セグメントとは?ビジネスやマーケティングでの意味や使い方を例文付きで紹介

更新:2021/10/13

ビジネス用語


セグメントとは「segment」という英単語からきたビジネス用語です。

ビジネスシーンでもマーケティング分野の戦略構想時や、経営及び会計分野でよく出てきます。

使われる場面によって微妙に意味合いも異なってくるので、シーンに合わせて理解できるようになっておきましょう。

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セグメントとは簡単にいうと「区分」のこと

セグメントのビジネス用語としての意味は、ある分野や市場において、特定の基準をもとに細分化または分割した、一つ一つの要素のことです。元々は、英語の「segment」からきており、英単語の意味は「断片」「一部分」です。

セグメントを利用することで、顧客を絞って商品やサービスをアピールすることができ、特定の顧客により刺さる製品開発も可能になります。

ターゲットはセグメントをより細分化した一部分のこと

セグメントと一緒に使われる言葉に「ターゲット」があります。

ターゲットは、セグメントをより細分化した一部分のことを表すマーケティング用語です。

ターゲットを絞り込むことをターゲティングとも言います。

「part」と違いセグメントは全体の中の一部を表す

「一部」を表す単語に「part」もありますが、「part」と違いセグメントは、常に全体の中の一部として捉えられ、もとになる軸に関わっていることを意味しています。

経営や会計分野でのセグメントの意味

経営や会計の分野では、財務の状況を企業内の「事業別」「部門別」「地域別」などに分け、そこからみてくる詳細の情報のことをセグメント情報と呼びます。

多角的な事業に取り組んでいる大企業は、WEB上に事業別のセグメント情報を開示しているところもあります。

広告・マーケティングでのセグメントをもっと詳しく

セグメントは広告・マーケティングジャンルでよく使われる言葉です。

広告・マーケティングでのセグメントを具体例にすると

  • ・同じニーズを持った対象
  • ・同じ地域の住民
  • ・同じ業種・業態を営んでいる中小事業者
  • ・同じ職業・年代のユーザー

のようになります。

セグメンテーションとは

マーケティングの分野において、市場や顧客の分析を行う際に、ある特定のことに関わるものや人の「趣向」「地理的条件」「フィールド」「人口変異状況」など、何らかの基準で区分することをセグメンテーションといいます。

その条件として、4つの基準軸(優先順位、有効性、実現の可能性、計測の可否)などをもとにセグメントすることが有効とされています。

たとえば、自社製品の上位互換製品を販売する際、過去に自社製品を購入した経験のあるユーザーに販促をかける場合に

  • ・個人か法人か
  • ・購入してからどれくらい経過しているか
  • ・購入経路は店舗かWebか

といった項目で区切り分類していきます。

上位互換製品の販促をどのセグメントのユーザーに対して重点的に行うのかや、セグメント別に有効な販促活動を分析するために利用します。

ユーザーセグメント(顧客セグメント)とは

ユーザーセグメント(顧客セグメント)とは、セグメントの中でも自社製品・サービス購入者についてセグメンテーションしたもののことです。

既存顧客についてセグメンテーションすることで、自社製品・サービスのユーザーの特徴を把握でき、今後のマーケティングや商品開発に役立てます。

セグメントを使った例文

セグメントがビジネスシーンでどのように使われるかを例文で紹介します。

マーケティング部門でのセグメントの例文

  • ・市場の消費者層を年齢別にセグメントに分けてみる
  • ・顧客の種類を利用頻度ごとにセグメントして考える

マーケティング分野では、市場や顧客の状況などを分けるときに、どんな軸でセグメント化するのかがカギになります。

資料や会議などで頻出するので、使えるようにしておきましょう。

経営・会計部門でもセグメントの例文

  • ・自社のWEBに事業別のセグメント情報を開示する
  • ・売上高の地域ごとのセグメント情報を分析する

経営や会計部門では、単に区分けするだけでなくその中にある情報も重要視されます。

セグメントは数値と一緒に頻出する用語!必ず使えるようになろう

マーケティングや戦略を練るときには、しっかりセグメント化して考えることが大切です。社会が多様化していく中で、必要とされるものを特定する際に役に立ちます。

また、経営・会計ではセグメントの中からみる情報がどんなものなのかが重要です。

セグメントはビジネスのさまざまな場面で活用される言葉です。しっかり意味を押さえて基礎知識をつけましょう。

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