「働き方改革」という言葉も生まれ、個々それぞれの働き方の見直しが行われている昨今は子どもを持つ父親・母親にとっても働きやすい環境が求められています。育児休暇などの福利厚生を始め、子育てしやすい職場作りが目に見えるようになってきました。正社員として働くママも今はめずらしくなく、多くの方が子育てと仕事の両立を行っています。そんな中、4月から晴れて社会人になる新社会人は将来の出産・育児に関してどのように考えているのでしょうか? 今回は将来子どもがほしいか、またその人数、そして結婚、出産後の理想の働き方について調査! 18卒の出産・育児の関心について調べてみました。
▼17卒の調査結果はこちら
恋愛離れは本当? 今年の新社会人の60.7%が現在恋人なし、そのうち41.3%が
はい 195人(92.9%)
いいえ 15人(7.1%)
この春入社する新社会人男性に将来子どもがほしいか聞いたところ、ほしいと回答した人は195人で全体の92.9%。一方、子どもがほしくないと回答した人は15人で全体の7.1%でした。子どもがほしいと思っている人は9割以上で、子どもがほしくないと回答した人は少数派でした。
・子どもと遊ぶのが楽しみ(男性/23歳/大学4年生)
・明るい家庭を築きたい(男性/21歳/大学3年生)
・子育てをすることで自分も成長できるから(男性/22歳/大学4年生)
・幸せな家庭を築き子どもの成長を見守りたいから(男性/22歳/大学4年生)
・関心がない(男性/22歳/大学4年生)
・子育てする資金もないし、今後も難しそうだから(男性/22歳/大学4年生)
・子どもが嫌いだから(男性/22歳/大学4年生)
・お金がかかりそうだから(男性/22歳/大学4年生)
子どもがほしくないという意見の中には、資金面での不安を感じている人もいましたが、将来の不安よりも明るい未来を想像する人が多いようです。意外にも今どきの新社会人は独身を楽しむよりも子どものいる人生を楽しみたいと思っている人が多いことがわかりました。
1位 2人 105人(53.9%)
2位 3人 54人(27.7%)
3位 1人 20人(10.3%)
4位 6人 7人(3.6%)
5位 4人 4人(2.1%)
将来子どもがほしいと回答した新社会人に何人子どもがほしいか聞いたところ、1位は子ども2人でした。全体の約半分に該当します。続いて、2位が27.7%で3人。約4人に1人が回答しました。続いて、10.3%で1人。子どもは1~3人くらいがベストと考える人が多いようです。4位以降は3.6%で6人、2.1%で4人と大家族を理想と考える声もありました。
・2人くらいがちょうどいいから(男性/23歳/大学院生)
・自分が1人っ子で嫌だったから(男性/22歳/大学4年生)
・愛情をかけられるのも限度があるから(男性/25歳/大学院生)
・兄弟がいたほうが助け合うことを教えられる(男性/25歳/大学院生)
・自分も3人兄弟だから(男性/24歳/大学院生)
・3姉妹の家族に憧れるから(男性/22歳/大学4年生)
・経済的に3人が限界(男性/25歳/大学院生)
・賑やかな家庭のほうが楽しい(男性/24歳/大学院生)
・何人も持てるほど余裕はないと思うから(男性/24歳/大学4年生)
・大切にできるから(男性/22歳/大学4年生)
・子育ては大変だしお金もかかるから(男性/22歳/大学4年生)
・自分が三人兄弟で経済的に厳しいことを実感しているから1人の子どもに尽くしたい(男性/21歳/大学4年生)
将来ほしい子どもの人数は2人が回答者の半分以上にもなり、圧倒的に多い結果になりました。1人と回答した人もいましたが、兄弟がいたほうがよいのではという思いから、2人はほしいと思う人が多いようです。また、なぜ2人なのかというと経済面だけでなく、どうやら愛情がかけられるかどうか不安に思っている人もいることがわかりました。
はい 153人(78.5%)
いいえ 42人(21.5%)
結婚後に妻が妊娠や出産をした場合に育児休暇とりたいと考える新社会人男性は全体の78.5%。育児休暇をとりたくないと回答したのは42人で全体の21.5%。8割は育児休暇の活用を考えているようです。働き方や育児について、男性も協力していかなくてはという意識が若者世代で働いてきていることがうかがえます。
・家族で過ごす時間を大切にしたい(男性/21歳/大学3年生)
・男性も育児に関わるべきだから(男性/22歳/大学4年生)
・自分の子どもなのだから奥さんの力になってあげたい(男性/24歳/大学4年生)
・妻にだけ負担をかけたくないし、それが夫としての務め(男性/22歳/大学4年生)
・会社内で理解を得にくいと思うから(男性/22歳/大学4年生)
・職場復帰が大変そうだから(男性/23歳/大学院生)
・それで生活できるならいいが、とても生活できないだろうから(男性/22歳/大学4年生)
・仕事で家庭を支えたいから(男性/27歳/大学4年生)
育メンという言葉も当たり前に広がり、今では共働き世代も増えています。時代が変わったこともあってか、アンケート結果では男性側の意識もだいぶ変わってきていることがわかりました。育児休暇を取得したいと考える人は約8割、今後、男性も積極的に育児に参加することは当たり前のようになっていくかもしれません。
ここまで将来の子どものことについて新社会人男性の結果を紹介してきましたが、女子の場合はどうでしょうか。子どもや結婚後の働き方を調査してみました。
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