「怒り新党」で話題の「共感性羞恥」って知ってる? 経験したことがある大学生は〇割 2ページ目
漫画やアニメを見て
・アニメで主人公が恥ずかしい気持ちになるのがわかっていて、その続きが見られなかった(女性/21歳/大学3年生)
・展開が読めてしまったので、これから主人公が恥をかきそうと思ったら何故か照れたことがある(女性/23歳/大学院生)
テレビを見て
・生放送のテレビで進行がグダグダな時にいたたまれなくなるので見ないようにしている(女性/20歳/大学1年生)
・テレビでまったくうけていないお笑いを見た時(男性/19歳/大学1年生)
その他
・テストでカンニング騒動があったときにわたしじゃないのにものすごく汗をかいてた(女性/18歳/大学1年生)
・告白するときに真っ赤になっている人を見て、同じように恥ずかしくなった(女性/20歳/大学3年生)
・過去に自分が失敗した、あるいは恥ずかしい思いをした経験を他のだれかがしているのを目の当たりにしたとき、なんとなく体が熱くなった様な気がした(女性/23歳/大学院生)
一番多かった意見が、友達や兄弟が怒られているときにいたたまれない気持ちになり、見ていられないという回答でした。ほかにもドラマやテレビなどを見ていて「共感性羞恥」を感じたという意見も。
「共感性羞恥」に同義語を当てはめるとしたら…?
「共感性羞恥」とはもともと海外で着目されていた概念。「共感性羞恥」という言葉自体、訳語の側面があるためややお固い印象が否めません。
そこで従来の日本語の中で同じような感情を表す言葉をピックアップしました。100%同じ意味とは言い切れませんが、宜しければ参考にしてみて下さい。
・いたたまれない
・傍ら痛し(かたはらいたし)→苦々しい。みっともない。気の毒である。
・見ていられない
・こっちまで恥ずかしい
なお専門家においては「共感性羞恥」のほか「観察者羞恥」「共感的羞恥」といった表現がなされています。
*参考文献*
https://www.jstage.jst.go.jp/a...
まとめ
大学生たちは約半数もの割合で「共感性羞恥」を経験したことがあるという結果になりました。「冷や汗が出る」「ものすごく汗をかいた」といったエピソードからは、他人の出来事を本当に自分のことのように受け取っている様子が分かりますね。
逆に経験したことがない人にとっては「別にあなたが言われているわけではないのに…?」と疑問に思ってしまうかもしれません。あなたはこの「共感性羞恥」を経験したことがあるでしょうか。友達との話題にしてみたら、盛り上がるかもしれませんよ。
マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2016年8月
調査人数:大学生男女296人