飛行機に化粧品を持ち込む際の注意点は? 香水、スプレーはどうすべき?
飛行機で長時間のフライトが予想される場合、女性なら化粧品を客室内に持ち込みたいと思うでしょう。化粧品だけではなく、コンタクトレンズの洗浄液や目薬なども要りますね。ただ、客室に持ち込む液体には制限があり、 香水やスプレーの持ち込みにも注意する必要があります。今回は飛行機に化粧品を持ち込みたい場合に注意すべきことをまとめました。
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国際線の場合:液体の持ち込みには制限が!
長時間のフライトになる国際線では、液体の客室への持ち込みが厳しく制限されています。原則として、運航・乗客の安全を害する可能性のあるものは客室には持ち込めません。
液体が可燃性のものだとテロやハイジャックに利用されるかもしれませんね。ですので、日本発の全ての国際線では液体の機内持ち込みについて「量的な制限」があります。
化粧品、また関連アイテムを見てみましょう。
・美容スプレー、美白スプレーなどスプレー缶タイプのもの
・化粧クレンジング、洗顔用品
・液体マスカラ、液状アイライナー
・マニキュア、除光液、ネイルアート用品
・液状ファンデーション
・クリーム、ローション類
・制汗ジェル、整髪ジェル
・香水、コロン(液状、ジェル状、霧吹き式スプレー)
については「客室に持ち込み可能」ですが、それぞれ100ml以下の容器に入っていることが前提です。また、それらの容器を1リットル以下のジッパー付きの透明プラスチック袋に入れる必要があります。。
100mlというと小さい容器になります。市販の容器が大きい場合には持ち込めませんので、100ml以下の容器を買い、それに小分けする必要があります。また小分けした容器を入れるために規定に合ったプラスチック袋も用意しておきましょう。
ただ、これは日本のルールですので、乗り継ぎ便や外国発のフライトではこれでも駄目で、没収される可能性があります。心配であれば、中継地や旅先の国のルールについてあらかじめ調べておいてください。
⇒引用元:『国土交通省』「量的制限の対象となる液体物のリスト」
http://www.mlit.go.jp/common/001105372.pdf
国内線の場合:化粧品はほぼOK!
一方の国内線では国際線ほど厳しい「量的な制限」はありません。例えば『JAPAN AIRLINES』(JAL)でも、
・化粧品・香水・医薬品(非放射性のもの)
機内持ち込み・お預けともに可
※1容器あたり0.5kgまたは0.5リットル以下で、お一人さまあたり2kgまたは2リットルまで
としています。
⇒引用元:『JAPAN AIRLINES』「飲み物や化粧水・香水など液体物の持ち込みはできますか。」
http://faq.jal.co.jp/app/answers/detail/a_id/4155
ANAやLCCといった航空会社でも同様のルールとなっており、国内線では化粧品の客室持ち込みについては、1個当たりの重量制限などはありますが、特に心配はないでしょう。
今回ご紹介したように、国内線では特に気を付けなくても大丈夫ですが、国際線の場合には化粧品の持ち込みには量的な制限があります。あらかじめ化粧品を小分けする、それを透明なプラスチック製の袋に入れるといった作業をしておかなければ持ち込めません。海外へ出掛けるみなさんはこの点に留意して、旅行の準備をしてください。
(高橋モータース@dcp)