勢を維持するために必要な足の筋肉について研究していました。

筋肉が伸ばされたときに、元の状態に戻ろうとする性質を測定して分析する研究です。研究をしていたのは4年生の1年間でした。

私の学科には量子コンピューターなど、本当にいろいろな研究分野がありました。その中で、「人に関わること」「人に役立ちそうなこと」に興味があって、人体に関する研究を行う研究室を自分で選びました。

――学生時代の経験で、教育に興味を持つきっかけになったものはありますか?

ボランティア活動の中で「NPOの団体を通じて不登校の子どもたちに算数を教える」という経験をしました。この時の体験が、巡り巡って現在の教育事業への興味や理解に大きくつながっています。

就活編

――就職活動ではどのような業界を見ていましたか?

教育業界に加えて、BtoCのメーカーなども受けていました。自分が普段生活していて、仕事をイメージしやすかったというのも正直あります。 いろいろな企業の採用ホームページを見る中で、子ども向けの教育を学校で行っている記事などを見て、「こういう業務に関わってみたい」と思うこともありました。食品メーカーでいう食育のようなイメージですね。

就活で特に意識していたのは、「とにかく色んなイベントに参加すること」です。 企業の採用HPだけでは分からない社内の空気感や「本当に自分に合うかどうか」は、対話ができるイベントの場でしか得られないと感じていたからです。

だからこそ、インターンシップや企業説明会には積極的に参加していましたね。

――教育に興味があった中で、NTT東日本に興味を持ったきっかけは何でしたか?

会社自体はもともと知っていましたが、きっかけは企業説明会だったと思います。

そのときに教育ICTについて、具体的な案件も含めて説明してくださって「教育やIT分野に本気で力を入れている姿勢」を知り、「通信で教育か。面白いな」とその視点に惹かれました。

――最終的にNTT東日本を選んだ決め手を教えてください。

大きく2つあります。

1つ目は、携われる業務や業界の幅広さです。私はもともと、いろいろなことに興味を持つタイプなので、教育業界だけに絞るよりも、幅広い知識や経験を身につけ、それを教育にも活かしていく働き方の方が自分には合っていると感じていました。

NTT東日本は通信という、さまざまな業界に関わるインフラを扱っているため、お客様の業界も幅広いです。また、社内にも新規事業や地域課題の解決など、さまざまな仕事があります。教育に限らず、幅広い社会課題の解決に関われる点に魅力を感じました。

2つ目は、教育分野だけの知識にとどまらず、他の領域で培ったノウハウも掛け合わせながら、教育業界の課題解決に取り組めることです。

教育だけを専門にするのではなく、通信をはじめとしたさまざまな知識や経験を持ち込みながら教育に還元できる。そこが自分のやりたいことに合っていると感じたことが、最終的な決め手でした。

――最後に、進路やキャリアに悩む学生へメッセージをお願いします!

就活をしていると、「やりたいことを一つに絞らなきゃ」「大学の専攻を活かせる仕事にしなきゃ」と焦ってしまうかもしれません。でも、やりたいことは一つでなくていいですし、大学の専攻と仕事が直接つながっていなくても全く問題ありません!

大切なのは、自分が「何がしたいのか」「どこで働きたいのか」といった様々な条件の中で、自分なりの『優先順位』をしっかりつけることです。

順位づけをした上で、第1優先から順に叶えられそうな会社を探していけば、きっと納得のいく場所が見つかります。それが、NTT東日本だったら嬉しいです(笑)。

自分の関心に素直になって、就職活動を楽しんでくださいね!

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取材:黒木 留幸、向後 優平(ガクラボメンバー) 
執筆:黒木 留幸(ガクラボメンバー) 
編集:学生の窓口編集部 
取材協力:NTT東日本株式会社

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黒木留幸(ガクラボメンバー)

千葉県在住の亜細亜大学1年生。大学では経済を専攻。趣味はゲームとご飯屋巡り。

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