「乖離(かいり)」とは? 意味や使い方・類語を解説!

2018/12/10

ビジネス用語

毎日のニュースでも報告される株価と為替の値動き。株式投資に興味のある人ならば「乖離率(かいりりつ)」は気になるキーワードではないでしょうか? 例えば、個別銘柄の「乖離率」をみれば、その株が「買われすぎ」なのか、「売られすぎ」なのかがわかります。「買われすぎ」ている状態は、欲しい人が多くて値段が上がりすぎているので、今後下がる可能性が高いといえますし、同様に「売られすぎて」ていれば、1株あたりの単価が下がり買いやすくなっていることから、今後値上がりする可能性に期待ができます。

乖離率

「乖離」の意味とは

乖離の「乖」の文字は、中国語で「(子供や一部の動物が)言うことをよくきく、お利口さんである。(子供などが)賢い、すばしこい」をあらわす意味の語句です。書き言葉では「(情理に)もとる、背く、違う。(人の性質・行為などが)ひねくれている、ねじけている」という意味があり、日本で使っている「乖離」はこの中の「背く(そむく)」という意味になりますね。「乖離」について三省堂「大辞林」で調べると、以下のように説明されています。

そむきはなれること。はなればなれになること。(「現実から-した議論」)

「乖離」を使った例文

「乖離」をよく耳にするのは、やはり株価の値動きに関するニュースです。株価を統計で考えた場合、何日間の(25日を基準で考える人が多い)平均価格より上か下か、どのくらい平均と離れている(乖離している)のかは、今後の値動きを予想するために重要な指数だからです。では、例文をみてみましょう。

「7月24日の終値時点で最も25日移動平均線との乖離幅が拡大している銘柄は、A社会(証券コード)で、乖離率は57.13%となりました」

「マニュアル通りの対応でミスはないが、実際の現場と制度の間には乖離が感じられる」

「乖離」の類語、同音異義語

「乖離」の類語には、「離反」があります。「離反」には「従っていたものや属していたものから離れ背くことと」いう意味があります。離れそむくという意味では「乖離」と同じですが、「離反」はもともと従属していたものから、そむき離れる場合に使います。

また、「かいり」の同音異義語に「解離」があります。こちらにも「離れる」の文字がありますが、こちらの「解離」は「ときはなれること」、また「といてはなすこと」を意味します。ドラマで話題にもなった「解離性同一性障害」は、こちらの「解離」になりますね。他にも「解離性大動脈瘤」、「椎骨(ついこつ)動脈解離」など、病名で使われることが多い言葉です。

まとめ

「乖」という文字は、日本ではあまり使う例を見ないことから、馴染みの少ない人も多いとは思いますが、「乖離率」という言葉は、株式取引ではよく目や耳にする言葉です。みなさんも「乖離」と「解離」の違いを覚えて、機会があれば使ってみてくださいね。


・執筆:こにしこにし
編集者・ライター。広告代理店で約10年間営業を経験したのち、クリエイティブに転向。ハウスエージェンシーでのコピーライター、編集プロダクションでの編集・ライター職などを経て2018年2月フリーランスに。京都の観光記事や企業の採用ページのインタビュー記事などを手がける。

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