タモリからセカオワまで! NHK「みんなのうた」に参加した意外な有名人8人
■タモリ「ミスター シンセサイザー」
1980年、若き日のタモリさんが「みんなのうた」に参加していたのをご存知でしょうか。緑色の宇宙人「ミスター・シンセサイザー」が登場するテクノポップ調の楽曲で、あの低い歌声を惜しみなく披露しています。歌詞には「ものまね大好きなシンセサイザー」「教えてよ イグアナのしゃべりかた」などタモリの芸を思わせる言葉も盛り込まれており、2014年にこの曲が再放送されると、ネットを中心に「あのタモリまでも!」と大騒ぎになりました。
■上野樹里「えがおのはな」
人気女優・上野樹里さんの「えがおのはな」が流れたのは2010年。この作品では、歌だけでなく、作詞作曲も本人が手掛けています。やさしい歌詞に元気になれる曲調とともに上野さんの歌声も「上手い!」「きれいな声!」と好評でした。ドラマ「のだめカンタービレ」ではピアノを、映画「スウィングガールズ」ではサックスを演奏するなど、演技だけではく音楽の才能にも注目が集まっているんですね。
■えなりかずき「おいらに惚れちゃ怪我するぜ!」
「渡る世間は鬼ばかり」から羽ばたいていった俳優・えなりかずきさんのデビュー曲です。作詞・作曲をつんく♂さんが手掛け、歌詞では「キャーキャー騒ぐなギャル軍団 おいらはみんなのものだから」などと歌う軽快なロック曲です。実はえなりさん、この曲で2001年に紅白歌合戦に出場しているんです。当時17歳、しかも白組のトップバッターでした。えなりくんが紅白歌手だったなんて・・・
■SEKAI NO OWARI「プレゼント」
人気のバンド・セカオワの楽曲も「みんなのうた」で流れています。2015年NHK全国音楽コンクール・中学校の部の課題曲としてつくられました。歌詞には今の中学生へのメッセージが込められており、サビの部分はボーカルのFukaseがSaoriに中学時代に送った言葉がモチーフになっているそうです。
■石丸幹二「かいじん百面相」
半沢直樹で大ブレークした石丸幹二さんが、呪文を唱えると様々な職業に変身する「かいじん百面相」に扮し、本気で歌い踊ります。怪しげなメロディーに、黒いハット、黒いマント、黒い帽子を身に着けての全力パフォーマンスは子どものみならず、メディアもザワつかせました。
■高橋克実「ぎんなん楽団カルテット」
ドラマやCMで見ない日はない個性派俳優、高橋克実さんが歌うのは「銀杏」の歌。銀杏が世間から臭い臭いと虐げられながらも、逆境をはねのけ、華々しい茶碗蒸しのオーケストラに潜り込む、という壮大な世界観の楽曲なんですが、ご本人はこの曲で俳優人生27年目にしてCDデビューを果たし、映像でも軽快なダンスも披露するなど、新たな挑戦を楽しんでおられたようです。
■石坂浩二「とのさまガエル」
石坂浩二さんの淡々とした「語り」が耳に残る曲。アニメーションはしりあがり寿さんが担当しており、殿様のようなカエルキャラが墨絵で描かれています。「とのさまガエル、殿様がいる・・・じっとしている」などと続く不思議な歌詞と相まって、「一度聞くと忘れられない」と中毒性のある!?楽曲です。
■宇多田ヒカル「ぼくはくま」
宇多田ヒカルがプレゼントでもらったテディベアをモチーフに作った童謡。「ぼくはくま くま くま くま」という歌詞も耳に残りますが、これは宇多田自身が「くまちゃん」と名付けたこの大きなぬいぐるみに話しかけているうち、突然浮かんできた楽曲だそうです。
この頃のネットでは「子ども時代は本当に怖かった!」と「トラウマ曲の宝庫」として話題になりがちな「みんなのうた」ですが、これも番組が攻めている証。まさか、かつてタモリさんまでもが番組で歌っていたとは衝撃ですよね。これからどんな意外な人物が「みんなのうた」に参加するのでしょうか。
参考サイト:NHKみんなのうた
http://www.nhk.or.jp/minna/index.html
文 サクマ香奈