【レシピあり】一人暮らしでも簡単にできる! 広島・西条伝統の味「美酒鍋」の作り方【学生記者】 2ページ目

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■酒都西条が生んだ美食


さかのぼると美酒鍋の歴史は古く、7つの蔵元が駅周辺に集まる広島県の西条市は、明治以降日本酒の町として賑わってきました。酒造りの朝は早く、蔵人(くらびと)と呼ばれる職人集団は、その繊細な舌と手さばきで、日本酒を完成させていました。美酒鍋はそんな彼らのまかない料理として生まれます。

名前の由来は、酒造りの作業過程で服が「ビショビショ」になることから蔵人のことを「びしょ」と呼び、そこから彼らが食べるものとして「びしょ鍋」、現在の美酒鍋(びしゅなべ)が浸透したと言われています。味付けが塩とこしょうであることも、彼らの持つ繊細な舌の感覚を狂わせないための一つの工夫です。野菜のもつ甘み、そして日本酒のもつお米本来の甘みを十二分に引き立てる塩・こしょうというシンプルな味付けにより、美酒鍋は町のまかない料理から伝統料理として、今日まで食卓を温めてきたのです。

◆おわりに

鍋全体の水気が少なくなってきたところで、いよいよ火を止め、食べる準備を始めましょう。ここで一口味見をしてみてください。日本酒のアルコールがすっかりなくなっていることがわかります。蒸す段階でアルコールはすべて飛ぶため、お酒の苦手な人や未成年の人も安心して食べることができます。冬支度の一つとして、美酒鍋という選択肢をぜひ考えてみてください。

<大学生のまずこれステップ>
1.「今日は寒いな」と感じたら晩御飯に美酒鍋をチョイス
2.レシピを確認して買い出しへ
3.温かいうちにいただきます!

文・楽

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