男性にも知っておいてほしい、女性のキャリア形成のキホン #キャリアロードマップの一歩目

2020/07/13

社会人ライフ

女性のキャリア形成の考え方の基本を解説
連載TOPイラスト:伊藤ハムスター

こんにちは! キャリアコンサルタントの“ひつじ”です。
日常生活が徐々に戻り始めたことで自身の今後について考える余裕ができた人や、今回のコロナがきっかけで「このままの自分で良いのか?」と思った人もいるのではないでしょうか?

今回は、キャリアはキャリアでも女性のキャリアについて、お話していこうと思います。

「なーんだ、女性のキャリアか。じゃあ男には関係ないな」と男性のみなさん、画面を閉じたらダメですよ。

女性がどういう風にキャリアを考えていくと良いのかは、男性もぜひ知っておいてください。
あなたが女性の部下をマネジメントするようになったときにも必要な知識ですし、将来結婚を考えているなら、パートナーになる人のキャリアも一緒に考えていってもらいたい。

女性のキャリア形成の考え方は、男性にとって“知らなくてもいいこと”ではないのですよ。

それでは“ひつじ”の大好きな「女性のキャリア」について、暑苦しく語っていきましょう。

<目次>
1.女性のキャリアプランで避けて通れないコト
2.初産年齢とキャリアプランの基本の考え方
3.自分の思い描いたキャリアを実現するためのポイント


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女性のキャリアプランで避けて通れないコト


私は、女性のキャリアプランについて話をするときに一番大事なのは「妊娠・出産・育児」だと思っています。

別に私は「子供を持つのが正解」だとも「当たり前」だとも思っていません。みんなそれぞれ思いや事情があるので、自分の人生、自分が思うように選択したら良い話です。ですが、“絶対に子供は持たない”と決めている人以外は、この大きなライフイベントを頭に入れた上で、自身のキャリア設計を考えて欲しいと思っています。

何故なら、大半の人が、この大きな壁にぶつかるのが現状だからです。

「備えあれば憂いなし」と言うように、準備をしていれば、壁が少し小さくなったり、壁を乗り越えるのがラクになったりします。人生は計画通りにいかないことも多くありますが、備えられるものは沢山備えていきましょう。

まず下記について考えてみましょう。将来的にはそれぞれ具体的にイメージが持てると良いですが、最初は考えてみるだけでも良いでしょう。

・結婚はするかな?
・どんな相手と結婚したい?
・子供は欲しいかな?
・子供を産むとしたら何歳くらい?
・住む場所は?
・子供はどうやって育てたい?
・子供を産んだ後の働き方は?
・職場の子育てに関する制度はどうなっている?
・両親や義両親など、子育てのサポート体制は?

この中で私は「子供を産むとしたら何歳くらい?」という質問を一番大事にしています。
出産年齢によって、女性のキャリアプランの立て方は変わってきます。何が違うのか、違いを見ていきましょう。

初産年齢とキャリアプランの基本の考え方

<20代>
20代での初産は以前より減っているなと感じる年齢層です。入社して数年目では、産休育休取得の風当りがきついからという部分もあるのかなと思っています。
ですが、早い人で30歳代前半には子供の手がある程度離れるので、そこから先は切れ目のないキャリアを築けるというメリットがあります。また、若いほうが母体にとって負担が少ないのは何にも代えがたいメリットです。子供がたくさんほしい人には特に。

<30代前半>
地域差はありますが、この年齢層での初産が最近は多いと感じています。
このぐらいの初産年齢だと、仕事にも慣れ「今の仕事は産後もできるのか?」「どういうスキルを身に着けておけば産後も働きやすいのか?」がしっかり見えて、準備もしておけます。情報収集をしっかりし、産後の働き方を見据えた準備がしやすいです。

<30代後半以降>
最近増加傾向。キャリアやスキルの積み上げがしっかりできているというメリットはあるものの、仕事の責任が重かったり、産後の働き方が体力面で辛いというデメリットあり。
責任の重さと体力的なしんどさが同時に来るので、産前に自身のキャリア・体力作りと共に「仕事を一人で抱え込まない」「共働する」力を身に着けて、しんどい時期を乗り越える準備をしっかりとしておく必要があるでしょう。


とまあ、こんな感じで、キャリア設計のアプローチ方法が変わってきます。

上はあくまで目安ですが、同一人物・同一環境でも出産する年齢によって、キャリアプランの立て方は異なるので、出産って大きなライフイベントだなあと、つくづく思うわけです。

自分の思い描いたキャリアを実現するためのポイント


女性のキャリア形成の考え方の基本を解説


とはいえ、具体的にまだ考えられない人もいると思います。そうであっても、大事にしてほしい最大のポイントは「今できることを後回しにしない」です。
色んなことにチャレンジする。例えば、身軽じゃないと出来ないような仕事(業務)をする、資格取得のために学校に通うとかは産前にどんどんしておくのがオススメです。

子育てがある程度落ち着くまでは、効率よく仕事をしないと倒れてしまいます(手を抜くわけではないよ)。効率よく仕事をするためには、色んな経験から得た多くの知識やスキルが必要です。だから、産前にそれらを得ていると良いと思うわけです。
イメージとしては、出産前にスキルを貯金して、産後・子育て期間中はそれを活用していく感じです。
仕事を辞めて産後しばらく子育てに専念する場合でも、将来の再就職を考えると、作っておいた貯金が効いてきますよ。

「何歳になっても新しいことにチャレンジできるのだから、出産までに無理してキャリアを積み重ねる必要はない」という考え方もあります。
ですが、新しいことにチャレンジするには、体力も時間も必要になります。親になると、男女ともに自分の時間が容易に確保できなくなるので、自分が思うように動ける時間を有意義に活用して欲しいなと思うわけです。

時代は自分たちで変えていこう


とまあ、こんな風に書くと「子供は持たなくて良いや」と思う人もいるかもしれません。マタハラをはじめ、子供を産むことに対して良い話をあまり聞かないので、怖くなっている人もいるかもしれません。「どうしてこんなに考えて生きなければいけないの?」と思う人もいるでしょう。
ですが、昔はマタハラどころか、結婚したら辞めさせられる人が多かったので、出産後も働くという選択肢自体、大半の人にはなかったのですよ。マタハラみたいな言葉が出てくるというのは、時代が良い意味で進化している証拠でもあると私は思っています。

妊娠・出産のことを念頭にいれなくてもキャリア設計ができるような生きやすい時代が早く来てほしいですね。そのためにも、今を生きている私たちが、出来る範囲で少しずつ世の中を変えて、次の世代へ繋げていけたら良いなと思っています。

子供を持つ・持たないを決めるのは自分とパートナーです。どちらを選択するにしても、しっかりと考えて後悔のない決断をして欲しいなと思います。

さて、次回も引き続き女性のキャリアについて語ります。次回は「兼業主婦と専業主婦」をテーマに、選択のポイントやキャリア形成の方法などを書いていく予定です。何かと炎上しがちなこのふたつだけど、そもそも敵対するものじゃないからね。今後の生き方の参考になるような記事が書けるようにがんばります。

ライター:ひつじさん文・ひつじ
キャリアコンサルタント&産業カウンセラー。新卒入社の企業での採用&研修担当を経て、現在はコンサルティング会社にて企業の相談事をメインに活動中。子持ち、資格マニア、雑学大好き。就職転職だけでなく、結婚出産等も含めたキャリア相談に定評あり。
Twitter:@ career_sheep


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