大学も体育の必修授業ってあるの? 服装や靴は何をそろえるべきか確認しておこう
大学の体育が必修科目かどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。
小学校・中学校・高校での体育の授業は学校指定の体操着に着替え、クラス全員で授業を受けるものでしたが、大学の体育は必修科目である場合と選択である場合があります。
また、体育の授業で用意するものも自主的にそろえなければならないケースが多くあることにも注目です。
そこで今回は、大学の体育の授業について受ける際の服装や注意点などをまとめてご紹介します。
大学の授業は必修科目じゃないの?
大学の体育の授業が必修かどうかについては、実は大学ごとに異なります。
大学での体育の授業はかつて全ての大学で必修となっていましたが、1991年に大学設置基準が改正されたことで体育を専門とする学科以外は基本的に必修ではなくなりました。
また、大学によって選択制にするか必修にするかも選べるようになったことで、体育の扱いは大学ごとに管理されるようになったとい背景もあります。
実際の大学の授業では体育が必修・選択の割合がバラバラ
大学における体育の授業が大学ごとに定められていますが、現在でも「体育必修」としている大学が多く見られるという点にも注目です。
例えば、東京大学では体育の授業が1年時の必修となっているように、ほとんどの国公立大学では今でも必修としているところが多くあります。
一方、私立大学では必修・選択の割合が半々だといわれています。
例えば中央大学や明治大学では年次必修ですが、早稲田大学や慶應義塾大学は選択制です。
また、体育の授業が必修であっても、大学や学部によって座学と実技のどちらかを選択して授業を受ける場合もあります。
「大学に入ってまで体育をしたくない」と考えている人は、体育の授業が選択制かどうかなどをあらかじめ詳しく調べておき、進路を決めるといいかもしれませんね。
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教職選択者は必須の場合も
もし、将来的に先生になるための教職コースを選択する場合は、体育は必修科目となる場合が多くあるでしょう。
大学で体育の授業が存在する理由
運動がニガテな人ほど、大学に行ってまで体育を受けないといけないことに苦痛を感じているかもしれません。
大学でも体育の授業が設けられている理由はさまざまありますが、主に体力維持とスポーツに対する論理的かつ実践的知識の習得が目的だと言われています。
体力維持
大学になると必然的に運動しなくなってしまうという人も多いでしょう。
しかし、体育を大学でも授業として取り入れることにより、意識的に体を動かす時間が設けられます。
年を取るごとに体力が低下することを考慮すれば、動かないよりマシかもしれません。
スポーツに対する論理的かつ実践的知識の習得
大学の体育では高校時代までと異なり、用意されている運動分野から好きなものを選択できることも魅力的です。
さらに、ただスポーツの練習をするのではなく、チームプレイやフォーメーションによってできること、スポーツにおけるポジションの役割などを考えながら、種目をより理解できるようになるという点では、これまでの体育とは違った経験を味わえると言えます。
大学の体育の授業はどんな服装にすべき?
大学で体育の授業を受けることになった場合、どのような服装をすればいいかという点は迷ってしまうことでしょう。
大学の体育の授業の服装は、大きく2つのケースが考えられます。
1.大学指定の体操着を購入・着用して授業を受ける
2.学生それぞれで授業用の運動着を用意し、授業を受ける |
詳しく見ていきましょう。
ケース1. 大学指定の体操着を購入・着用して授業を受ける
大学指定の体操着を購入・着用するケースは、女子大で多く見られます。
入学時に指定の体操着の購入についての案内があるので、案内に従って購入用紙にサイズなど必要事項を記入し、所定の場所へ提出して購入するのが一般的です。
指定の体操着は大学生協を通して購入したり、指定のスポーツ用品店で購入したりします。
ケース2. 学生それぞれで授業用の運動着を用意して授業を受ける
体育の授業開始日までに自分で用意しないといけないケースです。
このとき、ふさわしいと考えられる運動用の服装としては以下のようなものが挙げられます。
・ジャージ
・スウェット
・ハーフパンツ
体育の授業を受ける場合は、上記の中から選べば基本的に間違いないでしょう。
大学の体育の授業の服装1. ジャージ
上下ジャージ、または下だけジャージで上はTシャツを着るといったパターンです。
新たに購入するのもいいですが、必修授業が1年間だけならば新しく買うのはもったいないので、すでに持っているジャージを使うのもいいでしょう。
高校で使っていたジャージを使う人も少なくありません。
大学の体育の授業の服装2. スウェット
女性の場合はスウェットを着用するケースも多く見られます。
肌寒い時期なら上下スエット、汗ばみ始める時期なら上はTシャツにするなど工夫するといいでしょう。
ただし、派手なカラーのスエットは避けたほうが無難です。
授業で用いる場合は、黒やグレーなど落ち着いた色合いのものを選択したいですね。
大学の体育の授業の服装3. ハーフパンツ
冬以外の時期であれば、ハーフパンツも候補として挙げられます。
綿素材のものでもいいですし、激しく汗をかくような競技の場合はジャージー素材のハーフパンツを選ぶのも良いでしょう。
また、ハーフパンツは長ズボンよりも動きやすいので、ジャージとハーフパンツの両方をそろえておき、季節によって使い分けてみるのもおすすめです。
男女別おすすめ体育時の服装
男性ならばジャージやハーフパンツ、女性はジャージとハーフパンツに加えてスウェットも候補に入れて用意してみると良いでしょう。
体操着となる服装を準備する際は、履修登録後に探すのが良いタイミングです。
授業開始直前になって慌てたりしないよう、早めにそろえておきましょう。
靴はどんなものをそろえるといい?
体操着となる服の次は靴をそろえなければなりません。
靴も服と同様に大学で指定されている場合は、案内どおりに指定の靴を購入しましょう。
特に指定がない場合は自分でそろえることになりますが、体育の授業が屋内・屋外のどちらで行われるのかによって靴を選びます。
屋外の授業の場合
屋外で授業がある場合は、一般的な運動靴で問題ありません。
自身の足に合った、できるだけ軽くて扱いやすいものを選ぶと良いでしょう。
もちろん、テニスならテニスシューズ、サッカーならサッカーシューズと、選択した競技の専用シューズを購入するのもおすすめです。
屋内の授業の場合
多くの人が悩むのが屋内競技の場合の靴選びです。
屋内で履修する体育の授業の場合も選択した競技の専用シューズを用いるのが最適ですが、単位取得後に普段の生活でも使えるよう一般的な運動靴を選ぶのも良いでしょう。
その際は、体育館の床でもしっかりグリップするよう、できれば「屋内向き」のソールの靴を選びましょう。
中には、高校時代の屋内履き運動靴を使っている人もいるので、用意に間に合わない場合は活用しても差し支えありません。
体育の授業を履修する際の注意点
必修・選択にかかわらず、体育の授業を履修する際は「修了まで続けられそうな競技や種目」を選び、自宅と大学の距離を考慮して選択することが大事です。
修了まで続けられそうな競技や種目
必修科目だった場合、もし途中で授業を受けるのに疲れてしまったり、サボってしまったりすると、単位を取得できずに次の年も体育の授業を受けなければなりません。
また、選択制であっても最後まで続けられないと単位が取得できませんから、時間のムダになってしまいます。
授業時間と自宅と大学の距離を考慮
これまで経験したことのない競技を選んで新しい経験を積むことは大事ですが、続けられる場所・時間帯であるかという点も重要です。
大学から遠い場所にあるグラウンドで行われる科目を避けたり、あまり激しく動くようなスポーツを避けたりするのも、長く続けるためのコツです。
体育の授業が1限目に設定されているケースもあります。
抽選制度のある大学は要注意!
人気のある体育の授業は履修申し込みが集中するため、「抽選」が行われることもあります。
抽選に漏れた場合、残った科目から選ぶことになるため、あまり人気のない種目を選ばざるを得ないことを覚えておかなければなりません。
最初から人気のある科目・種目は避け、第2希望くらいの種目を申請しておくというのも駆け引きのひとつです。
まとめ
大学の体育の授業について、受講する際の服・靴選びの参考情報や、履修する際の注意点をご紹介しました。
体育の授業が必修の大学の場合「大学でも体育あるのか……」とうんざりする人もいるかもしれませんが、大学の体育はカジュアルに楽しめるものがほとんどです。
体育の授業が選択である場合、取るべきか悩んでしまうかもしれませんが、全く体を動かさないよりも「体を動かすいい機会」と考えると前向きに取り組めるかもしれません。
また、体育の授業を通して新しい友達ができるかもしれませんので、大学生活を盛り上げるためにも意欲的に取り組んでみるのがおすすめです。
(中田ボンベ@dcp)
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