失敗確定! 初デートで「ボウリングデート」が絶対にNGな理由
気になる異性と初デートをするとき、あなたはどんなデートプランを考えますか? 映画に遊園地にレストランに……といろいろあると思います。その中でも、口下手な人が初デートの遊びとして絶対に選択してはならないのが、「ボウリング」です。一見、簡単に楽しめそうで定番のデートの一つとも思えます。しかし、口下手な人にとって、ボウリングデートを成功させることは至難の業と言えるのです。それはいったいなぜでしょうか。理由をご紹介します。
■一番簡単なデートは「映画観賞」
逆に、最も簡単なデートは、映画鑑賞です。
なぜなら、映画デートというのは……
・デートコンテンツのクオリティは映画に委ねられる
・映画はインプット作業なので、終わった後に食事やお茶でお喋りというアウトプットが盛り上がりやすい
・映画は隣で数時間一緒に時間を過ごすので、パーソナルスペースが近くなる
などの理由があるからです。
この映画デートの視点でボウリングのことを考えてみて下さい。
どうでしょうか? あなたは異性とボウリングに行って、自然に楽しいデートになることが想像できますか? ボウリングデートの主演はあなた、監督も脚本も筋書きもありません。
■ボウリングは気遣い合戦?
ボウリングであなたは何点取ることができますか? ボウリングでデート相手は何点取ることができますか? そもそも、お互いがボウリングに興味ありますか?
考えてみてください。まだあなたを好きになっていない状態で、そこまで好きでもないボウリングをしている異性の気持ちを。
ボウリングはお互いに投げるは、単独の作業です。コミュニケーションの手段は、相手が投げ終わった後の会話……。
あなたはレーンへ向かい、ボールを投げ込む、出たスコアとあなたのリアクションによって、異性もリアクションする。そして、あなたも、デート相手がしたように、リアクションをする。
もうおわかりでしょうか? ボウリングデートは、ハイスコアを獲得していくということに、お互い気持ちが高まっていなければ、もうただの応援合戦みたいな感じになっちゃうんです。それが気遣い合戦みたいになって、心が疲れてしまい、デートの印象がネガティブになることにつながっていきます。
ただ、ボウリングデートは余白が多いので、ボウリングという素材をカスタマイズしようと思えば、いくらでも可能です。テレビ番組に例えるならば、進行が決まったトークバラエティが映画デートで、台本のないフリートークバラエティがボウリングデートのようなものです。
むしろ、球を投げてピンに当てることがおまけで、それ以外の余白でいかに話し込んでいくかがデートそのものと考えてよいかもしれません。
だからこそ、口下手な大学生のボウリングデートはとてもハイリスクなのです。
谷洋二郎
著書『爆笑ピクト-5秒で読めるおもしろ雑貨的イラスト』『アイノコトバ』『確実に稼げるLINEスタンプ 副業入門』。多くの専門家との取材を通し、自己啓発、心理学、恋愛術などの幅広い分野に精通している。