「傲慢」の意味は? 例文や対義語で解説

2019/01/18

ビジネス用語

「傲慢」という言葉を聞いたことのある人は多いと思いますが、実際に「傲慢」とはどういう意味なのでしょうか? また、あなたの周りに「傲慢」だと言われている人がいたら、その人にはどういう特徴があるのでしょうか? 今回は「傲慢」の意味や使い方についてご紹介していきます。

傲慢

「傲慢」とはどういう意味?

傲慢を『広辞苑』で調べてみると、以下のように説明されています。

おごり高ぶって人をあなどること。見くだして礼を欠くこと。
(『広辞苑 第七版』より引用)

そして字義では、「傲」は「おごる。思い上がる」を意味し、
「慢」は「自分を偉いと思って横柄な態度を取ること」とあります。
(『新潮日本語漢字辞典』より引用)

このふたつの言葉が合わさることで、「おごり高ぶって人をあなどること」「見くだして礼を欠くこと」という意味になるのです。

「傲慢」の使い方

「傲慢」には、「人を見下す」という意味があるため、「傲慢な人」や「傲慢な態度」のように、「人柄」や「態度」をあらわすときに使われる言葉です。

〈例文〉
・あの人の態度は傲慢で、我慢がならない。
・あんなに傲慢な上司では、部下はなかなかついていかないだろう。
・いつまでも傲慢な態度を取っていないで、自分の間違いを素直に認めるべきだ。

「傲慢」には「思い上がる」というニュアンスがあるため、どうしてもネガティブな意味合いになってしまうのは、仕方がないのかもしれませんね。

「傲慢」と「高慢」の違い

「傲慢」の類語に「高慢」という言葉があります。ほぼ同じような意味合いの言葉なのですが、「傲慢」が「おごり高ぶって人を見下すこと、礼を欠くこと」に対し、「高慢」は「自分が優れていると思い、人を見下すこと」と説明されています。

ただ「傲慢」はその思いが「他人に対しての行動や態度」にあらわれているのに対し、「高慢」は「自分が優れた存在だと思いあがるだけで、人に迷惑をかけることなく、自己完結をしている」ところが違いと言えるでしょう。

「傲慢」の対義語

「傲慢」の対義語には以下のような言葉があります。

謙虚:自分を偉いものと思わず、すなおに他に学ぶ気持があること。
謙遜:つつましく控えめで、素直なこと。
へりくだる:他人をうやまって自分については控えめな態度をとること。

どれも「控えめな様子」をあらわしている言葉です。

まとめ

「傲慢」とは「おごり高ぶって人をあなどること」「見くだして礼を欠くこと」という意味の言葉です。ですので、できるだけ「傲慢な人」「傲慢な態度」というような評価は受けたくないですよね。ビジネスシーンや日常生活で、周囲の人と良好な関係を結ぶには、「謙遜」な態度や「謙虚」に生きることも忘れないようにしたいですね。

(文・イマーゴ)

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