目次
一言で「壁の装飾」と言っても、どこに何をどう飾るのか、装飾品の素材は? 色は? サイズは? など、考えることが山積みで、なかなか手を出せないでいる人も多いはず。でも、諦めるのはまだ早い! プロ直伝の装飾のコツさえおさえれば、もの寂しい白い壁もセンスよくおしゃれに一新することが可能です。まずは基本編からチェック!
土橋陽子さん
インテリアコーディネーター
株式会社イデーに5年間(’97~’02)所属。
2012年より「Design life with kids interior workshop」主宰。フリーランスデザイナー・インテリアライターとして、様々な企業や媒体と協働して独自の活動を展開。レムノスにデザイン提供したfunpunclock が、2017年にグッドデザイン賞受賞。2019年秋には、TiCTACよりfunpunclockの腕時計も新発売。Precious.jpにて「身長156cmのインテリア」連載中。
【基本編】壁を飾る時の3つのポイント
壁をディスプレイする時、ついつい装飾品を先に準備しがちですがちょっと待って! 『部屋の印象は「壁」と「床」で決まる』と言われるほど、壁は重要なパーツのひとつです。まずは、モチーフの選び方やレイアウトの基本をしっかりおさえてから、お買い物をしましょう。
【ポイント1】モチーフの選び方
◆色は3色以内に抑える
3色のインテリアでまとめれば、どんな色でもお部屋に統一感が生まれます。それは、壁飾りも同じ原則。色が増えれば増えるほど組み合わせが難しくなるので、色数は3色以内に抑えましょう。
3色のインテリアでまとめれば、どんな色でもお部屋に統一感が生まれます。それは、壁飾りも同じ原則。色が増えれば増えるほど組み合わせが難しくなるので、色数は3色以内に抑えましょう。
◆材質の異なるものを選ぶ
色数の原則と併せて覚えておきたいのが、質感でのちょい盛り。sayu_pompomさんのように、イエローで統一した装飾の中に、キラキラのイエローアクセだったり、イエローのサングラスだったり、イエローのマスコットだったり…と色数はキープしたまま質感で遊ぶ手法も◎。
色数の原則と併せて覚えておきたいのが、質感でのちょい盛り。sayu_pompomさんのように、イエローで統一した装飾の中に、キラキラのイエローアクセだったり、イエローのサングラスだったり、イエローのマスコットだったり…と色数はキープしたまま質感で遊ぶ手法も◎。
【ポイント2】飾る場所の選び方
自分の好きなスペースを「装飾コーナー」に仕立てればOK。たとえば、お気に入りのドレッサーの壁やテレビの周辺は、頻繁に目に入る場所なので装飾コーナーにぴったりです。また、部屋の入口付近や洗面所の壁は、人の印象に残るスペースと言われるので、友達を招く機会の多い人におすすめ。ただし、気をつけたいのはベッド周り。重量のあるものを頭上に飾ると落下の恐れがあるので注意が必要です。
◆お気に入りのドレッサーの壁に
◆部屋の入り口付近に
◆洗面所に
◆ベッドわきに
【ポイント3】飾り方のコツ
◆同サイズのものを少数飾る
飾るものの上下のラインを揃え、大きな長方形をイメージして配置するのが基本です。また、飾るものが縦長なら縦長の壁に、横長のものなら横長の壁に装飾すると、しっくりおさまりますよ。
飾るものの上下のラインを揃え、大きな長方形をイメージして配置するのが基本です。また、飾るものが縦長なら縦長の壁に、横長のものなら横長の壁に装飾すると、しっくりおさまりますよ。
◆異サイズのものを複数飾る
複数の場合は、ぎゅっと凝縮して、飾りたいものの数を奇数にするのがポイント。集合体で、幾何学模様を描くようにレイアウトするとこなれた印象に仕上がります。特に、ランダム配置は悩みがちなので、飾るものを最初に床に並べて写真を撮って確認し、ある程度レイアウトを決めてから取り組むのが賢明です。
複数の場合は、ぎゅっと凝縮して、飾りたいものの数を奇数にするのがポイント。集合体で、幾何学模様を描くようにレイアウトするとこなれた印象に仕上がります。特に、ランダム配置は悩みがちなので、飾るものを最初に床に並べて写真を撮って確認し、ある程度レイアウトを決めてから取り組むのが賢明です。
◆吊るして飾る
ナチュラルに仕上げたいなら、麻紐や綿ロープ・ウッドピンチを、シャープな印象にまとめるなら、色味の落ち着いたワイヤーネットにステンレス素材のクリップを準備。吊るして飾る手法は、麻紐やワイヤーでガイドラインを作ってから装飾品を留めるので、ビギナーにもおすすめです。
ナチュラルに仕上げたいなら、麻紐や綿ロープ・ウッドピンチを、シャープな印象にまとめるなら、色味の落ち着いたワイヤーネットにステンレス素材のクリップを準備。吊るして飾る手法は、麻紐やワイヤーでガイドラインを作ってから装飾品を留めるので、ビギナーにもおすすめです。
【実例編】アイテム別 おしゃれな飾り方
壁の装飾方法の基本をマスターしたら、さっそく実例を見ていきましょう。リメイクシートやウォールシェルフといった比較的取り入れやすいツール系から、写真やポスターを飾るアート系、ドライフラワーを用いるナチュラル系までアイテム別にご紹介します。
「リメイクシート」で雰囲気を一新
手軽に部屋の印象を変えられるリメイクシートは、貼って剥がせるタイプが鉄板。柄だったりツヤ感だったりさまざまなものが販売されていますが、特に気をつけたいのはニオイ。物によってはビニール特有のニオイがいつまでも続く場合があるので、実物を確認するかクチコミなどを参考に用意するようにしましょう。haginoroomさんのように腰壁風に貼れば、平面で単調だった白壁に立体感とアクセントが生まれてお部屋がぐっとおしゃれに見えますね。
土橋さんおすすめのリメイクシートはコレ!
土橋陽子さん
壁紙や本舗さんの「hatteme」は、質感も剥がしやすさもピカイチ。事例もたくさんありますし、安心して使えます!
リンク
「ウォールシェルフ」でおしゃれ魅せ
壁にアクセントを付けながら、なおかつ魅せる収納も叶えてくれるウォールシェルフ。excelsior_kanaさんのように、「見せるもの」と「しまうもの」に分けてウォールシェルフを飾るとぐっとおしゃれな空間を演出ができますよ。
リンク
「写真やポスター」で自分らしく飾る
お気に入りの写真やポスターを飾ると、自分らしい世界観が生まれて「帰りたくなる部屋」になるはず。複数枚飾る場合はおさまりのいい奇数にし、額縁を使う場合は壁の傷を考慮して、できるだけ重量の軽いものをチョイスするようにしましょう。
◆土橋さんおすすめの便利アイテム!
土橋陽子さん
額縁を使うとどうしても壁を傷つけてしまうので、片面にノリが付いている「貼れパネ」にポスターカバーをつければ軽量で、飾るものの傷みも抑えられるのでおすすめです!
リンク
「ドライフラワー」でナチュラルに
ナチュラル派ならドライフラワーがベスト。色味はもちろん、長さや形もさまざまな種類があるので、選ぶ楽しさもありますよね。ホコリが溜まりがちなので、掃除しやすい高さ・取り外しのしやすさを考慮して飾りましょう。000.hitomi.123さんのように小枝や麻紐で盛る演出も素敵ですね!
リンク
「ライト」を垂らしてロマンチックに
コットンボールライトや白熱球色イルミネーションを吊るすのも効果的。部屋の奥の角を照らすと、視線が奥まで届くので部屋を広く見せることも可能です。家具のエッジに沿わせたり、壁に飾った流木に絡ませたりと垂らし方もいろいろ。重みで落ちてしまわないよう、しっかりとテープやピンで固定することを忘れずに。
リンク
まとめ
壁の装飾方法も種類が豊富なうえ、写真とコットンボールライト、ドライフラワーとリメイクシートなどアイテムの組み合わせも自由自在。衣替えをするように、壁の装飾も季節に合わせてアレンジしてみてください!