将来は健康寿命の延伸に貢献できる製品を作りたい! 日々「麺」の開発に挑む、日清食品グループの若手先輩社員に仕事の魅力を聞いてみた!

編集部:ぜんや

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「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。

今回は「日清食品グループ」で働く先輩社会人にインタビュー。食品開発室で、冷凍食品やチルド食品の「麺」の開発を担当する津田梨乃さんに、日々の仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!

プロフィール:津田 梨乃
2022年度新卒入社

経歴:冷凍、チルド食品の「麺」の製品開発を担当、おいしさの改善や利便性向上など「麺」に関する基礎研究などの業務に従事。マーケティング部など他部署と連携し、消費者が求める新たな「麺」を追求し開発に取り組む。主に、糖質オフなどの新たな付加価値を持つ健康的かつおいしい「麺」の開発を担当している。

社会人編自分発信でやりたいことにチャレンジできる環境がある

――まずは自己紹介をお願いいたします。

津田梨乃です。私は去年の4月に入社して、今年の4月で社会人2年目になりました。麺の開発を担当しています。

――お仕事について詳しく教えてください。

日清食品と聞くと、「カップヌードル」や「日清のどん兵衛」など、常温で販売されている即席麺を思い浮かべることが多いと思いますが、私は冷凍食品とチルド(冷蔵)食品の麺の開発を担当しています。

開発の手法は、大きく2つあります。
1つ目はマーケティング部から「こういった製品を作りたいので、こういう麺を作ってほしい」という依頼に対して研究所で何度も試作を重ねて製品に落とし込むやり方です。

2つ目は研究所から発信する形で作っていくというやり方です。私の所属する部署では常にひとり2つほどの研究テーマを持ち、日々麺の研究を進めています。そこで新しい技術が生まれた場合に、研究所からマーケティングの方に「製品化しませんか?」と提案することもあります。

――マーケティング発信の場合、結構早いスパンで製品開発をしているんですか?

マーケティング部から「こういう麺を作ってください」と言われた後に、研究所で何回も配合などの検討をして、社内での合意を得るまで、だいたい2カ月程度かかります。その後、実際に工場で大規模生産ができるか確認も必要となるので、全体の工程を考えると発売までに6カ月ほどかかります。

――これまで、一番難しいと感じた仕事を教えてください

初めて私が配合を決めた麺が、製品化される過程で難しさを感じました。研究所で作った試作品は「おいしい」と評価をいただいたので、工場ラインで実際にテスト生産する工程に進みました。初めて自分の麺が作られるということで、すごくワクワクしていたのですが、見事失敗に終わってしまいました。

研究所の試作ではうまく作れたとしても、工場で規模を大きくして作るとうまくいかないことが数多くあります。研究所と工場では機械の大きさや種類、細かい設定が違っていることにより、試作品の品質を再現することが難しく、大量生産するための適切な条件を決めることがいかに難しいかを学びました。

――津田さんが思う日清食品グループの強みや魅力はなんですか

いろいろな分野にチャレンジできる環境があることだと思います。即席麺のパイオニアであり、強い商品ブランドをいくつも持っているので、冷凍商品やチルド商品などのほかの分野にもチャレンジしやすい環境です。また、自分が取り組みたいテーマが明確にあり、チャレンジしたいという意志を示すことができれば、それをやらせてくれる環境や雰囲気は整っています。

――今の業務で求められるスキルや、どういう人が向いているか教えてください

専門的な知識は実際に業務を進めながら、自分で時間を作って勉強していかなければいけません。
指示待ちでは業務は進められないので、自分で考えて行動するスキルが一番必要になってくるのかなと感じています。

学生時代編ラクロスと野菜鮮度の研究で身に付けたスキルは今も業務に活かされている

――どのような学生時代を過ごしていましたか?

部活に燃えていた熱い青春時代でした。ラクロス部に所属していて、私は攻撃ポジションでした。朝から部活をやり、昼は研究室で研究、夕方から夜までカフェでバイトをしていて、みっちり時間が埋まったような生活をしていました。

――一番印象に残ってる経験はなんですか?

大学からラクロスを始めた初心者だけのチームでしたが、経験者中心の強豪校に勝利し、関西ベスト4になることができました。メンバーのさまざまな意見を聞きながら状況に応じて戦術を決めていくやり方が、あらゆる部署と連携して行う現在の開発業務にもつながる経験になったと思っています。

――部活でのコミュニケーションが、部署間での会話に通ずる部分や役立ったなと思うことはありますか?

相手の立場に立って考えることは、今も大事にしています。自分の意見だけ主張するのではなく、相手の目線で考えることは、現在の仕事にも活きていると思います。

――大学ではどんな研究をしていたんですか

野菜の鮮度の研究です。見た目や感覚でしか評価されてない鮮度を数値化できないかという研究をしていました。

――大学時代の研究が今の仕事に活きていることはありますか?

トライアンドエラーを繰り返していくことです。思い通りの実験結果が出なくても、その結果から何を言えるのかを考え、次の実験に活かしていく。そういう日々の研究活動が、今の製品開発と同じだなと思っています。学生時代の研究のやり方や考え方は現在の業務にもすごく活かされています。

――日清食品グループに入社を決めた理由を教えてください

雰囲気が自分に合っていると思ったからです。 インターンシップに参加していましたが、先輩方の話を聞いた時に感じた雰囲気が良く、オンとオフの切り替えがとてもしっかりしていて、一つ一つの業務に全力を尽くされていると感じました。このスタイルが、自分の望む働き方に合っていると思い、入社を決めました。

――今後の展望やキャリアパスを教えてください

健康寿命の延伸に貢献できるような食品を作りたいと思って入社したので、健康的でおいしい製品をどんどん世に出していきたいと思っています。麺の開発というバックグラウンドを活かして、そのような製品開発に携われるチャンスがあれば、飛び込んでいきたいと思っています。

プライベート編普段の何気ない買い物が仕事に活かされている

――お休みの日はどのように過ごしていますか?

アクティブに遊んでいます。川沿いでキャンプ飯を作って食べたり、コーヒーが大好きなのでコーヒショップ巡りをしたりなど、充実した休日を過ごしています。

――プライベートが仕事に活かされていることはありますか?

スーパーに買い物に行き、料理をするという普通の過ごし方が業務に活きていると思っています。冷凍食品の売り場を見ながら消費者の視点で、「こんな冷凍食品があったらいいのに」とか「もっと簡単に調理できたらいいのに」など考えると同時に「どんな技術があったらそれがかなうのか」と考えることが癖になっています(笑)。プライベートで見たり、感じたりすることが業務につながることが多いです。

――最後に学生へのメッセージをお願いします。

ありのままの自分をいかに出して、それを受け入れてくれる企業とどのように巡り合えるかが就活だと思いますので、「ありのままの自分とは何なのか」を考え、それを全て企業側に伝えられるよう、楽しみながら頑張ってほしいと思います。応援しています。


編集:学生の窓口編集部
取材協力:日清食品グループ

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編集部:ぜんや

活字中毒の中年編集者です。暇さえあれば本やウェブコンテンツを読み漁っています。 文章や言葉で読者を楽しませたり、悩みに寄り添い勇気づけられるよう、日々悪戦苦闘しながら言葉を紡いでいます。

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