2月14日に、新人のIちゃんが話しかけてきた。「バレンタインチョコ、可愛いのがあったので買ってきちゃいました〜。」ヤバイ、声がデカすぎる......。思ったとおり、お局と呼ばれているKさんが登場。「Iちゃん、ウチには『バレンタイン』なんてないんです! 早く仕事に戻りなさい!」うちの会社にバレンタインというイベントが消えてから早5年。社内恋愛に異常にうるさいお局Kさんが原因らしい......。
あなたの会社には、チョコを渡すというバレンタインイベントはあるだろうか? また、そこには、前出のような暗黙のルールというものは存在するのだろうか? 20代の社会人女子291人に聞いてみた。
■バレンタイン・ルールは存在するのか?
あなたの会社に暗黙のバレンタイン・ルールはありますか?
はい 22%
いいえ 78%
約8割の会社が、決まったバレンタイン・ルールはないとのことだ。しかしながら、まったく規則がない訳ではない様子。まずは、何となく決まっているルールを紹介する。
「当番の人が全ての男性分を買い、女性社員で割る。(28歳/医薬品・化粧品)」
「毎年、パートのおばさんたちがみんなにくれる。(23歳/情報・IT)」
「仕事中なので騒ぎたてないことがルール。(26歳/生保・損保)」
「入社して一番新しい人がチョコをとりまとめて部署で配布。(28歳/マスコミ・広告)」
ゆるいながらも、何かしらのルール決めをしている職場が多いようだ。また、特に決定ではないけれど、社内でのコミュニケーションとして個別に行っているといった答えも多かった。
■お局様には逆らえない「しきたり」。命令は絶対!
反対に、絶対規則が存在する企業もあった。
「誰かが渡すと、みんな渡さないといけなくなるので、女性の間で『やらない』と決めている。(28歳/情報、IT)」
「部長以上の職位の方々への献上はNG。(26歳/警備・メンテナンス)」
「新人の時にお局さまにどのような風習になっているか聞いたら『絶対!何もしないこと』と言われた。(25歳/学校・教育関連)」
「男性は必ずもらった3倍程度のお菓子を返すことになっている。(28歳/マスコミ・広告)」
「基本的に女子全員参加。チームを乱す人はいない。(25歳/ソフトウェア)」
プレゼントする場合も、そうでない場合も、何人たりとも有無を言わさないといった「しきたり」が存在する職場もあるようだ。それが風土であれば、むやみやたらに逆らわない方が賢明だろう。また、ルールではないが、「誰が誰に渡したか女子でチェック。抜け駆けは許さない。(27歳/運輸・倉庫)」といった職場もあるらしい。いやはや、恐ろしい限りである。
まあ、しかしバレンタインというイベントによって、コミュニケーションが高まるのであれば、それはそれで問題ナシ。ただし、自分の身を守るためにもローカルなバレンタイン・ルールは、必ずリサーチするのを忘れずに!
調査期間:2013/02/04〜2013/02/06
アンケート対象:マイナビウーマン会員
集計対象件数:マイナビウーマン会員291人(ウェブログイン式)
文●エフスタイル
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