4月からの入社とともに一人暮らしを始める人も多いと思いますが、もう新居は決まりましたでしょうか? 自分のお給料で生活していくわけですから、出せる家賃には限りがあり、そこが頭の悩ませどころですよね。でも住む地域によって、家賃の相場はずいぶん違いがあるような......。そこで、東京で人気のある吉祥寺と、札幌、名古屋の3都市の不動産屋さんにお聞きして、新社会人が選んでいる住宅事情を比べてみました。
【東京・吉祥寺】
家賃の相場......6万円〜8万円
部屋タイプ......ワンルーム
新宿まで快速で15分、渋谷まで急行で20分という都心へのアクセスの便利さに加え、数多くの個性的なお店が集まる東京有数の流行発信地としても人気が高い吉祥寺。住んでみると楽しそうではありますが、新社会人が選んでいる家賃の相場は、やはり少し高めです。お部屋のタイプも、20平方メートル前後のワンルームを選ぶ人が多いとか。
【札幌】
家賃の相場......4万円〜5万円台
部屋タイプ......1DKか1LDK
北海道・札幌では、家賃の相場は吉祥寺より、グっとお安くなっています。しかも、ワンルームや1Kよりも、30〜35平方メートルの1DKや1LDKタイプが人気だというのもうらやましい限り。場所としては、地下鉄東西線「バスセンター前」駅周辺が人気だそうで、その理由はなんと雪対策! 札幌の中心部まで地下歩道が伸びており、雪の日も気にせず徒歩で通勤できることから、雪に慣れていない地方から来た人も住みやすいとのことでした。
【名古屋】
家賃の相場......6万円前後
部屋タイプ......1K
こちら名古屋では、家賃の相場は吉祥寺と比べて少し安い程度ですが、なぜかワンルーム物件が少なく、ほとんどの人がキッチンが独立した1Kタイプを選ぶそうです。そして、職場に近い場所を選ぶ人が多く、電車なら2駅、自転車なら15分程度までで、徒歩圏内で選ぶ人も多いとのこと。毎日満員電車でつらい思いをして通勤している人にとっては、なんともうらやましい住環境です。
この3都市を比べてみただけでも、それぞれの場所によって選べる住環境がかなり違うことが分かりました。そして何より、比べて初めて実感する、東京の住宅事情の厳しいこと! 家賃が高いということは物価も高いということですから、トータルの出費はかなりの差になりますよね。地域手当が支給される会社もありますが、給料があまり多く望めない若いうちは、地方に比べてやっぱり東京暮らしは楽じゃないかも。4月から東京で生活を始める方は、今から節約できる方法を探しておいたほうがいいかもしれません。
文●木下洋子(エフスタイル)
2022/08/19
【大好きなバラで生きていく】大学を中退し食用バラで起業。代表取締役・田中綾華さんの、“固定概念に囚われない”アイデアの見つけ方#Rethinkパーソン
2022/08/10
2022/08/04
【事件記者→ファッションメディア編集長へ】WWDJAPAN編集長・村上要さんの、 「選んだものを正解にしていく」生き方とは?#Rethinkパーソン
2022/07/29
【アウトドアメーカーが有機農業に参入?!】未来のために、本事業とは視点を変えたSDGs事業を行う企業事例をご紹介! #Rethinkとは?
2022/07/27