よく耳にする「ワンマン」ってどんな意味? 語源から使い方まで詳しく紹介!

2018/11/14

ビジネス用語

「ワンマンバス」や「ワンマンショー」で使われる、「ワンマン」という言葉。これは元々「one-man」という英語表現からきた言いまわしなのですが、最近ではすっかり日本語として定着しているのではないでしょうか? 今回は「ワンマン」の意味や使い方についてご紹介します。

「ワンマン」ってどんな意味

「ワンマン」の意味や語源

上述したように「ワンマン」は英語の「one-man」からきているのですが、「ワンマンカー」「ワンマンバス」というような使い方は、日本で作られた和製英語となっています※。
ちなみに『広辞苑』では「ワンマン」を次のように説明しています。

ワン-マン【one-man】
(1)「ひとりの」「ひとりで」の意。
「――-バス」
(2)(日本での用法)他人の意見や世評を顧みず、自分の思うままに振る舞う人。
「――社長」
――-カー
(和製語 ~ car)一人の乗務員だけで運行される鉄道車両やバス。
――-コントロール【~ control】
(1)オートメーション化された設備で、1カ所に集めた制御機構を通じて設備全体を操作すること。
(2)一人の意思で全機構を動かすこと。
――-ショー【~ show】
舞台やテレビ番組などで、一人が中心になって演ずるショー。転じて、大勢の中の一人が、まるですべてを一人でしているかのように目立つこと。
(『広辞苑 第六版』P.3043より引用)

日本では「ワンマン」は「一人でする」「一人でできる」という意味で用いられており、「ワンマンカー」「ワンマンショー」というような使い方をするのが一般的になっています。また「ワンマン社長」のように、「人の言うことを聞かずに、一人で何でも決めてしまう」といった、「独裁的な社長」という意味で使われることもあります。

※「one-man」という表現は英語にもあって、例えば「one‐man play」は「一人芝居」という意味で、「one person show」は「一人で演じるショー」という意味になります。

電車やバスで見るワンマン運転とは?

「ワンマン」は次のようにも使われます。

(1)都営大江戸線ではワンマン運転が行われている
(2)都市部を走っている路線バスは、ほとんどワンマンバスだ。
(3)演歌歌手○○さんのワンマンショーが開催されます。
(4)株主総会は常務のワンマンショーだった。
(5)A「契約はうまくいった?」
  B「社長決裁がまだ下りないんだ」
  A「ワンマン社長だからなぁ。社長がうんと言わないと進まないよ」
(6)ワンマンな経営には柔軟性がなく、うまくいかないことが少なくない。

(1)は「大江戸線では、車掌さんが乗車しないで、運転手だけで車両運行が行われている」という意味。(2)も同様に「都市部を走るバスは、車掌さんが乗車しない、運転手だけで運行されているバスがほとんどだ」という意味になっています。(3)は「○○さんという演歌歌手だけが登場するリサイタルが開催される」という意味。(4)も同じように「ワンマンショー」という言葉を使っていますが、こちらは「株主総会では、常務が全てを取り仕切り、まるで常務が一人で何もかも行うショーのようだった」という比喩的な表現です(5)は、契約した企業の社長が「何もかもを一人で仕切る人」という意味で「ワンマン社長」という表現が使われています。(6)も同様の意味で、経営に携わる人間が「一人で人の言うことを聞かず、何でも一人で決めるようだとうまくいかないことが多い」という意味になります。

まとめ

「ワンマン」は、「一人の」「一人で」をあらわす「ワンマンカー」「ワンマンショー」のような使われ方に加え、「自分勝手」「独裁的」を意図する「ワンマン社長」「ワンマン経営」という意味もあります。日本語には一つの単語で複数の意味を持つ言葉も多いので、くれぐれも使い方には十分気を付けるようにしましょう。

(高橋モータース@dcp)

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