ワークライフバランス・給与・やりがい・福利厚生……現役大学生が企業選びで重視することとは？
3月を間近に控え、そろそろ就職活動が本格化する季節が近づいてきました。就活を進める上で、まず悩むのがどんな観点で業種や企業を選べばいいのか。どうしても普段から名前をよく見かけたりする企業に目が行きがちですが、世の中には知られざる優良企業がたくさんあります。そうした企業を知らないまま就活を進めてしまうのはもったいない！
そこで今回は3名の学生に集まっていただき、企業選びで重視することをテーマに座談会を実施。さらに、アルミ板で国内トップシェアを持つ大企業でありながら、事業の特性上あまり知られていない会社であるＵＡＣＪの人事担当者にも参加いただいて、ＵＡＣＪの魅力について教えてもらいました！
今回、参加してくれた学生たち！
濱さん
東京女子大学・現代教養学部心理コミュニケーション学科1年。テニスサークルに所属して活動したり、焼肉屋でバイトしたりするなど、勉強も遊びも仕事も全力投球。
大貫さん
東京工科大学・工学部応用化学科2年。バレーサークルで活動しながら趣味でフットサルにも熱中するスポーツ好き。
前田さん
慶應義塾大学・商学部2年。普段はギターサークルとバドミントンサークルで趣味を満喫したり、塾講師のアルバイトに力を入れている。
今どき大学生は企業選びに何を重視する？
――皆さんは1年生と2年生ですが、就活に対してどのような意識を持たれていますか？
就活はまだ始まっていないんですが、OBの先輩がきっかけで、今は食品管理の企業に興味があります。あと1年で就活が始まるので、少しずつ意識し始めていますね。
私ももうすぐ3年生ということもあり、将来自分がどういうふうに働きたいかを考える時間は増えてきました。先輩に話を聞いたりして、いろいろと業界について情報収集しています。
私はまだ1年生なので、正直まだどんな仕事がしたいかははっきり決まっていません。今後いろいろな業界を見て、興味の幅を広げたいと思っています。
――業種や職種も大事ですが、たとえばお休みがどれくらい取れるかとか、福利厚生とか、そういった点も企業選びのポイントになるかと思います。皆さんは今の時点で、どんなことを重視して企業選びをしたいと思っていますか。
私はワークライフバランスを大事にしたいと思っています。あとは入社後の研修制度が充実しているかどうかも気になりますね。
以前は給料が一番大事だと思っていたんですが、最近メディアでもブラック企業の問題を見ることが増えたので、給料だけじゃないなと思うようになりました。家賃補助などの福利厚生がしっかり整っているのかも気になる部分です。
私は何でもそうなんですが、やりがいの中に楽しさを見つけるタイプ。だから仕事も上から言われたことだけをやるのではなく自分から積極的に発信して、それに対してちゃんと上司がフィードバックしてくれるような風通しの良い会社が理想だと思っています。
アルミニウムで社会に貢献しているＵＡＣＪってどんな会社?
――働きたい会社選びのポイントとして、ワークライフバランスや給料・福利厚生、やりがいなどが挙がりました。そんな皆さんに今日はご紹介したい会社があります。ＵＡＣＪってご存知でしたか?
いえ……正直、今まで知りませんでした。
――ＵＡＣＪは消費者ではなく企業とビジネスを行うBtoB企業なので、一般的にはそれほど名前は知られていないかもしれませんね。実は、ＵＡＣＪは日本が世界に誇る大企業なんです。今回はそんなＵＡＣＪから、人事部人事ビジネスパートナーグループグループ長の草留さん、ビジネスサポート本部 人事部人材開発グループの高さんにお越しいただきました。お二人からUACJがどんな会社なのか、いろいろと教えていただきましょう。
お話を伺った担当者さんたち！
草留さん
ビジネスサポート本部 人事部 人事ビジネスパートナーグループ グループ長 鹿児島県出身。鉄鋼業界、電気機器業界を経て2018年に中途でＵＡＣＪに入社。
高さん
ビジネスサポート本部 人事部 人材開発グループ 中国・上海出身。大学卒業後、来日。2011年にＵＡＣＪに入社。経理を経て2020年から現職。
ＵＡＣＪという会社についてあまり名前は知られていないかもしれませんが、実はアルミ板のシェアが日本でトップの会社です。世界でも第3位のシェアを誇っているんですよ。
へー！ アルミニウムっていうとジュースの缶とかに使われているアルミニウムですか？
そうです！ ほかにもスマホやタブレットのボディをはじめ、薬のパッケージや自動車、新幹線、飛行機、ロケットなんかにもアルミニウムが使われています。
そう考えるとアルミニウムって私たちの生活に欠かせない素材なんですね。
ＵＡＣＪのスローガンは「アルミでかなえる、軽やかな世界」。その言葉の通り、アルミニウムで皆さんの生活を支える会社なんです。
僕は小さい頃、電車が好きだったので新幹線にアルミニウムが使われるようになったのは知っています！ 初期の新幹線は鉄がメイン使用されていましたが、アルミニウムも多く使われるようになったんですよね。
詳しいですね！その通りです。アルミニウムの特性はまず、錆びにくいこと。また、鉄に比べて重さが3分の1しかなく、とても軽いことがあります。自動車や電車にアルミニウムが使われて軽くなれば、その分移動するときのエネルギーも少なくなりますよね。そういう意味で、ＵＡＣＪの事業はサステナブルな世の中に貢献できる仕事ともいえるんです。
ほかにアルミニウムの特長ってどんなものがあるんですか？
熱や電気を通しやすいことや、加工しやすく溶かしやすいこともアルミニウムの特長です。アルミニウムは660度で溶け始めます。金属としてはかなり融点が低い方なので、溶かすのに使うエネルギーが少なくてすみます。また、溶けやすいということはリサイクルしやすいということでもあります。
アルミニウムってリサイクルされているんですね！
やっぱり限りある資源なので、できるだけリサイクルして使うべきですから。たとえばアルミ缶はリサイクル率が90%以上もあり、さらに何度でもリサイクルすることもできます。また、新しくアルミニウムを作るのと比べて、リサイクルするとCO2発生量を約3%にまで削減できるんですよ。そういった特長から、アルミニウムは「リサイクルの優等生」なんて呼ばれています。
たった3%ですか！？ それはすごいですね。僕の通っている大学はサステナブル社会の実現に力を入れているので、すごくアルミニウムに興味がわいてきました。
リサイクルの大切さはいろいろなところで聞きますけど、数字で聞くとアルミニウムのすごさを実感しますね!
地球温暖化は私も気になっていたテーマです。そういった問題に企業として取り組まれているのはとてもいいことだなと感じました。
テレワークや副業の制度も！ ＵＡＣＪは多様な人が働きやすい会社
――アルミニウムの特長や可能性について知ったことで、学生の皆さんもＵＡＣＪに興味がわいてきたのではないでしょうか。そんなＵＡＣＪでは、社員が働きやすくなる制度をたくさん整えているそうです。ＵＡＣＪで働くことの魅力についてもお聞きしていきましょう。
ＵＡＣＪは社員が気持ちよく働けるよう、時代に合わせて働き方に関する制度も整えてきました。たとえばコロナ禍が始まる前から、いち早く在宅勤務制度を取り入れ、2022年度の本社におけるテレワーク率は47.9%です。平均して、週のおよそ半分はテレワークを利用していることになります。会社として在宅勤務を推奨していることもあり、在宅勤務手当も支給しています。
そのような環境もあり、本社オフィスではフリーアドレス制を導入して、コミュニケーションが生まれやすい環境を整えています。他にもフレックス制度も導入していて、通勤時間の満員電車に乗らなくていいのも好評です。
ＵＡＣＪのこうした制度は特に子育て世代には嬉しいですね。私も子どもが2人いるので、送り迎えなどをするのにフレックスや在宅勤務はすごくありがたいです。夫が遅くなるときは私が、私が会議で時間がとれないときは夫がといった形で、協力して子育てができています。会社もそうした社員の事情に配慮してくれるので、多様な人が自分らしく働ける環境だと思います。
たしかにこれだけ制度が用意されていると、どんな方も自分らしく充実した働き方ができそうですね。
ほかには副業制度もあります。たとえば特技を活かしてイラストレーターの業務委託をされている社員もいるんですよ。そうやって外の世界に目を向ける機会をつくることで、いろいろな刺激を受けたり成長できたりして、最終的には本業にも良い影響があるとＵＡＣＪは考えているんです。
制度があって、社員の皆さんがしっかり利用できているのは魅力的です！
それはＵＡＣＪの社風という部分もあると思います。大企業ではありますが、やることをしっかりやればあとは自由でいいというカルチャーがあります。役員など上の人たちもフレンドリーなんですよ。私は何社か転職を重ねＵＡＣＪに中途入社しましたが、この規模でこんなに社員と役員の距離が近い会社は経験したことがないです。
先日もＵＡＣＪ発足10周年のイベントを社内で開催したのですが、楽しいコンテンツばかりでした。社長も紋付袴で登場して会場が沸きました(笑)。堅い会社だと思われがちですが、そういった遊び心を持った会社なんです。
大企業の一般的なイメージとはぜんぜん違いますね！ すごく興味がわいてきました。
社内ベンチャーや指導員制度など社員のキャリアを会社がサポート!
――ＵＡＣＪでは社員のキャリア形成についても制度を整えているそうですね。
キャリア形成にもいろいろありますが、まず紹介したいのは「社内ベンチャー制度」。何かやりたいことができたとき、転職しなくてもＵＡＣＪの中で新事業にチャレンジできる制度です。新事業のアイデアをコンテストに出して、合格すると事業化できるというものです。プロジェクトを進めるにあたっては、ＵＡＣＪのお金や人材、生産設備といったリソースを使えるので、新事業をやるには最適な環境だと思いますよ。
キャリア形成の点では、私たちは入社して最初の3年をとても重要な期間だと考えています。そこで、配属から2年目までは指導員が新入社員に並走する「OJT指導員制度」を用意し、仕事はもちろんメンタル面などもフォローしていきます。そして、3年目には自ら考え提案や行動ができる“自走する”社員になることを目指してもらいます。
最初の3年間でどんなスキルを身につけるのかという目標を立てて、そこから逆算して各年次で何をすればいいのかを考えていきます。キャリア形成のために何をすべきなのかを指導員の先輩や上司が一緒になって考えてくれるわけです。研修制度も含め、ここまでサポートしてくれる会社はなかなかないと思います。
キャリアを積んでいくために、手厚くサポートしてもらえるのは助かりますね！
また、ＵＡＣＪの理念を体現した社員を表彰する制度も設けています。ＵＡＣＪでは会社として大事にしたい価値観を「ＵＡＣＪウェイ」という形で設定しており、ウェイには「相互の理解と尊重」「誠実さと未来志向」「好奇心と挑戦心」の3つがあります。このウェイに沿った行動をとることをＵＡＣＪとして推奨褒めると明言しているわけです。
ウェイに「挑戦心」という言葉が入っているところが、社内ベンチャー制度やキャリアアップを後押ししてくれる制度とも重なりますね。
コミュニケーションを重視しているところは「相互の理解と尊重」に当てはまると思いました！
こんな学生にＵＡＣＪはぴったり!
――ＵＡＣＪがどんな会社かを教えていただきましたが、学生の皆さんはどんな印象を持ちましたか?
事業そのものがサステナブルであるというのは大きな強みを持った会社だと思いました。また、入社した後も会社がしっかり研修などバックアップしてくれて、迷ったときはＵＡＣＪウェイという立ち返る価値観があるのもすごくいいなと感じました。
私も、会社がキャリアをサポートしてくれる体制などが整っていることが大きな魅力だと思いました。就活というと会社の事業を中心に考えることが多いんですが、それだけでなく入社後の働き方についても着目したいと思いました。
私は文系なのでアルミニウムに興味が持てるのかなって思っていたんですが、今日説明いただいてＵＡＣＪの魅力はそこだけじゃないと思いました。また、私は結婚して子どもを産むと、そこでキャリアが途絶えてしまうんじゃないかと不安に思っていて……。ＵＡＣＪの場合は、そういった子育て世代でも働きやすいような環境が整っているんだなと安心しました。
――最後にどんな学生にＵＡＣＪが向いているのかを教えていただけますか。
まずは、ＵＡＣＪウェイに共感してくれる人。それから、当社は世界でも事業を展開しているので、グローバルに活躍したい人ですね。あとは、新しい分野にも興味を持って好き嫌いなく何でも経験しようとする人はＵＡＣＪに合うと思います。
グローバルというと海外を飛び回るイメージを持たれるかもしれませんが、日本にいてもグローバルな仕事はできます。私も海外出張はありますが、大半は日本にいて子育てしながら仕事もできています。
私は仕事をする上で「付加価値をつける」ことが大事だと思っています。私たちの生活は多くの先人たちが築いてくれた上に成り立っていて、そこに付加価値をつけて次の世代にパスするのが、私たち現代のビジネスパーソンの役割だと思うんです。ＵＡＣＪはまさにそういった未来への付加価値をつけられる事業を行っています。共感してくれる方と一緒に働けるのを楽しみにしています！
――ありがとうございました！
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BtoB企業のため、大企業でありながら意外と知られていないＵＡＣＪ。今回の座談会を通して、就活を控えた学生の皆さんの視点も大きく変わったのではないでしょうか。
アルミ板でトップシェアを持ち、多様な働き方を実現しているＵＡＣＪ。同社で働くことに興味を持ったら、ぜひＵＡＣＪをチェックしてみてください。
