社会人1年目の平均年収・貯金額 お金を貯める上手な方法まとめ

更新:2021/02/16

貯金・節約

新社会人になるに当たって「1年目の平均年収」は一番気になるポイントと言っても過言ではありませんよね。また、同じ1年目の人たちがどれくらい貯金しているのか気になるという人もいるでしょう。そこでここでは、社会人1年目の平均年収と貯金額、そしてお金を貯める方法をご紹介します。

社会人1年目の平均年収・貯金額 お金を貯める上手な方法まとめ

▼こちらもチェック!
おすすめの貯金方法診断! 性格から自分に合った貯め方を見つけよう

社会人1年目にもらえる給料額の平均は?

厚生労働省が「平成29年賃金構造基本統計調査結果(初任給)」というデータを公表しています。この中に「学歴別にみた初任給」がまとめられています。それによると、大学または大学院卒業生の初任給は以下のようになっています。

・大学院修士課程修了……23万3,400円
・大学卒……20万6,100円

大学院卒と大学卒で比べてみると、約3万円の差があるようですね。この初任給の金額は年々増加しています。例えば平成25年度は大学院卒の初任給が22万8,100円、大学卒が19万8,000円。平成29年度と比べると大学院卒は約5,000円、大学卒は約8,000円上昇しています。

では、この初任給を参考に社会人1年目の年収を計算してみましょう。

▼こちらもチェック!
初任給20万、手取りだとどれくらい? 詳しく見てみよう

社会人1年目の平均年収はどうなっているの?

給料の支給タイミングは会社が設定している「締め日」によって異なります。そのため、初任給を4月末に支給する企業もあれば、5月に支給するところもあります。

また、一般的に「年収」とされるのは源泉徴収票の「総支給額」の部分になります。源泉徴収票に記載されるのはその年の1月1日から12月31日までの期間に支給された給与になりますので、社会人1年目の場合は4月~12月までの総支給額になります。

上記の条件を踏まえ、今回は「25日締め、翌月の月初払い」で5月から支給されるとし、翌年1月支給分(銀行が年末年始休みになるため前倒し支給)の給与を含めた9カ月分で年収を計算してみます。

年2回の賞与については、夏は10月~翌年3月の査定期間内に在籍していないのでカット。冬は4月~9月の査定期間に在籍していることになるので「給与2カ月分」と仮定します。そうすると、以下のような計算式になりました。

給与額 × 11カ月(給与9カ月分+賞与2カ月分)

さて、大学院卒と大学卒の1年目の年収はどうなるのでしょうか?

●大学院卒の社会人1年目の平均年収

23万3,400円 × 11カ月 = 256万7,400円

●大学卒の社会人1年目の平均年収

20万6,100円 × 11カ月 = 226万7,100円

大学院卒は約260万円、大学卒は約230万円となりました。サラリーマン平均が約420万円といわれているので、それと比べると少ない金額ですね。ただ、初任給のデータは諸手当を含んでいないため、諸手当を含めるとこれよりも高い金額になります。また2年目以降は年収計算が12カ月分となり、賞与も満額支給される可能性もあるので、一般的には1年目よりも年収はアップします。

1年目の貯金額はどうなっているの?

次に、社会人の先輩に、社会人1年目の「貯金額」についてアンケート調査をしました。

社会人1年目の平均貯金額

第1位 0円……86人(20.7%)
第2位 50万円……56人(13.5%)
第3位 10万円……47人(11.3%)
第4位 30万円……42人(10.1%)
第5位 100万円……36人(8.7%)

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年3月
調査人数:社会人男女415人(男性206人、女性209人)

なんと「0円」が1位という結果に。「生活費でいっぱいいっぱいだったから」(女性/40歳以上/小売店)、「最初の年は、洋服代等の出費が多いし、給与も安いから」(女性/40歳以上/その他)などの意見が並びました。やはり最初の1年は給与も低く、新たに買い揃えなければならないものも多いため、まとまった金額を貯金するのは簡単ではないようです。

●20代の貯金の平均は71万円

金融広報中央委員会が「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」というデータを公開しています。このデータによると、社会人1年目というくくりではありませんが、20代の平均貯金額は71万円。また、この調査では「年間の手取り収入からどれくらい貯金するのか」といった貯蓄割合も調べており、それによると20歳代は平均14万円となっています。だいたい「月に1万円程度の貯金をしている」ということになります。

ただ、「貯金しない」と回答した人が回答者のうち約20%を占めるなど、貯金せずに使ってしまう人もやはり多いようですね。

大学時代にコツコツ貯金をしていない場合、平均貯金額と年間手取り収入からの貯金額を踏まえると「社会人1年目の貯金額はだいたい14万円程度」と考えるのが妥当かもしれません。

▶社会人1年目にオススメのクレジットカードを選ぶ!

次のページ1年目でも貯金を貯めるコツは?

関連キーワード:

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ