「ちなみに」は敬語? ビジネスシーンでの正しい意味と使い方とは

2018/07/12

付き合い・人間関係

「ちなみに」とは、漢字で書くと「因みに」となり、に述べたことに関連して、あとから補足するときに使う接続詞であり、『ついでに言うとすると』『付け足して言うと』という意味になります。​敬語ではありませんが「ちなみに」を​ビジネスシーンで使うこと自体には、特に問題はありません。結婚式などのフォーマルな場所でも使われることが多いでしょう。​今回は「ちなみに」の意味とビジネスシーンで使う場合の使い方を紹介していきます。

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まずは「ちなみに」の意味を知ろう

例)今日も暑くなりそうだ。ちなみに昨年の夏は仕事に追われていた。

前に述べたことに関連して、あとから補足するときに使う接続詞である「ちなみに」。しかし以下のように、現代では先に述べた話とは直接関係がない内容をつなぐ時にも使うことも増えてきました。

例)今日も暑くなりそうだ。ちなみに我が家のネコは朝から私を起こしてエサを催促した。

暑いことと、ネコの話はつながっていませんね。現在ではこのような使い方も増えてきました。しかし新しい使われ方なので、違和感を示す方もいるのは事実。他の言い方に換えて話す方がビジネスシーンでは有効でしょう。この場合、「ところで」「さておき」などで言い換えることが可能です。

「ちなみに」を使った例文

ちなみにをビジネスのシーンで使うときは以下の例文を参考にしましょう。

・「『本日のスペシャルランチ』はご好評につき売切れてしまいました。ちなみに残っているメニューはこちらになります。」
・「商品はすべて店舗に配送完了済みです。ちなみにサンプルはいくつか残っています。」
・「本日の会議ですが明日の15時にリスケになりました。ちなみに配布物はすでに印刷しております。」
・「本店舗のセールは来週の水曜日から始まります。ちなみに全品30%OFFでご提供いたします。」

「ちなみに」に代わる言葉の使い方と使用例


「ちなみに」に代わる表現も合わせて見ていきましょう。

1.ちなみに=なお

最初の話に補足する表現です。前の話に関連のある内容しか接続できません。疑問形も使えませんので注意しましょう。

例)
正:本日の会議は15時からです。なお、部長は遅れて参加の予定です。
誤:本日の会議は15時からです。なお、部長は遅れて参加の予定ですか?

「なお」は疑問形と接続できないルールです。質問したい場合は「ところで」なら問題ありません。

2.ちなみに=ところで

話を切り替えることができます。疑問形と接続できるので質問したい時に有効です。

例)
正:本日の会議は15時からです。ところで、部長は遅れて参加の予定ですか?
誤:本日の会議は15時からです。ところで、昨日お渡しした資料は返却してください。

話が切り替わっていません。補足に該当するため「なお」の方がベターです。

3.ちなみに=併せて

それから、一緒に、という意味に使います。補足ではなく、最初の話も、後続の話も同じくらい重要な意味を持つということをアピールできます。

例)
正:本日の会議は15時からです。併せて、今からお配りする資料に目を通しておいてください。

15時から会議だということ、そして資料を読まなければならない事が同じくらい重要な案件として表現されています。

誤:本日の会議は15時からです。なお、今からお配りする資料に目を通しておいてください。

「なお」は補足という意味なのでこの場合話の続きを表す「また、」の方が使いやすいでしょう。

まとめ

敬語、丁寧語ではない「ちなみに」ですがビジネスのシーンでは頻繁に使用されます。言葉の意味と使い方を例文を参考に覚えて、マスターしていきましょう。

・執筆:山河丸々(さんが まるまる)

海外で外国人に日本語を教えている兼業ライター。現在はアジア某国在住。日々生まれてゆく新しい日本語と、日本語能力試験に出る日本語との乖離に悩む。
趣味はB級グルメ食べ歩き。

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