簡秀吉、西山潤、奥野壮「食わず嫌いはしない、とりあえずやってみることが大事」 #春からの君に伝えたいこと
人生の先輩である著名人の方々から、春から新生活、新しい学年が始まる大学生のみなさんに、エールを送る「春からの君に伝えたいこと」。
今回はドラマ『好きやねんけどどうやろか』に出演中の簡秀吉さん、西山潤さん、奥野壮さんが登場。新しいことを始めるときに意識していることや、三者三様のコミュニケーションの取り方について教えてもらいました。
▼白濱亜嵐さん、小森隼さん、高橋文哉さん、もーりーしゅーとさんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと
簡秀吉、西山潤、奥野壮が<学生の君に伝えたい3つのこと>
1.食わず嫌いはしない、とりあえずやってみることが大事
――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?
西山潤(以下・西山):食わず嫌いはいけないなと思います。どうしても「自分、これ苦手だろうな」「これはやらなくていいな」と考えるときがあると思うんですけど、とりあえずやってみるというのが大事。結構、自分が何が好きかわからないという方がいらっしゃるじゃないですか。それを考えている間に食わず嫌いをせずに食べてみたら好きなものが生まれてくるんじゃないかなと僕は思っていて、やれと言われたことをやるよりも、そのときにやりたいことを思いっきりやるのが青春かなと思っています。
簡秀吉(以下・簡):僕は、映画館はいっぱい行ったほうがいいと思いますね。この前映画館に行ったんですけど……。
奥野壮(以下・奥野):もしかして学割の話?
西山:あ、そういう話?映画は映画館で観るとかそういうことじゃないの?(笑)
簡:チケットを買ったら1900円だったんですよ!でも大学に通っていたら、もうちょい安く観られるじゃないですか。だから学生時代にもっと行っておけばよかったと思って。自分も映像を見て心を動かされることが結構あるんで、それでやりたいことが見つかったり、何かのきっかけになるかもしれないですから、映画館にいっぱい行くべきです。
奥野:楽しく生きていたらそれでいいと思いますけどね。人間関係でも部活でも勉強でも、自分が楽しいと思えるものを楽しくやっていれば、それが一番素敵なことじゃないかなと思います。
――奥野さんは何をしているときが一番楽しいですか?
奥野:(スイングしながら)ゴルフですね。
2.些細なことでも自分の楽しめることを見つけてみる
――新生活、新しい環境でスタートする際にやっておいてよかったなと思うことや心構えはありますか?
奥野:この仕事って数ヶ月おきに新しい環境に身を置くことがあって、その度に僕は「ちょっと前のめりに人と話してみよう」とか、プラスなことを考えながら現場に向かいますね。今回の現場だったらおいしいごはんが待っているとか、この2人と会える、いい匂いがするとこに行けるとか(笑)、きっと何かしら見つかると思うんですよ。些細なことでも自分の楽しめることを見つけて、その環境に臨むといいんじゃないかなと思います。
西山:僕はやらない後悔よりやった後悔かなと考えていて、今のうちに失敗をたくさんしたいなと思って生きているんです。それこそちょっとでもひよる瞬間ってたくさんあると思うんですよ。でも恥ずかしいと思ったこともやってみたら、意外とそこで弾けることもあるし、それが今後30代、40代になって「あの失敗が生きてきたな」と思えればよくて。
奥野:それすらも楽しめるようになったら最強ですよね。恥ずかしい!でも今楽しい!みたいな(笑)。
西山:そうそう、そうしたら次に「またこれもやりたい、あれもやりたい」と思えるようになると思うし、それを笑ったり楽しんでくれる人もいれば、この人に嫌われたということもあって、でもそれもやらないとわからないじゃないですか。考えるだけで終わっちゃうのはすごくもったいないから、一回やってみることを大事にしています。
3.新しい環境では行動力や根性が大事
簡:確かにそうですよね。僕も17歳で東京に来て、やっぱり行動力や根性が大事やと思うんですよね。おふたりが話されていたことも根幹にあるのってやっぱり気持ち、根性じゃないですか。だから新生活に向けていろんな環境を経験して、失敗もたくさんするべきですし、それを成長の糧にしていったらいいんじゃないかなと思います。あとはいろんな人とコミュニケーションを取って情報を得ていくと、自分の理想像が見つかっていくんじゃないかと思います。
奥野:最後に俺らの話、根性論にされた(笑)。
西山:まとめられた(笑)。
簡秀吉はすごく素直でまっすぐで、愛をそのまま伝えてくれる心優しい大型犬
――みなさんが出演されているドラマ『好きやねんけどどうやろか』についてもお話を聞かせてください。取材時点で3話まで放送されていますが、反響は届いていますか?
簡:反響、届いていますね〜。今この段階では、キュンキュンよりもほっこりしたという感想が目に止まる気がしますね。
西山:僕は友だちや先輩から「テンポがよくて楽しく観られるし、すごく人間ドラマだよね」「飯、うまそうだな」と言われましたね。あと「ちゃんとキレイに食べてください」と言われて緊張しながら撮影していたので(笑)、「食べ方キレイだな、あんなにキレイだったっけ?」と言われるのが嬉しいです。
――奥野さん演じる瑞樹は、3話時点では回想シーンのみの出演ですね。
奥野:そうですね、僕の元には「焦らされてるな」という感想コメントが届きますね(笑)。
――作中では三角関係を演じられているみなさんですが、お話されている様子からはとても仲がいいのが伝わってきます。現場ではどうやって打ち解けていったのでしょうか。
西山:簡秀吉がすごく素直でまっすぐで、愛をそのまま伝えてくれる心優しい大型犬ですし、僕も人とコミュニケーションを取るのが好きなのですぐ仲良くなりました。壮とは共通点が多くて、3人でわちゃわちゃしています。
奥野:何かのきっかけとかではなく、ごく自然といつの間にかよく喋るようになりましたね。
西山:そうだね。でもみんな共通して、芝居についてはちゃんと話し合っていくところがあったので、そのメリハリがあったのがすごくよかったなと思います。それがあったからこそ、仲良くなったのかなとも思います。
簡:そうですよね。お芝居の話をして、そこからプライベートのことを話して、自然と距離が縮まっていきましたね。
――先程、西山さんは簡さんが「心優しい大型犬」とおっしゃっていましたね。
簡:いやいやいや、大型犬ではないんですけど。僕、こう見えてもエリートなので、現場では本当に静かに、端にいるような感じですよね。
西山:えっと……現場のど真ん中で「潤くん潤くん!壮くん壮くん!おはようございます!」というのが現実です。
奥野:「おなかすいた〜!(笑)」「俺、朝から撮影やってるんすよ〜!」ってね。
西山:「潤くん、壮くん、今日何時までっすか?」って(笑)。かわいいんですよ。
――かわいがられていたんですね(笑)。
簡:恐縮です(笑)。
――今回共演して知った一面や発見したことはありますか?
西山:秀は前の作品を見たときにクールなのかなと思っていて、でも会ったら一瞬でで「あ、この子は素直なんだな。嘘をつけない子なんだな」と思いました。それが簡秀吉の素敵なところで、お芝居にも出ているし、素敵だなと気づけましたね。壮はすごく静かだけど、熱もユーモアもある人で。最初はとっつきにくいかなと思っていたら、共通点がたくさんあって話していて楽しいですね。
簡:潤くんは、はじめはものすごく大人な方なんだろうなという印象が強くて、接していくうちに器が広さや大人な印象は変わらず、でもちょっとかわいいところがあるんですよね。そして面倒を見てくれる感じは本当に優しいなと思いますね。
――どういうところがかわいいなと思ったんですか?
簡:ちょっと笑ってくださいよ!(とくすぐってちょっかいを出す)こうやって笑うと目元がくしゃってなるんですよ(笑)。それがかわいくていいなと思いますね。壮くんは、僕がでかいだけなんですけど、小柄でかわいらしい感じだなと最初は思っていて。でも接していくと優しくてお芝居のことを教えてくれて、たまにかわいらしい一面もあったりするんですよ(と西山さんと同じようにちょっかいを出す)。
奥野:(無言で見つめる)。
簡:あ、すみません……。
奥野:お前、気をつけろよ(笑)。
簡:はい(笑)。本当に2人ともいい先輩です!
奥野:2人とも最初から最後まで変わらなかったというか、ここまで印象が変わらない人もめずしいなと思いますね(笑)。インしてすぐに簡くんは「仮面ライダー、一緒ですね」みたいなことを言われて。(奥野さんは『仮面ライダージオウ』、簡さんは『仮面ライダーギーツ』でそれぞれ主演を演じた)
西山:「実は一緒でしたね、知ってました?」みたいな言い方(笑)。
奥野:お互い知っていることなのに、「僕は知ってますよ」みたいな感じのテンションでこられて(笑)。そういう彼の純粋な真っ直ぐさというか、無邪気なところが最初から最後までずっと出ていたかなと思いますね。潤くんはさっき話してくれたのと同じ意見で、共通点が多いです(笑)。
4話の告白シーンは、自分の役者人生の中でもいいシーンだった
――これまでで印象的なシーンはありますか?
西山:1話で(西山さん演じる)曽我が(簡さん演じる)栄枝に「好きやねんけどどうやろか」と言われて、4話で改めてちゃんと告白されるシーンがあって、そのあとにもそういうシーンがあるんですけど、そこでの会話のキャッチボールは監督と秀と丁寧に、何テイク重ねても流れないようにやろうという話をしました。だから演じるにつれてお互いの気持ちの内がわかるというか、「秀はこういうことをしたいんだ」「こういう気持ちなんだ」というのがすごく見えてきたので、そこはすごくよかったですね。自分の役者人生の中でもいいシーンだったなと思います。
簡:僕は4話ですかね。曽我さんの誕生日パーティーをしようと思っていたけどうまくいかず、(村瀬紗英さん演じる)数代ちゃんが栄枝に対して思っていることを言ってくれたシーンは、数代ちゃんの言葉が一個一個栄枝として刺さったし、グッとくるものがありました。そこでようやく曽我さんに思い伝えようと決意できた瞬間でもあったので、僕はすごく好きなシーンですね。
奥野:僕は、過去の回想で瑞樹が栄枝に助けてもらうシーンがあるんですけど……。
簡:あそこか!(笑)
奥野:台本でも「イカつい男の人に詰められているところを栄枝に助けてもらう」みたいに書いてあったんですけど、そのお相手の役者さんがあまりにもイカつすぎて(笑)。話を聞いたらこういう作品に出るのは初めてで、よく出ているのがヤクザ映画とかヤンキー作品だからドキドキしているとおっしゃっていて(笑)、そこは現場でも印象的でしたね。
西山:あれは面白かった(笑)。
――作中では恋愛や友情、仕事といろんな人間関係が描かれていますが、みなさんは仲良くなりたいなと思う人がいたら、自分から積極的にコミュニケーションを取れるタイプですか?
簡:僕はガンガン行ける人なのか、ガンガン行けない人なのかが目を見たら大体分かるんですよ。その感覚を信用していますね。それで外れたことは多々あるんですけど。
西山:そうだろなと思いながら聞いていた(笑)。
奥野:「そのセンスはほんまに正しい?」って聞きたくなった(笑)。
西山:50、60歳の大先輩が言うセリフだよ(笑)。じゃあ相手の目を見て、一回待つの?
簡:一回待ちますね。
奥野:若干待ってたんや、あれ。
簡:壮くんのときは待ってないですね(笑)。
奥野:人それぞれなのね(笑)。
西山:僕はもうパッと行って、すぐ抱きつきますね。現場でスタッフさんに「おはようございます」「おつかれさまでした」ってギュッとするんですよ。
簡:ようやってますね(笑)。ご褒美っすね、そんなん。うらやましいっすわ。
西山:なんでよ。
奥野:どういう捉え方してんの?(笑)。
簡:そういう文化みたいなことですよね?
西山:うん、マイカルチャーっていうことでいいよ(笑)。
奥野:僕はこういう人たちに憧れている人間です。なので、最近は徐々にジャブを打って確認していく感じですかね。
簡:それが安全ですよ。
西山:確かに、たまにギュッとしてみたら相手の反応に火傷するときがあるのよ。
奥野:ありますよね?(笑)
西山:そういうときは「あ、ごめんなさい」ってなる(笑)。でも火傷を火傷と感じないんで。
奥野:僕はガラスのハートなんで無理ですね(笑)。
それぞれの関係やキャラクターに注目してみたらいろんな楽しみ方ができる
――最後に、ドラマの今後の見どころを教えてください!
簡:このドラマはBLだけじゃなくて人間関係や一人ひとりの色も面白いですし、関西っぽい掛け合いも楽しめるドラマやなと思っているんで、いろんな楽しみ方をしていただきたいです。あとはやっぱり飯テロを存分に味わってほしいです!
西山:7話くらいから話もバッと変わってきて、「お、こうなってくんだ」という一個のルートが見えると思うんですけど、そこから瑞樹も動きますし、(堀家一希さん演じる)要は間に入ってくれるし、数代は背中を押してくれるしというまだまだ大荒れの後半になっていくので、演じていても7話以降は怒涛でしたね。後半は後半でまた面白さがあると思うので、そこを楽しんでいただけたらなと思います。
奥野:後半戦になるにつれてそれぞれの関係性がより色濃くなっていくので、僕と栄枝、栄枝と曽我さん、曽我さんと僕、それぞれの関係やキャラクターに注目してみていただけたら、いろんな楽しみ方ができるんじゃないかなと思っています。ひとりひとりがすごく個性的やから誰に注目してみても楽しめるドラマやし、ラブストーリーなんだけど、そうじゃないところも面白いので。
西山:ちゃんとラブコメのよさがあるよね。もう一個加えるとしたら、神田数代がかわいくていいやつですね。3話の最後、めっちゃかわいくなかった?
奥野:かわいかった(笑)。
西山:曽我に見せるのはどっちかというと強めな顔が多い中で、栄枝といるときはちょっとキュートなシーンもあって、神田数代がかわいいです!
簡秀吉さん、西山潤さん、奥野壮さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!
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PROFILE
簡秀吉
2002年10月23日生まれ、京都府出身。2022年に映画『HiGH&LOW THE WORST X』に出演、同年から特撮ドラマ「仮面ライダーギーツ」にて仮面ライダーギーツ役で主演を務める。2023年には、『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』にも出演している。2023年8月には1st写真集「IKKAN」を発売。
PROFILE
西山潤
1998年7月12日生まれ、神奈川県出身。2006年に『サイレン』でデビュー。その後『20世紀少年』シリーズに出演。主な出演作にドラマ「ドラゴン桜」(21)、映画『鬼ガール!!』(20)、『ターコイズの空の下で』(21)、NHK夜ドラ「卒業タイムリミット」(22)、ドラマ「こういうのがいい」(主演/23)などがある。
PROFILE
奥野壮
2000年8月21日生まれ、大阪府出身。2018年に特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」にて主演の仮面ライダージオウ役で俳優デビュー。近年の主な出演作に、ドラマ「恋に無駄口」(22)、「女子高生、僧になる。」(23)、ドラマ「下剋上球児」(23)、映画『Gメン』(23)などがある。現在公開中の映画『罪と悪』に出演している。
ドラマ「好きやねんけどどうやろか」読売テレビ ドラマDiVE枠にて毎週木曜・深夜1:00~放送中
大阪の下町・路地裏にある、安くて美味くて家庭的なメニューを出す小料理屋「たまえ」で働く若き店主・松本栄枝(簡秀吉)。コテコテの関西弁を使う栄枝は、老若男女問わず誰にでもフレンドリーな性格。居心地の良いお店は、いつも賑わっている。そんなある日、東京から大阪に転勤してきたバツイチサラリーマン・曽我久志(西山潤)が、上司に連れられて「たまえ」を訪れる。初めて店を訪れた曽我の一挙手一投足から目が離せない栄枝は、彼のとる行動にキュンとし、一目惚れをしてしまい…。
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・ご提供いただいた個人情報は、当選者へのご連絡のために使用させていただき、ご本人の同意なしに第三者に開示、提供することは一切ありません。
取材・文/東海林その子
撮影/米玉利朋子
スタイリング/津野真吾(impiger)(簡分)、柴田 圭(西山分)、三宅剛(奥野分)
ヘア&メイク/亀田 雅(簡分)、舩戸美咲(西山分)、大橋 覚(VANESSA+embrasse)(奥野分)
簡秀吉衣装:コート 110,000円/meagratia(semina Co.Ltd):03-4283-2754、その他スタイリスト私物