メンタル不調から復職・就職をする際の支援「リワーク」とは?#Z世代pickフレッシャーズ

2024/10/04

社会人ライフ

こんにちは!リリースピッカーの杏奈です。体を元気にするのはもちろん大切だけど、心を元気にするのはもっと大切。今回はメンタルヘルスに関するお話です!

復職・就職を支援し、リワーク事業を展開する株式会社Rodinaは、全国の20〜60歳の会社員100 名を対象とし、メンタルヘルスと休職に関する実態調査を実施した。

調査結果サマリー

・メンタルヘルスの不調により休職した際、専門家のサポートを希望する人は「6割以上」

・仕事の中でストレスに感じることは「社内の人間関係」が最多に

・「リワーク」という言葉を知っている人は17%

・25%の人が復職支援を受けた経験あり

・休職した際、もっとも受けたいサポートは「専門家による定期的な面談」

調査概要

調査期間:2024年8月10日〜13日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:20 歳〜60 歳
サンプル数:100 人

調査詳細

Q. メンタルヘルスの不調についてお聞きします。

企業に所属する全国の20〜60歳 を対象に、メンタルヘルスの不調から休職した経験の有無について聞いたところ、16%の方が「ある」と回答した。合わせて、「リワーク」という言葉を知っているかを確認したところ、17%の方が「知っている」と回答した。

 大企業の場合は、休職や復職に向けての制度が比較的整備されている一方、中小企業では、職場の人数自体が少ないため休職がしづらく、復職制度が整備されていないことが多く、メンタルヘルス不調者がそのまま退職を選ぶことも多いのが現状という。メンタルヘルス不調や休職は身近にある労働問題であるなか、復職や就職に向けた支援をおこなう「リワーク」の認知度は高くないことがうかがえる結果となった。

Q. あなたは「復職支援」を受けた経験はありますか?

メンタルヘルスの不調から休職した経験がある人に、「復職支援」を受けた経験について聞いたところ、「ある」と回答した方は25%だった。

 厚生労働省の研究班調査結果によると、うつ病で休職した社員のうち47.1%が5年以内に再発することがわかっている。そのため、メンタルヘルスの不調から休職した場合は、復職や就職に向け、自分自身に合った復職支援を受けることが大切であると考えている。

Q. あなたが仕事のなかで、ストレスに感じることを教えてください。

仕事のなかでストレスに感じることについて聞いたところ、「社内の人間関係(59%)」と回答した方がもっとも多い結果となった。次いで、「業務過多(27%)」「自己成長を感じられない(23%)」も多い結果となった。

Q. 今後、もしあなたが休職した場合、どのようなサポートがあれば嬉しいですか?

休職した際に受けたいサポートを聞いたところ、「専門家による定期的な面談(41%)」がもっとも多い回答となり、「生活リズムの改善指導(37%)」「メンタルヘルス不調の再発防止プログラム(28%)」も多い結果となった。

 同社の提供するリワークは、健康的な生活習慣に向けた支援から、これまでの生活や人間関係、仕事のなかでの考え方や言動、行動の振り返りなど、これからのキャリアや働き方・生き方をともに考えるリスタートプログラムを提供している。働くための前段階に必要となる生活リズムの安定、栄養や服薬管理といった生活基盤をベースとし、質の高い生活支援をおこなうことを主たる目的としている。

Q. 今後、もしあなたがメンタルヘルスの不調により休職した際、専門家からのサポートを受けたいと思いますか?

今後、メンタルヘルスの不調により休職した際、専門家からのサポートを受けたいと思うか聞いたところ、6割以上の方が「受けたいと思う」と回答した。

世の中にはさまざまなリワークが存在しており、地域障害者職業センターがおこなう「職リハリワーク」、医療機関がおこなう「医療リワーク」、企業が社内で独自におこなう「職場リワーク」、民間企業や社会福祉法人などがおこなう「福祉リワーク」などがある。各リワークそれぞれに強みがあることから、当事者に合ったリワークを選択することが可能という。

調査結果のまとめ

今回の調査では、復職支援を受けたいと思う人は多いものの、「リワーク」という言葉の認知度や、実際に復職支援を受けた経験のある人は少ないことが明らかになった。昨今、メンタルヘルスの不調により休職となる人は増え続けていることから、「リワーク」を広めることで、休職者の意思で自己選択できるリワークが当たり前の世の中になることを目指している。

Rodinaは全国45事業所以上展開しており、2023年度は相談数7,000件以上、累計の復職・就職者数は1,830人を超えている。また、精神保健福祉士や公認心理師、臨床心理士などの国家資格を有したスタッフが全体の約70%いることも強みの一つ。今後も同社では、リワークが当たり前に認知・活用され、一人でも多くの方が最適なリワークを受けることができる社会を作っていく。

▶「私なんか…」が口ぐせの“謙遜さん"が今すぐラクになるテクニックを大公開 #Z世代pickフレッシャーズ

編集/杏奈(ガクラボメンバー)

  • Facebookシェアする
  • Xポストする

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ