「売り」に出された国があるってほんと? いったいいくらするの?

学生の窓口編集部
2015/10/14
学生トレンド
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世界に200弱ある「国」。税金がかからない、社会保障が充実しているなどさまざまな国があるなか、「売り」に出された国が存在するのはご存じでしょうか?

イギリスに近い公海上に浮かぶ「シーランド公国」は1967年に独立宣言したが、どの国も承認していない「自称」な国家。面積はわずか200平方m、2007年に約120億円で「売り」に出されたフシギすぎる国なのです。

■「テニスコート」が作れない国

現在の地球上には196の国があり、あらたに増えることもある。最近では、

 ・ニウエ … 2015年

 ・南スーダン … 2011年

 ・クック … 2011年

が誕生しました。

ただし、「国」の定義は世界統一ではなく、承認した国にとって「国」となるため、自分で「あらたな国家が誕生しました」と騒いでも、認めてもられない場合もあります。その代表例が「シーランド公国」です。

シーランド公国はイギリスから10kmほど離れた公海上にあり、公認ならば「世界最小」の国となります。国土はわずか200平方mほどしかありません。というのも、シーランド公国はもともとイギリス軍の要塞(ようさい)で、島ではなく海上に作られた建造物。海底から伸びた2本の柱のうえにおよそ23m×9mの「鉄板」が載せられた構造で、23.77m×10.97mのテニスコート「未満」の広さしかないのです。イギリスがこの施設を放棄したのを機に、陸軍少佐ロイ・ベーツ氏が「オレの国だ!」と独立宣言したのでした。

独立宣言は当然モメごとに発展するが、裁判の結果、

・イギリスはこの要塞を放棄している

・公海上に存在する

を理由に、裁判所は独立を認めました。ただし国際的には「領土」がないなどの理由から承認せず、どの国からも「国」扱いされていない「自称・国家」が誕生しました。

■坪13.5万円で好評分譲中!

国家を名乗るだけに、国旗や憲法もあれば入国にはパスポートも必要。ただし土地もなければ「産業」もないので、どうやって生活するの? が悩みのタネです。そんな背景からか、2007年に「売り」に出されてしまったのでした。

売値は6,500万ポンド、現在のレートで約120億円と、「国」なら安いのか高いのかピンとこない値段で、購入希望者があらわれたものの、折り合いがつかずノーマネーでフィニッシュ。いまもシーランド公国として存続しています。

現在は「シーランド・グッズ」が収入源のようで、取り扱い商品とおよその価格(日本円)は、

 ・メールアドレス … 1,100円

 ・IDカード … 4,700円

 ・男爵/男爵夫人の資格 … 5,500円

・騎士団の資格 … 18,300円

・伯爵の資格 … 37,000円

などが購入できます。クレジットカードも可と、売る気まんまん……。

3,700円払うとシーランド公国の土地1平方フィート、およそ30cm四方の所有者になれます。1坪3.3平方mが約13.5万円、900万円弱で海上の200平方mすべてが購入できる計算ですが、売ってくれるのか気になるところだ。たとえ持ち主にならなくても「騎士団」には入れてもらえるそうなので、興味のあるひとはwebサイトをチェックしましょう。

■まとめ

 ・シーランド公国は、イギリスが放棄した公海上の元・要塞

 ・面積はわずか200平方mほどで、テニスコートより狭い

 ・2007年に「売り」に出されたが、商談は成立せず

 ・男爵や伯爵の肩書き、同国のメールアドレスも購入できる

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