「これは便利!」と思ってDLしたけど結局使わなかったアプリ「家計簿アプリ」「スケジュールアプリ」
スマートフォンは、「アプリをダウンロードすることで自分独自の携帯電話を作る」という究極のカスタマイズを実現させたアイテムです。初めて手にしたときはうれしくて、とりあえず話題のアプリをダウンロードしたという人も多いでしょう。しかし、実生活で使うアプリはごく限られたもの。今回はダウンロードしたものの使わずじまいのアプリについて社会人の男女に聞いてみました。
Q. 「これは便利だ」とダウンロードしたけど、結局使うことがなかったアプリを教えてください。
■アプリ=便利は間違い
・家計簿アプリ/家計簿をつけようと思ったが、結局面倒くさくなってやめた(男性/50歳以上/金融・証券)
・名刺管理アプリ/ごっそり名刺を貯めてしまっている。けっこう面倒だった(男性/46歳/その他)
アプリを使えば自分の生活がすべて便利になるわけではありません。家計簿や名刺など、日々データを追加していく必要があるものに関しては、面倒くさくなってしまい続かない人が多いみたいです。
■結局、紙に原点回帰
・スケジュールアプリ「Lifebear」/同僚に便利だと聞きダウンロードしたけど結局アナログのメモ帳に慣れてしまっているため今では全く使っていない(男性/43歳/機械・精密機器)
・家計簿アプリ/家計簿をつけたいと思ったが、結局紙の家計簿に戻ってしまった(女性/31歳/金融・証券)
スケジュールアプリをダウンロードしたとき、多くの人は「これで手帳を持ち歩かなくても済む」と考えたことでしょう。ですが、電話でスケジュールの変更を言われたときに、電話を一度切ってからじゃないとアプリに予定を記入できないことに不憫さを感じる人も多いみたいです。
■体調管理にアプリは必要じゃなかった
・カレンダーにスタンプ押すアプリ/体調管理のために始めたけど意外と不便だった(女性/29歳/機械・精密機器)
・万歩計アプリ/アプリで記録してくれるなら楽だと思ったが、携帯を持ち歩かないときは計測しないし、グラフになるなどの機能もなかったので意味がなかった(女性/28歳/機械・精密機器)
アプリをダウンロードしたからといって、痩せるわけでも体調がよくなるわけでもありません。そのアプリが自分のモチベーションを上げてくれるのならいいのですが、ダウンロードしたことに満足してやるべきことをやらないという状況は逆にマイナスです。
■ダウンロードしても何も変わらなかった
・渋滞情報アプリ/たとえ渋滞でも会社に行く道は変わらないから見ても仕方がない(男性/27歳/情報・IT)
・TOEIC学習アプリ/電車などで勉強すると思ったが、結局勉強しなかった(女性/23歳/自動車関連)
人の欲はキリがありません。本当は今の生活で満足しているはずなのに、さらに何かを手に入れようとして新たなアプリに手を出すのです。ですがそのアプリは結局、他のもっと有用なもので代用できることがほとんどでしょう。
■やっぱりパソコンが快適
・銀行系アプリ/ネットバンキング系で最初はどこでも手続きできるし、便利だとダウンロードしたが結局パソコンからの処理が一番! 使い勝手がよくほとんど使っていない(男性/31歳/その他)
・ヘアサロン検索/通勤時間に検索しようと思ったが、結局自宅のパソコンで検索している(女性/26歳/団体・公益法人・官公庁)
アプリは動作が軽い点がメリットですが、それよりももっとサクサクと調べられるパソコンの方が快適だと感じる人も多いみたいです。
いかがでしたか? むやみに使わないアプリを入れておくのは、電池の過剰な消耗につながることもあります。アプリの中には魅力的なサービスや高い評価がついているものもありますが、実際にそのアプリを使っている自分が想像できるか考えてからダウンロードしましょう。
調査期間:2015/5月(フレッシャーズ調べ)
調査対象:社会人男女
有効回答件数:475件