中古車ってどうやって買ったらいいの?中古車購入のステップとチェック項目を紹介
「中古車を買いたい。けれど、買い方がわからないし、何から始めたらいいかもわからなくて不安…」。はじめて中古車を買うという場合、こんな不安を感じる人は多いのではないでしょうか。ここでは、中古車を買う場合の手順と決めなければならないこと、また準備すべきことを説明します。
中古車の購入ステップ
中古車を買うのがはじめてという場合、以下の手順を踏んで準備するとよいでしょう。
ステップ1.予算を決める
まずは、予算を決めましょう。予算額は人それぞれでしょうが、予算を決めるときに注意しなければいけないことは、クルマの本体価格だけで考えてはいけないということです。車検費用をはじめ、ガソリン代や駐車代などの維持費も含めて予算を検討するようにしましょう。
ステップ2.駐車場を確保する
次に、クルマを駐めるところ、駐車場を確保しなければなりません。クルマを購入する際には、自宅の敷地内あるいは近隣の月極駐車場などをおさえたうえで、車庫証明書を警察署に提出する義務があります。
ステップ3.購入車種を決める
次は、決めた予算に合わせて希望車種をいくつかピックアップします。そして、自分の譲れない条件などを基準に候補を絞り込んでいきます。また、予算だけなく、誰と何にクルマを利用するのか目的も車種を決める重要な要素です。たとえば、デートに使うのと友達何人かでわいわい遊ぶのとでは車種が違ってきます。
ステップ4.見積りを取る
気になるクルマがあれば、見積りを取りましょう。見積もりで注意したいチェックポイントは、まず車両本体価格はじめ、オプションや付属装備など車両本体に関わる金額。次に登録・届出や車庫証明、納車費用などの諸費用。車両代金と諸費用とは別に必ず発生する各種税金や保険などの法定費用も必ず確認しましょう。
ステップ5.支払い方法を決める
一括払いで買えるならとくに準備などする必要はありません。ローンで支払う場合は、銀行などの金融機関で組むローンと中古車販売店提携ローンの2種類あります。ローンでチェックしなければいけないポイントは、年利です。返済に何年もかかる場合、わずかな金利差でも支払い総額に差が出てきます。一般的に年利が低いのは銀行ローンといわれていますが、販売店提携ローンは手間がかからないというメリットがあります。
販売店へクルマを見に行ったら確認すべきこと
プライスボードの見方
買いたいクルマが決まったら、実際販売店へ見に行くことをおすすめします。販売店へ行くと、ズラッと中古車が並べられていて、フロントガラスにはプライスボードが貼られています。プライスボードには販売価格が一番大きく書かれているので、価格だけに目がいきがちですが、ほかにも確認すべき情報が記載されています。
価格は「車両本体価格」と記載されているのが一般的ですが、 「支払総額」(車両の購入に必要な最低限の費用を含めた価格)と記載されている場合もあります。 「車両本体価格」の場合は、現金一括支払いであっても、別途保険料や税金、登録に伴う費用など諸費用がかかります。
「初年度登録年月」「車検有効期限」「走行距離数」は、車検証や現車のオドメーターと照らし合わせ、記録内容に相違がないかチェックしましょう。相違があるかないかで信頼できる販売店かどうか判断材料にもなります。また、残車検も重要です。「検無」と記載されていたら、車検整備費用が発生します。
「クルマ購入チェックシート」を有効活用
販売店へ行って現車を確認する際、ぜひ活用してほしいのが、「クルマ購入チェックシート」です。とくにクルマの操作系に関しては、ちゃんと作動するかどうか確認することが重要です。販売店のスタッフに説明を求めてもいいのですが、自分の目で確かめることが大切です。チェックを細かくすることで、慎重な客であることを印象付けることもできます。
まとめ
中古車を買う場合、決めなければならないことは、まず予算はいくらか、駐車場はどこにするか、ほしいのはどんな車種か、支払いは一括かローンか、などです。また、実際販売店へクルマを見に行った時に確認すべきことは少なくありません。あらかじめプライスボードの見方を把握しておいたり、クルマ購入チェックシートを用意しておきましょう。クルマ購入チェックシートはぜひ持参することをおすすめします。
(学生の窓口編集部)
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