社会人二年目にかかりやすいという「社二病」。睡眠時間の短さを自慢したり、専門用語を使いたがったりという行動が特徴として挙げられますが、他にどのようなものがあるのでしょうか。20代の社会人男女に、社二病の特徴を聞きました。
■大学生の後輩に社会の厳しさを教える
「社会人2、3年目のころ、友だちが大学生の後輩に説教をしていた。『学生だから分からないと思うけど』と言ってるのを聞いて、分からないんだったらやめとけと思った」(28歳・男性/IT)
先輩から教えてもらったことは、自分の言葉でアウトプットしたくなるもの。しかし、適切な相手が見つからないと、聞いてくれそうな学生の後輩に矛先が向いてしまうのかもしれません。
■何でも批判したがる
「同窓会で再会した友だち。社長や上司、先輩に対して、愚痴ではなく『あのバブル世代が』とか『社内交渉が下手』などの批判をしていた。挙げ句、同窓会の幹事をしていた子に『段取りがなってない』という批判をしだした」(24歳・女性/サービス)
普段はブライダル関係の仕事をしているそう。段取りが重要なブライダルの仕事だけあって、つい厳しくなってしまうのかもしれませんが、周囲からすると「だったらお前が幹事をしろ」ですよね。
■二章以降読んでいないビジネス書が増える
「ビジネス書を買って読むけど、文字量が多すぎて二章以降を飛ばし読みする。それなのに、友だちに『○○って本読んだ? あれ読んどいた方がいいよ』とか言う」(28歳・男性/通信)
知ったかぶりもいいところ。もし友だちに「二章のあの話、すごいよな!」と言われたときはどうするのでしょうか......。
■口癖ができる
「『逆に』、『むしろ』、『ある意味』、『発想を変えて』、などの口癖ができた」(26歳・男性/商社)
多用すると、なんだかデキる人っぽいというか......。恥ずかしいのでやめましょう。
■おっさん化を格好いいと思う
「『働きマン』(安野モヨコ著/講談社)に憧れて、おっさん化が格好いいと思ってた。会社で堂々と納豆巻きを食べたり、さびれた飲み屋を『行きつけ』と言ったり......。穴があったら入りたいです」(27歳・女性/証券)
憧れの人物がいるのはいいことですが、これまでの自分のキャラと違いすぎると、「急にどうしたの?」と思われてしまわなくもないかも。
■ブラックコーヒーとエナジードリンクを愛飲する
「社会人二年目のころ、ブラックコーヒーならBOSSのシルキーブラック、エナジードリンクならレッドブルと決めていた。後輩に『コンビニ行きますけど』と言われたとき、『いつものアレ買ってきて』と......」(27歳・女性/広告)
まるで行きつけのバーのように注文するのはやめてあげてください。
だれもがついかかってしまいがちな「社二病」ですが、度が過ぎると、先輩や同僚から「痛いヤツ」とレッテルを貼られてしまうこともありそうです。後輩に偉そうにふるまったり、知ったかぶりをしそうになったりしたときは、社二病にかかっていないか、自問したほうがいいかもしれませんね。
文●山本莉会(プレスラボ)
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