イラストレーター・モデル・ライター......会社員とどう違う? フリーランスの1日を調査してみた

更新:2016/01/28

社会人ライフ

イラストレーター・モデル・ライター......会社員とどう違う? フリーランスの1日を調査してみた

毎月固定の基本給がもらえる会社員と違って、お給料の変動が大きいフリーランス。収入形態以外にも働き方が大きく異なってきます。しかしどのように働いているのかは、実際のところ不透明だったりしますよね。フリーランスとして働く男女に、1日のタイムスケジュールや働きかたを聞いてみました。



■ライターのとある1日

「7時に起床してメールチェックと返信業務。その後、今日のタスクを大きめのポストイットに書き出して、目につくようにパソコンに張り付けておきます。取材先のアポ取りや企画書の作成などを午前中に終わらせます。

午後からは会議や打ち合わせがあることが多いので外出します。その後、取材がある場合は現地に向かいインタビューと撮影を1時間ほどで済ませます。取材が終わったら、デスクを借りている出版社に戻り、タイアップ案件を片付けます。

夜は23時頃まで出版社で原稿などを書いたのち、仕事で知り合った人たちと飲みに行くことが多いです。タクシーで2時ぐらいに帰宅、シャワーを浴びて就寝。日によってスケジュールは異なりますが、大体こういう日が多いですね」(女性/23歳)



かなりハードなスケジュールではありますが、仕事ができる人ほど遊び上手だったりしますよね。意外と人に会う機会が多いのが印象的でした。



■イラストレーター兼Webデザイナーのとある1日

「朝活がはやっていますが、私は深夜特有のテンションにならないと創作のエンジンがかからないので、基本的に夜型生活です。11時頃に起床し、まずはメールチェック。朝食兼昼食を食べに近所のカフェへ向かいます。ご飯を済ませたらその足で資料を集めに図書館や本屋、レンタルビデオ店に行き、インスピレーションを受けるようなものを探します。

14時ごろ帰宅し、Webデザイン作業に取り掛かります。このときはDTPメイン。17時ごろになったら、購入した本やDVDを見てアイディアづくり。日が暮れたころからイラスト制作に移行します。適当な時間に夕食を取って、寝るのは明け方4時頃。筆が乗るままに描くことが多いので、朝7時とかまで作業していることもありますね」(男性/26歳)



イラストレーターはアーティスティックな要素もあるため、感性が発揮できる時間帯を選んで活動しているようです。かなり特殊なのかもしれませんね。



■モデルのとある1日

「地方で雑誌の撮影を行うこともあるため、早朝6時に集合なんてこともザラ。起床時間は撮影の入り時間に合わせるので決まっていません。メイクをしてもらって何着も着替えて、だいたい3〜4時間くらいで終わります。



午前中に撮影があった日は、割と自由な時間があるのですが、オーディションを受けに行ったり、自分の写真のポートフォリオ作りをしたりします。ブログやインスタグラムもやっているので、ネタになるようなことも探しますね。カフェに行って自撮りしたり。また、ヨガに行って体幹トレーニングを行い、ボディラインのメンテナンスを計ることもあります。

夜は比較的空いているので、同業の子やスタッフと楽しくお酒を飲むのですが、食べ過ぎないように気を付けています。帰宅後はパックをしながら1時間半身浴。上がったらストレッチをして体をほぐします。睡眠は一番の美容なので、1時までには寝るようにしています」(女性/27歳)



撮影の有無でその日のスケジュールが決まるため、最も予定の立てづらい職業なのかもしれません。とはいえ、自分への投資を行いながら、上手にストレス発散できているようですね。



就業時間が定まっていないため、ついダラダラと生活をしてしまいそうなフリーランス。実際はそうならないためにもスケジュール管理をしっかりしている人が多い印象でした。また、家に閉じこもりきりになるわけでもなく、自分の好きな時間帯に好きな場所で仕事をしているようですね。「社会人」といっても働き方は実にさまざま。収入が不安定な面は心細いですが、サラリーマン以外の道があることも、知っておくとよいかもしれませんね!



藤田佳奈美+プレスラボ

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