入社式・内定式での挨拶とは? 内容とポイントを解説【例文つき】

更新:2024/07/30

内定式

新入社員や内定者は、入社式や内定式で挨拶を行わなければならないケースがあります。自己紹介や今後の抱負を述べるよう求められることが多いですが、いきなり挨拶するようにと言われても、なにを言えばよいかわからず言葉に詰まってしまいますよね。

そこで今回は、入社式や内定式での挨拶について、その内容やポイントを解説します。すぐに使える文例もあわせてご紹介していますので、よろしければ参考にして下さい。

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入社式・内定式での挨拶とは

入社式・内定式での挨拶とは

入社式・内定式とは、入社や内定が決まった新入社員と、社長をはじめとする役員や在籍社員が正式に顔合わせしたり、辞令を出したりする大切な式典。

そんな入社式・内定式での挨拶には2パターンあります。

1つは企業の代表である社長から新入社員に対して行う挨拶。働く上での心構えや企業理念などが伝えられることが一般的です。

そして2つ目は、新入社員が会社側に対して行う挨拶。こちらは自己紹介や抱負、今後のご指導をお願いする言葉を述べることになります。

今回の記事では、2つ目の新入社員が会社側に対して行う挨拶を取り上げて解説しています。

式典の中では、新入社員のうちの1人が代表して挨拶するケースもあれば、新入社員全員が挨拶をするケースも。各社の慣例や新入社員の人数によっても変わってくるでしょう。

学生から社会人になる大切な節目での挨拶ですから、しっかり準備をして気持ちよく乗り切っていきたいですね。

挨拶・自己紹介の内容

挨拶・自己紹介の内容

入社式・内定式で新入社員が行う挨拶は、次のような内容で構成されます。

1.入社式を開催していただいたお礼
「本日は、このような素晴らしい式を開いていただきありがとうございます」

2.自己紹介
「◯◯大学から参りました、毎日花子と申します。」
「この度、東京支店に配属になりました毎日花子です。」

3.入社に際しての喜びや、今後の抱負
「緊張していますが、入社の日を迎えることができ晴れやかな気持ちです。」
「これからは◯◯社の一員として貢献できるよう、努力していきたいと思います。」

4.今後のご指導をお願いする言葉
「未熟な私ですが、これからご指導をよろしくお願いいたします。」


内容のボリュームは代表1人での挨拶なのか、個々の挨拶なのかによっても変わってきますが、基本的には簡潔にまとめた方が無難。あまり長々としていると間延びした印象となってしまうため注意しましょう。

挨拶・自己紹介の4つのポイント

挨拶・自己紹介 ポイント

入社式・内定式で新入社員が行う挨拶のポイントを4つ解説します。

あまり気負いすぎる必要はありませんが、丁寧な表現を心がけながらフレッシュさをアピールしていきましょう!

ポイント1.最初にお辞儀をする

挨拶にあたり、最初にお辞儀をするということを覚えておきましょう。

お辞儀のタイミングは会場の状況により異なりますが、もし壇上に上がるのであれば、

上がる前に役員に向かって一礼
→壇上で全体に向かって一礼
→マイクの前でも一礼

という流れ。さらに挨拶が終わって席に戻る際にも逆の順番でお辞儀をします。

壇上に上がる以外にも、その場で立ち上がって挨拶などさまざまなケースが考えられます。いずれにしても、役員の方向に向かって一礼、全体に向かって一礼するなど、ケースバイケースで対応するようにしましょう。

ポイント2.わかりやすく話そう

どのような事を話すにせよ、挨拶の際はとにかく「わかりやすく」を心がけるべきです。仲間内でのつらつらとしたおしゃべりとは違います。

入社式・内定式には会社の社長や役員の方々も出席しますので、どの年代にも伝わりやすい、わかりやすさが第一です。

わかりやすさとは具体的には「シンプルに、そして大きな声」。これが何よりわかりやすいのです。難しい言い回しを披露するよりも、基本的な敬語だけを押さえてストレートな言葉で伝えた方が、フレッシュで好印象です。

ポイント3.気持ちのアピールが大切!

挨拶で最も伝えたいのは、何より気持ちです。「早く会社に貢献したい気持ち」「仕事に前向きに取り組もうとする意欲」を伝えるべきです。

専門的な知識や能力をアピールしたい気持ちもあるかもしれませんが、それらはこれからの仕事の中で活かすチャンスがあるはず。

まずは今、どのような気持ちを持っているのかを素直にアピールするようにしましょう。不安な気持ちがあるなら「不安もありますが、自分にできることを精一杯やっていきたい」のように、ポジティブな表現へと転換していけるといいですね。

ポイント4.丁寧な言葉遣いで

素直に、ストレートな言葉でといっても、ここはやはりビジネスの場。丁寧な言葉遣いを忘れてはなりません。

まずは最低限「です・ます調」は使うようにしましょう。その他の敬語表現についてはまだ不慣れな部分もあるかもしれませんので、ある程度定型化して覚えてしまうのも1つの方法です。

挨拶・自己紹介の例文

挨拶・自己紹介の例文

入社式・内定式の挨拶として簡潔にまとめた例文を紹介しますので、参考にしてみてください。

<例文>

本日は、私たちのために素晴らしい式を開いて下さりありがとうございます。

◯◯大学出身の例文太郎と申します。学生時代には◯◯サークル活動に没頭していました。そこではアプリを作成し、多くの人にダウンロードされる楽しさを覚えました。それがきっかけで自分は将来IT業界に進みたいと思うようになり、晴れて例文会社に内定をいただきました。

まだまだ一人では何もできない身ですが、一日も早く会社に貢献出来る人間になりたいと思っています。

これからよろしくお願いいたします。


上記の例文は、自己紹介のパートがやや長めになっていますね。

学生時代の経験から内定までの経緯を盛り込むことで、親しみを感じやすい挨拶となっています。続いてこれからの抱負、今後のご指導をお願いする言葉を伝えて結んでいます。

もっとさまざまなパターンの挨拶を見てみたい場合、こちらの記事では先輩方の自己紹介例や抱負の伝え方などをご紹介しています。よろしければ参考にしてください。

▼先輩社会人が実践した自己紹介を見る
つかみが肝心!? うまくいった自己紹介例

▼「抱負」を盛り込んでワンランクUP!
入社式での上手な「抱負」の伝え方。挨拶・自己紹介のコツを解説【例文つき】

まとめ

入社式 挨拶 まとめ

入社式や内定式の挨拶・自己紹介について、その内容やポイントを例文とともにご紹介しました。あらたまった式でいきなり挨拶するとなると、どうしても緊張してしまうもの。そもそも新社会人として初めての経験なのですから、緊張して当たり前です。

緊張するのは自分だけではないと緊張を受け入れて、等身大の言葉で話すことができればOKです。明るくハキハキと、そして最低限の丁寧な言葉遣いだけは気をつけて。社会人の第一歩となる挨拶、自分らしく元気に乗り切りましょう!

(学生の窓口編集部)


学生の窓口編集部

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