ブログやツイッターに載せるのはもちろん、スマホで気軽にできるようになってからなにかと撮る機会も増えた自撮り写真。でも、ただ撮るだけだと、なんだか暗めの写真になったり、表情が不自然になってしまったりと、あまりうまく撮れないもの。せっかくなら、いい写真を撮りたいですよね。そこで今回は、雑誌等で活躍されているカメラマンのBさんに、「スマホで簡単に自撮りがうまくなるコツ」を聞いてみました!
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まるで誰かが撮ってくれたみたい! 超ナチュラルな自撮りテク
■1.反射光を利用しよう!
カメラマンは撮影の際、レフ板というものを使用しますが、レフ板というのは反射板のこと。光を直接人物に当てるのではなく、いったんレフ板に当てた光を顔に反射させることで、黒目にキラキラした光が入り、生き生きとした表情につながるんだとか。そんなプロの技を簡単に利用するには、白いハンカチやノートを胸の下あたりに広げるのがオススメ。テーブルの前に座り、テーブルに白いハンカチやノートを広げて撮るだけで、キラキラした黒目が手に入ります!
■2.デパートのパウダールームで撮ってみる!
「デパートのパウダールーム等には、鏡の周りに電球が付いている、いわゆる『女優ミラー』状態のものがあります。その鏡で、鏡の中の自分を撮ってみるのもオススメ。電球のやわらかい光が優しい雰囲気の写真を作り出してくれます」とBさん。
女優ミラーでない場合も、蛍光灯の柔らかい光が使われている場合が多いので、パウダールームはオススメだそう。さらに、鏡の中の自分を撮ると、より納得のいく表情が作りやすいんだとか。ただし、パウダールームは本来写真を撮る場所ではないので、撮影の際はくれぐれも他の人に迷惑がかからないようにしましょう。
■3.スマホの画面を「マジックミラー」だと思う!
「自撮りをするときはついスマホの画面を鏡のように見てしまいますが、それではありきたりの表情しかできません」とBさん。実は、人は無意識に鏡の前では「OK顔」という、自分の中でのキメ顔しかできないんだとか。そこから脱却するには、画面を鏡のように見るのではなく、マジックミラーだと思いこむこと。その向こうに人がいて、その人に見られているというイメージで撮影すると、気分も盛り上がり、いい表情が撮れるそうです。
3つ目はテクニックというよりは精神論ですが、実は意識の持ち方が意外と写りを左右するんだとか。Bさんは、おもに新人のタレントやアイドルなど、経験の浅い人を撮影するときは、「カメラの向こうに人がいて、その人に見られていると思ってください」と伝えることで、生き生きとした表情を引き出すことに成功しているんだそうです。
他に気をつけることはありますか? と尋ねると、「下から撮るとあごが大きく丸く、目は小さく写ってしまうのでNGです。自撮りの際のスマホのベストな位置は、目線より少し上。あごは引き気味で撮るようにしましょう。あとは、とにかくたくさん撮って研究してみること。スマホで撮った写真は、その場で確認し、何度でも撮り直せ、いらない写真は消せるのがいいところ。ダメだと思ったら角度や光の入り具合を微調整し、何枚も撮ってみることで、自撮りは飛躍的にうまくなると思います」との答えが。
以上、自撮りがきれいに決まるコツでした。スマホの位置に気をつけ、上記を実践すれば、あなたもきっと満足のいく自撮り写真が撮れるはず! どれも簡単なテクニックなので、一度試しに撮ってみては?
文・オチアイユキ
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