フィレンツェのおすすめ観光地20選! インスタ映え確実?! 行かなきゃ損するおすすめスポットを紹介 2ページ目
13世紀、当時のフィレンツェの隆盛にふさわしく「できる限り荘厳に、かつ豪勢である」ことを旨として、ドゥオーモは1296年から172年の歳月をかけて建設されました。白、ピンク、グリーンの大理石の幾何学模様で飾られた美しい外観はかつてのフィレンツェ共和国の力強さを見せてくれます。
華やかな外側とは対照的に、内部はペネデット・マイアードの十字架、大規模な騎馬肖像画やロッビアの彩色陶板による美しいレリーフが飾られています。特に、クーポラ(ドーム状の屋根)に描かれた豪勢なフレスコ画「ヴァザーリ」「最後の審判」は見逃せません。このクーポラには463段の階段があり、登った先ではフィレンツェの街並みを一望することができます。もっとも見逃せないフイレンツェの観光スポットでしょう。
フィレンツェのおすすめ観光地2.シニョーリア広場
シニョーリア広場 は、古くよりフィレンツェの行政の中心として栄えてきた場所で、ヴェッキオ宮と沢山の彫刻の並ぶ彫刻廊ディ・ランツィから構成されます。フィレンツェ市民の憩いの場であり、ダビデ像やネプチューンの噴水の周りにはいつもたくさんの人が集まります。
フィレンツェのおすすめ観光地3.洗礼堂
ドゥオーモ前の八角形の建築で、ドゥオーモ同様美しい色大理石で作られている12世紀の建築「洗礼堂」は、ドゥオーモができるまでは聖堂としても使われていました。
あの有名な叙事詩「神曲」を編纂したダンテもここで洗礼を受けたといいます。3つのブロンズの扉が出入り口になっていて、東の扉には旧約聖書の様々な場面が描かれているのも見どころのひとつです。
扉の黄金の輝きはミケランジェロが「天国の扉」と称する程で、内部のクーポラ部分は「最後の審判」「創世記」などを主題としたビサンチン風のモザイクに飾られていて、厳粛な雰囲気です。
フィレンツェのおすすめ観光地4.ウフィツィ美術館
フィレンツェ観光に来たなら、ここに行かない手はありません。かつてフィレンツェ公国の行政局が置かれていた場所に位置する美術館「ウフィツィ美術館」。貴族たちの財力を結集したルネサンス美術の全てがここにあります。官能的絵画の代名詞ともいえる存在、ボッティチェリの「春」やラファエロの「ひわの聖母」などが展示されており、展示品の総数はなんと2500品。見学にはおおよそ半日ほどかかります。
美術館はダヴィンチ、ミケランジェロらのデッサンや版画が展示されている2階と、絵画の展示されている3階に分けられています。さらに、川の向こうのピッティ宮までを結ぶ「ヴァザーリの回廊」はダヴィンチやティツィアーノらの自画像ギャラリーなどがあります。
フィレンツェのおすすめ観光地5.ヴェッキオ宮
シニョーリア広場を見下ろす力強く優美なゴシック建築、街の紋章を持つ獅子像が特徴的な建物「ヴェッキオ宮」は、かつてのフィレンツェ共和国政庁舎です。
中庭の中央にはイルカを抱くキューピッドの噴水があり、市民たちが集い憩いの場として利用しています。現在も市庁舎として使われていますが、2、3階の宮殿部分は見学することができます。
また、2階の「五百人広間」はフィレンツェ共和国の会議場だった場所で、壁一面のヴァザーリ派のフラスコ画やミケランジェロの彫刻「勝利」で飾られていて豪華絢爛です。
3階に上るとヴァザーリにより設計された王侯貴族の住居「謁見の間」を見学することができ、共和国時代の会議室や法廷として使われた部屋の装飾、大理石や格天井が素晴らしい観光スポットです。